☆サン・マルコ寺院(Basillica di San Marco) | ENDLESS STORY

Basilica di San Marco

やってきました、サン・マルコ寺院。

建物の一部は修理中で景観は100%じゃないけれど、建築の艶やかさと言ったら圧巻。

建物の前に行列ができるのもうなずける。


日本に帰ってきてから、ふとサン・マルコ寺院の名前の由来を調べてみた。

マルコさんは、キリスト教の新約聖書に収められている福音書の著者の1人なんだね。

(マタイ福音書のマタイ、ルカ福音書のルカ、ヨハネ福音書のヨハネ、

 そして、マルコさんは「マルコ福音書」といった通り。)


エジプトからマルコさんの遺体が運ばれたのが828年。

彼の遺体を納めるために寺院が建てられたというのだから

生前の活躍振り、キリスト教布教に対する貢献度合いがうかがえる。


Basilica di San Marco
入り口上部にある四頭の青銅馬像は全てレプリカ。本物は内部に。(写真撮り損ねた)


Basilica di San Marco

寺院前の行列も、あっという間になくなりようやく私たちの番。

建物を見上げると、極め細やかな彫刻が。


Basilica di San Marco


Basilica di San Marco

入り口付近の丸天井には、旧誓約書からテーマを取って描かれた絵が。


Basilica di San Marco

さらに奥に進むと、マルコさんがその昔眠っていたであろう祭壇にたどり着いた。

射光はわずか、さらに館内の空気がひんやりと感じられて、雰囲気がでてる。


祭壇の裏には、パラ・ドーロ(Pala d'Oro)と呼ばれる寺院を代表する宝物がある。

私たちの行く手を阻むものは、「別料金」と書かれたイタリア語。


カリメロと相談し、「ここまで来たからには観ていこう」とチケットを購入。

Basilica di San Marco
パラ・ドーロを通り過ぎる観光客がほとんどの中、私たちが目にしたのは煌びやかな装飾が。

あまりに霊妙過ぎて、写真に収めることはためらわれた。


大きな額縁に黄金ベースの絵と、黄金ベースの人形(喩えがチープ……)で埋め尽くされていて

当時の栄華がうかがえる。


Basilica di San Marco
こちらは出口付近。決して単調なデザインではないんだな。

Basilica di San Marco
大火でたびたび改装され、そのたびに修復されたサン・マルコ寺院。

ロマネスクやルネッサンス、ゴシック様式とデザインが混在するのも素敵。

次の世代へと受け継いでいきたいものです。