テルマエ・ロマエ | Pig on the Tree official blog

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アイリッシュ フォーク ロック バンド『Pig on the Tree』の音楽日誌

 
“寅さんがウィーンに”これだけでおもしろい。恐らく山田洋次監督は、名作「第三の男」の舞台になったウィーンの街に、モーツァルトやシュトラウスなどクラシック音楽の街に、腹巻き、雪駄の寅さんを立たせたかったんじゃないか。
海外まで行かずとも、大学の大講義室に寅さんを出現させたり、恋に悩む教授の恋の指南役をさせたりしている。
およそかけ離れた、普通なら全く無縁であろう者同士を、敢えて会わせることによって生まれるおもしろさじゃないか。

古代ローマ帝国が、現代日本の銭湯、あるいは湯治場に出会う(タイムスリップする)。掘りの深い顔の国の人が、平たい顔の国の人に出会うというのもおもしろい。まさに平戸彩は平たい顔の国の人に持って来いじゃないですか。

映画「テルマエ・ロマエ」(ローマのお風呂という意味みたいです)は絢爛豪華さにはしるテルマエ大浴場を、もっとローマ庶民のくつろげる風呂はできないかと思い悩むテルマエ技師のルシオス(阿部寛)が、現代日本の銭湯や湯治場にタイムスリップし、日本の風呂に感動、新しいテルマエの想を得るというお話しである。

ローマの大浴場に、底にケロリンと書かれた桶や暖簾に脱衣かご、フルーツ牛乳に富士山ならぬベスビオ山の壁絵があるのはおかしいったらない。

さらに笑えるのが、日本の湯治場の老いた湯治客たちが、古代ローマにタイムスリップし、歴戦に疲れ果て志気の上がらぬ兵士たちを癒やす一大湯治場を造り、窮地存亡の淵に立たされていたローマ帝国を救うという件には、もう脱帽!