3代目の雪上車に乗って、往復5km、約1時間半の氷原ツアーへと出発
2006年9月17日(火)、本日のメインイベント
コロンビア大氷河 雪上車ツアーへやってまいりました (∩´∀`)∩
雪上車に歴史アリ!というわけで、
本題の雪上車ツアーに入る前に雪上車について触れてみたいと思います。
当時は、キャタピラータイプの乗車定員数が5~6人という小型車でした。
これでは、観光客をさばけないということで改良することに。
路上バスを改良して作られた雪上車、2代目です。
乗車定員数は増えたものの、問題点が2点浮き彫りに。
1点目は、窓が開閉できないよう改良されていたこと。
夏になると車内の温度が上昇し、乗客はゆでだこ状態に。
「シェイク&ベイク(揺れて焼かれる)」なんてニックネームが付けられたほどです。
2点目は、キャタピラーが氷河を削ってしまうこと。
氷河の後退が問題視されていた最中、追い討ちをかけるのはよくない!
このまま氷河を削るくらいなら、ツアー中止だ!との声まであがり、やむなく改良。
そんなわけで、窓の開閉可&キャタピラーからタイヤへの変更を行い
3代目が生まれたというわけです。
雪上車3代目
数々の問題点を改良し生まれたのが今の雪上車、というわけ。
雪上車1台につき、5,000万円~6,500万円。
カルガリーにあるフォーモースト社(農業器具、特殊車両専門)にて製造される特注車なんだって。
(ちなみにカナダには国産車はなく、すべて外車。この雪上車のみ、国産車です。)
雪上車に乗ると、日本の路線バスとは一味違った視界が ヽ(=´▽`=)ノ
それもそのはず、タイヤの大きさが150cmあるため、約3m程の高さから見下ろすことに。
途中、18度の坂道(スキーの初心者コース程度)を下るのだけど、
45度くらいあるんじゃないか?と思ってしまうほど車体がガクッッと傾きます。
そうそう、この坂道を降りる途中、ドライバーの人はブレーキではなくアクセル踏みっぱなしなんだってさ。
なんでも、ドライバーが運転にミスったときでも乗客を守るため、
雪上車はアクセルから足を離すと、強力なエンジンブレーキが利く設計にしたらしい。
……と、長々書いてしまったけれど、雪上車の話は以上でおわり!
続きは、ツアーの話に入ります。