ほぼ本番よりメインイベントな前日観光。いよいよ富士ヒルクライムレース本番の日です。
前日寝るまでは雨降りませんでしたが、午前3時起床して外を見ると道路が濡れてるし・・・。いつもの如く、ヒルクライム大会は一日が始まるのが早い・・・。
今年の宿は5年目にして、初の正解の宿でした。静かでゆっくり寝られた。自転車野郎が集まるので、こんな当たり前のことが難しいんですよ・・・。安いところを探しているのが悪いんですけどね・・・
ゴール地点に下山用の荷物を大会運営が運んでくれるんですが、昨年から前日にそれを預かってくれるようになりました
それ以前は大会当日午前6時までに富士北麓公園の所定の場所に持っていくしかありませんでした。そして6時からひたすらスタート時間まで待機・・・ あの荷物置き場で、いわゆる遅刻組を見てるのも不謹慎ながら面白かったのもありますが・・・。そんな力使っちゃって・・・。
昨年からそんなリミットが無くなったので、のんびりスタート時間狙ってスタート会場までの時間を使えます。
ゼッケンや計測チップはあるので、下手すりゃ「宿から」ヒルクライムレースを始めることもできちゃいます・・・
前日に預けるリスクは、大会本番の日の状況の天候急変に耐えられるかぐらいですね。そんなの予想して対処すれば良いのですが。そんなのは当然自己責任。それを決めたのは選手。なのに後日のレビューなどを見てみると、それをグダグダ言う人がいるみたいですね。ま、1万人規模になるといろんな人がいる。
天気予報は外れる
前日寝る前までの天気予報は、午前中はなんとか曇り。山を中心にしている天気予報サイトでも曇り。起きて天気予報をチェックすると、ずっと雨に変わってました。
これまでなんだかんだ言って、会場まで雨でスタートしちゃえば雨がやんでいましたが、ずっと降られたのは今年が初めてですね。
富士ヒルクライムは仲間と参加するわけですが、皆雨にビビって敵前逃亡・・・。自分は、昨年もそうですが悪天候気味の方が走りやすい
今年のスタート待機位置は、例年と異なりゼッケン番号の採番ルールが変わったせいか、スタートゲート付近になりました。
おかげで初めてゲートでのスタート風景を見ることができました。
いつもは公園の上の方でのんびり選抜組のパレード走行を見てました。
自分もいよいよスタートです。
大会前週に椿ラインで軽く身の丈をチェック
と、その前にちょいと脱線。
ゴールデンウィークの神戸サイクリング以降、なんだかんだ言ってまともに自転車に乗ってません、乗れませんでした
そのくせ、ロードバイクフィッティングサービス使って、今のポジションの再最適化をしました。いきなり本番って言うのも怖いので、スバルラインに似てるじゃないかと聞いて時々走りに行く箱根・椿ラインアタック
椿ラインは約13kmで富士ヒルクライムの約半分。身体慣らしには良いかな?と。
ま、なんとか走りました。
みんなごめん、自分が来たから天気が悪いんです・・・。
そう、自分がここに来ようとする日はたいてい曇り・・・。晴れてれば富士山ドーン何ですけどね。自分が唯一ここから富士山を拝めたブログ記事です。
本題に戻る。
今年は楕円チェーンリングを使って登ってみようと思ってました。
以前ヒルクライムで楕円使った時、致命的ではないですが悪い結果だったので恐怖感が残ってました
楕円チェーンリングはロングライドとかふらぁ~っと走るときには良いんですけどね。
椿ライン登り始めると、案の定ちょいと身体が重い。ポジションを変更して慣れてないせいか、脚の筋肉の使い方にちょいとした違和感。攣ったり、おりゃーっと頑張らなくてはいけない状態にはならず、結果的にはベスト更新で2分短縮。喜ぶと言うよりこの不慣れな感触が余計な心配の種になってしまいました
大会までの一週間、会社終わったら無理矢理ルートを坂が多いところに変えたりして、アウターで登る、インナーで登る。チェックしてました。
正直、ポジション変更は精神的な面ではNGだったかな
富士ヒルクライムレーススタート
スタート待機所はちょいと寒い感じでしたが、ほど良い緊張状態でしたね。
ほんと直前までどのように走るか迷ってました。
自分はポイントや関門を何分で通過するような目標設定はしてません。
- 苦手なインナーで軽いギヤでくるくる回して登り続けるか?
- アウターで登るか?
本来?理想はインナーでクルクル回して登るのが良いんでしょうね。でもポジションを外的に見てもらって合わせてもらったとしても、自分はインナーで回して走るのが苦手
確かに軽いので登ること自体は楽ですが、精神的にやられてしまいます。逆に感覚的に疲れが早い印象を受けます。
つか、今年は絶好調
スタートから1kmで判断しようととりあえずアウターでスタート。
それ越えて意外と走れる感触があり、アウターで登り続けることにしました。
以前楕円チェーンリングで参加したとき、残り4kmのタイムアタック計測開始地点で体力を出し切って押し歩きしたい所までダウンしてしまいました。
それもあるので、今年は「ブレずに好調でも一定ペース」を心がけました
今年はほんとひたすら淡々と走ることができましたね。
要因は、
- 遅すぎる人が前に少なかった
- 気温が低かった
のが大きいですね。
以前は進めば「(人の)壁、壁、壁」、如何に左右の隙間を見つけて抜いていくかでしたからね。
昨年からタイム順でスタートするようになり、順調に進めました
ま、なんだかんだ言って今年も左走行キープした方がスムーズだって状況は変わってませんが・・・。右側キープし続ける人って何なんでしょうね
そして「気温が低かった」
昨年初めてブロンズ(90分切り)獲得。昨年も涼しいレース環境でした。
今年は雨が降り続け昨年より、ずっと涼しい感触が続きました。
これが自分にはまさにベスト中のベストコンディション
「あちぃー」って一度も感じなかったのが良かったですね
前回楕円チェーンリングで挑戦したときに死んだ地点を抜けても、まだ行ける感触。
残り3kmのラストの平地部も踏めましたよ
さすがにゴール目前の30mで出し切りましたが・・・。
気になる結果は?


同じブロンズランク内ですが、楕円チェーンリングでこの記録はホント驚きです
感覚として、一定ペースを心がけたせいか昨年(正円チェーンリング)より同じか遅い感覚だったので。
- ペース配分が良かったのか?
- 気温が低かったのが良かったのか?
- 楕円チェーンリングの特性が合ったのか?
- ポジションがジャストミートしたのか?
もちろん、それらの合わせ技なんでしょうけど、ハッキリさせたいところがありますね。
前日ブログでも書きましたが、富士ヒルクライムといったイベントでもないとなかなか来にくい場所。
5年参加してますが、5合目で晴れ間に巡り会ったことがないです。
複雑ですね。太陽がでると、直射日光で熱くなるだろうし・・・
走行時今年のように気温下がって、走りきる5合目だけ超快晴になってくれないかな?
しかし、今大会のDNS(スタートしないでリタイア)が約2,500人って凄いですね・・・。
来年のタイム更新はどうなんだろうな?
自分はいわゆるタイム短縮のための練習はしないので、あとは機材ドーピングなんだろうな
タイヤやチューブを軽い物にしたり、チェーンもスプロケ、(ホイールも決戦用・・・さすがにこれは金銭的に無理だ)もヒルクライムスペシャルにすれば、シルバー達成は難しいけど近づけるかな?
大会は終わりじゃない
自分の富士ヒルクライムはここで終わりではありません。
JR御殿場駅までが、自分のイベントです
何気にこちらの方が嫌な感じもしますね。
スバルラインコースは24km。
御殿場駅は、大荷物を背負いながらの30km。
途中山中湖から篭坂峠(かごさか)登りますからね。
ま、弱虫ペダルにもこのラインは出てきたので、ちょいとテンション上げる要素がありますが。
昨年も今年も雨・・・。篭坂峠以降の下りがやはり怖い。レースと違って「車」がいるんで。138号線車道幅拡げて欲しいですね。
そして無事御殿場駅に着いて本当のゴールです。
今年は意外なタイム更新で気分良く電車に乗れました。
でもなんか自転車の参加大会は「今年はこれが最後」みたいな感じですね。参加予定は幾つかありますが。何だろな?この感覚
来年も期待 どうなるでしょうね