ヴェネツィアのシンボルの1つ、リアルト橋に到着。
「これがリアルト橋かぁ~」
これまでテレビか写真、アメブロのスキンでしか見たことなかったから感慨深い。
リアルト橋は、観光客向けのお土産屋さんで埋め尽くされている。
金銀煌びやかな宝石のお店ばかりが立ち並ぶのは、
リアルト橋が木製で「富の橋」と呼ばれていた時代に、
銀行や商品取引所で賑わっていたときの名残なのかな。
日曜日になると、お店のほとんどが無情にも閉店……。
防犯対策として、頑丈な扉と南京錠を備えている点が非情に印象的。
リアルト橋から眺めた運河の様子。至るところにヴァポレットやゴンドラやらが見られる。
こちらがゴンドラ。1隻約300万円するというから驚きだ。
購入だけでも立ちくらみしそうだが、これだけではない。
納品まで5年、営業ライセンスとして100万円、
ヴェネツィアの歴史や文化に精通し、外国語の知識も求められる……と、
時間とコストが莫大にかかる!
観光業ならではの職業だね、ゴンドリエーレは。
メモ
■リアルト橋
長さ48m、幅22mの太鼓橋であることから、別名「白い巨象」と呼ばれる。
現在の石造りの橋になるまでは木製の跳ね橋で、
銀行や商品取引所で賑わっていたことから「富の橋」と呼ばれていた。
ところが、崩壊したり火災に遭ったりしたため、石造りの橋への変更を余儀なくされる。
1557年ヴェネツィア共和国は、橋の設計案を一般から募った。
ミケランジェロも応募したが落選、アントニオ・ダ・ポンテの案が採用された。