戦争証跡博物館の後編、いきます。
単なる拘置所や刑務所の紹介だけで留まらず、処刑や拷問方法が図解式で紹介されてます。
決して広くはない展示部屋、ますます息苦しく感じられるのでした。
以下、展示説明文より引用。(スルーしてください)
注水拷問
捕虜は板に強く束縛され、頭が足より低い姿勢で口が雑巾で封鎖される。
そこへ、鼻に送水管がつけられ消毒液または石灰入り水を注水。
水でいっぱいになったお腹を看守たちが踏みつけ、水と血を吐かせる。
おもに女性に使う拷問方法で、出産根絶をもたらす。
ヘビの代用としてガラス瓶も使用。ガラスの断片が女性の性器の中に残っても透明なため
レントゲン写真で見つけるのが不可能、手術で取り出すことができない。
捕虜の剃られた頭の一部に水が小出しされ、2時間後、水滴の代わりに鉄棒が打たれる。
強力な頭痛をもたらし、精神混乱の原因となる。
体重で骨が伸びるためとても痛い。時には、捕虜が吊られた状態で気絶するまで打たれる。
その後、ひもが切られ胸が床に強打し吐血する。
断頭台
フランス植民地時代にベトナムに持ち込まれたもので、20世紀初頭、革命運動弾圧に使用された。
トラ小屋(上から見た様子)
1室、奥行き2.7m×幅1.5m×高さ3mの独房で、特に頑固とされた受刑者を監置していた部屋。
少しでも話し声が聞こえると、天井から石灰粉を撒き散らす。
夏は5~14人、冬は1~2人が1室に監置され、足錠が付けられたまま食事、排泄、睡眠を強いられた。
衛生状態が悪く、命を落とした人も少なくない。
なんと書いてよりのやら。お腹一杯の情報でした…。
その他の展示部屋は、ベトナム人民へどんな国際支援がなされてきたかとか、
平和を願う子供たちの絵画が飾られてました。
日本語解説も多く、見どころ満載の博物館でした。
戦争、反対……。
OPEN:7:30~12:00、13:30~17:00