大人の絵本です。。。
年取った貧乏な絵描きは、一人汚い小屋に住み、「夜の絵」を描こうとしていました。
毎晩、夜の空を窓から写生するのですが、気に入った絵は描けません。
ある雨の夜、雨だれの下にコップを置き、たまっていく雨水を見ていると、そこに美しい夜の空の景色が映っていました。
ついに絵描きは、描きたい「夜の絵」をコップの中に見つけたのです!
しかし絵描きは、そこで息絶えてしまいました。
コップをにぎりしめたままこと切れた絵描きの顔には、微笑みが浮かんでいたそうです。。。
コップ・・・雨だれ・・・キラめくお星様・・・。
柚木さんの布の切れ端でつくったコラージュ作品が、いろいろなものに見えてきます。
こちらの絵本、絵は布のコラージュなのです。
抽象的な布のコラージュは、いぶし銀のように静かな光を放ち、お話を引き立てているようでした。
地味だけれど上質な衣を、お話に纏わせたような感じ。。。
私家本を、新たに復刻版として出版したということです。
ぜひご覧になってみてください。
夜の絵 (単行本)
2,200円
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村山亜土さんのお話と柚木沙弥郎さんの絵というお二人の絵本はどれもいいので、ご紹介します
『夜の絵』をはじめ、いずれもお二人が絵本を一緒につくられたことはなく、村山さんの遺稿に柚木さんが絵を描いたそうです。
『雉女房』
お話もいいですが、アート感のある絵がすてきです。
私はこの絵本で柚木沙弥郎さんのファンになりました。
大人が楽しめる絵本です
雉女房
1,870円
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『トコとグーグーとキキ』
かわいいお話と明るい絵。
ず〜っと読み継がれていってほしいと思わせる、子どものための絵本です
トコとグーグーとキキ (日本傑作絵本シリーズ)
39,965円
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