ウクライナ民話ラチョーフ・シリーズ3の絵本です。
おばあさんに頼まれて、松脂たっぷり塗ったわらの牛を作ったおじいさん。
そんな物なんになるんだ?とおじいさんは思ったのですが、このわらの牛が動物に引っ付き、引っ付かれた動物たちはそのまま引きずって歩くので、容易に捕らえることができてしまうのでした。
くま。おおかみ。きつね。うさぎ。
捕らえた動物の毛皮を取ろうと、ナイフを研ぐおじいさん。
動物たちは逃がしてくれたら代わりの物を持ってくると、懇願します。
おじいさんは「きっとだぞ!」と約束し、動物たちを逃がしてやることに。
そうすると次の日、朝から動物たちは約束した物をもってやってきました。
はちみつ。羊のむれ。がちょうやにわとり。耳飾り、首飾り。
こうしてわらの牛は、極貧だったおじいさんとおばあさんに幸せをもたらしたのでした。
めでたし。めでたし。
表題の他に3編収録されています。
このシリーズ、1、2、3で完結しているのですが、廃版になっているため、購入は難しいようです。
amazonでpickできませんでした。
残念・・・
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代わりに福音館書店さんから出版されている『わらのうし』を載せておきます。
こちらは「松脂」が「タール」となっていたり、出てくる動物がくま、おおかみ、きつねで、うさぎは登場していないなど微妙な違いがありました。
でもお話の大筋は同じ。
動物たちはおじいさんとの約束を果たし、めでたし、めでたしです。
ワレンチン・ゴルディチュークさんの絵は、ラチョーフさんの愛らしい動物の画風と全く異なり、こちらも素晴らしいものでした。
おじいさんとおばあさんの生活の様子や、民族衣装が再現されているなど、繊細でリアルな画風がとてもよかったです。
なぜ動物たちはタール(松脂)に近づくのでしょう?
普通の人には思いもつかない理由なんですよねー![]()
そういえば、ウクライナで土嚢を積む人々がボン・ジョヴィの曲を流して作業しているというニュースが一時世界を駆け巡りました。
あれからもう一ヶ月・・・。
