アンコール遺跡の中でも、ここバイヨンのレリーフは必見とのこと。
壁中に施されたレリーフをカメラにおさめるも、おさまりきらず。
結果、手元に残ったのは何を撮ったのかわからない写真だらけ……。ありがちです。
記憶はあいまいだけど、レポートを書いてみたいと。
第一回廊 東面のレリーフ
チャンパ王国(ベトナム中南部)との戦争に向けて行進中のクメール軍兵士。
高さ4.5mの壁にびーっしりとレリーフ(浮彫)が刻まれています。
こちらがクメール人たち。ピアスをして伸びた耳たぶ、短く刈り上げた髪型が特徴的。
表情も勇ましく描かれてます。
行軍の後方にいるのがこちら、中国人。髪を結い、顎髭が特徴。
クメール人は中国人の軍力サポートを受け、ともにチャンパ王国へ出陣。
レリーフは3段に分かれて描かれているんだけれど、これは遠近法。
上段ほど遠くの景色を描いているんだって。
行軍の後方には、食糧運搬部隊が続きます。
女性も子供も一緒。
犬も一緒。
写真中央に地べたに這いつくばっている方がいますが、この方はご飯を懸命に炊いているのです!
カメに噛まれて後ろを振り返ってるところ。洒落っ気満載のレリーフ。
写真右側の二人組は、お酒をたしなんでいます。
こちらは、生贄にされる水牛。
水牛の血を飲むと戦争に勝利できると信じられていたそうです。
第一回廊 南東面のレリーフ
ハスの花の上で踊るアプサラ。柱(四方向)に描かれています。
胸の部分は、観光客が触っていくもんだから擦り減ってしまったんだそう。
クメール軍とチャンバ軍の水上戦闘の様子。
写真に写っているのがチャンバ軍。船にあふれるほどの人が乗っています。
写真右側には、戦いに負けた人が海に落ち、ワニに食べられている様子も描かれている!
おぞましい……。
戦いに勝てるよう祈る様子。
レリーフの写真は以上。
かなりの量を撮影した気でいたのだけど、振り返ってみたら意外と少ない。記憶ってホント当てにならない
この他に、漁・狩り・炊事・闘鶏・将棋・相撲・出産のシーンに至るまで、生活模様が多数描かれていました。
続いては、四面塔のレポート。
四面塔へ行くまでには、起伏の激しい階段の昇降が待ってますー。
階段の幅が狭くて、昇りはまだしも下りが怖いっ。
四面塔
観世音菩薩の四面塔はテラスに49、5つの塔門を入れて全部で54ある。
ちなみにこの場所は、表情の違う3体の四面塔が一気にみられるところ。
右奥の四面塔について、ガイドさん「京唄子に似てるね」だって。
確かに似てる。ネタ持ってるなーと関心する私。
民族衣装を身にまとった女性出現。
「写真イカガデスカー?」とセールス中。思わずパシャリしちゃった。ごめんね。
四面塔の表情は1体1体違うし、見る角度によっても表情が変わるから味わい深い。
開口部をフレーム代わりに撮影。
修復工事は進められてはいるものの、カンボジア本国自体は活発的に行っていないんだそう。
ガイドさん「徴収した観光料は復旧工事に充てられず、大統領のポケットマネーになってるんです」
とブラックジョーク。
上層部は開放されてはいないものの、記念にと上る人多し。
私たち一行は、ガイドさんに×と言われていたため登れず。
東門近くの入り口
一通り説明を受けた後、自由行動に。
その様子は、アメンバー記事にて。