ルサンチマン ブログ -2ページ目

ルサンチマン ブログ

わかんないことだらけ

なぜ「原発」か―感情論では、人類の危機は救えない (ノン・ブック―先見サラリーマン・シリーズ)/祥伝社

¥764
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 成元年に出版された原発推進寄りの論調の本です。図書館に除籍された本としてリサイクルコーナーに置いてあったのでもらってきました。最初にタイの村での電化の効用が挙げられています。生活の向上、食物の貯蔵可、情報共有、電灯で夜に宿題できるなどの教育の面の向上。娯楽の向上とそれによる出生率の低下、安全、所得の向上などなどあり、タイだけでなく電化される前の昔の日本にも当てはまることも多いと思います。
 
 原発の良し悪しの話だと大抵代替エネルギーをどうするかという話題になりがちですが、もっと身近に考えれることとなるとやぱっりどこまで省電力できるかということになるのかなあと思いました。オール電化が推進させられたりしますが、電気がなければコメもたけなくなり、パソコンで遠くの人とコミュニケーションできなくなり、友達の携帯番号も記憶から消えます。代替えエネルギーに出てくるエネルギー効率の数字は色々みてもやはり実感がわきません。東日本大震災のときに計画停電が実行されましたが、やはり実感ともなう個人レベルで考えれるのは電化にたいしてどこまで妥協できるかということに落ち着くんでしょうね。

 ちなみにこの本では、チェルノブイリの事故と比較して日本の原発では人為的なミスなどに対してそれを防ぐシステムがしっかりしているので同じような事故は起きないということが強調されています。しかし津波はおろか地震による被害についてはほとんど言及されていません。この本が原発推進寄りの本だからといえども、このころの地震に対する考えってこの程度のものだったのかとビックリしました。

memo
・エネルギー消費量と寿命の関係
 一人当たりの年間エネルギー消費量が100キログラム以下(石油換算)の当時の国は
 ギニア、ネパール、エチオピアで平均寿命40歳代。一人当たり1000キログラムで
 60歳前後。2000キログラムで70歳前後で収斂。
・フランスでは原発事故のを6段階に分けている。日本の場合せいぜいレベル1程度で2以上のトラブルはないのが実態 p188


ラッシュライフ (新潮文庫)/新潮社

¥704
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 れぞれの人の物語が色々なところでつながって次の物語にへとつながれていく、そんなかんじのミステリー?です。自分の人生も誰かの人生とか関わり、つよく影響されて進んでいくものだ、というのがこの本のメッセージかな?と思いますが、特に強いメッセージ性は見受けられなかったので記憶に残ったフレーズのみ抜粋。
 
 ・「内臓の定義を知っているかい?一つに『自分でコントロールできない』ことが挙げられる。
 ・「プラナリアは水がないと生きれないらしい。」「~水は一箇所にしかないようにするんだ。そこにライトを当てる。~ライトがあたる場所に水があることを覚えるんだな。で、その実験をさらに何度も繰り返した。どうなったと思う?」「~ライトをいくら当てても、移動しなくなった。そうして水がないまま死んだ。」「~とにかくだ、この原始的な動物すら、同じことの繰り返しよりも自殺を選ぶ。」


 本編とあんま関係ないですね(;^_^A
新世界より(下) (講談社文庫)/講談社

¥830
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 年アニメ化された新世界よりの原作です。アニメ版は見ていたので下巻だけ読みました。すばらしい新世界という小説と名前が似てたので気になったのですが、中身も同じ管理社会のディストピアものだったのですぐにハマってしました(;´▽`A``

 なんの種類だったか忘れましたがある種類の狼が、あまりにも他者を傷つけやすい牙をもっているために他者に対して攻撃を抑制する心理機能が働いている という事柄を著者が知ってそれを着想に書き始めた小説なのだそうです。こういったことや生き物同士の政治的かけひきの生々しさなどがこの作品のテーマなのかなあと読んで思いました。
 
 現代の人々もカッターや車など人を傷つける手段は身近でとても簡単にできますから、攻撃抑制、罪の意識による体調不良などは同じように現代の人にもあると思います。さらに今は物理的な攻撃以外に、ネットでの誹謗中傷など精神的攻撃も容易にできやすくなっていると思います。こういう環境が続いていくのであれば、もしかしたら誹謗中傷の書き込みなどにも攻撃抑制らしきものが自動で働くようになったりするかもしれませんね。


ハダカデバネズミ―女王・兵隊・ふとん係 (岩波科学ライブラリー 生きもの)/岩波書店

¥1,575
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 品にこのハダカデバネズミをモチーフにした生き物が出てきます。哺乳類なのにハチと同じく真社会性(女王や不妊の階級がおり、繁殖などの作業を分業する性質)を持っている珍しい動物です。命令などに使う10何種類もの泣き声によってて、それぞれがそれぞれの仕事に従事するように動くそうです。 
 また、普通のネズミよりも長寿でガンになりにくいゲノムをもっているそうです。なかなか面白そうな生き物ですよね。




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 更新がずいぶんと滞ってしまいましたが、これから文章量少なめにして少しずつ更新していきたいと思います。見てる人がいるかどうか不明だけど、せっかくだから続けていきたいと思います(^▽^;)
経営者・平清盛の失敗 会計士が書いた歴史と経済の教科書/講談社
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 家滅亡の原因を、おごりたかぶってたからなどの道徳的な因果ではなく、平氏の宋銭導入とそれにまつわる経済的な利害抗争から説明した本。宋銭に関する話は今年の大河ドラマでも描かれていたみたいですね。内容は平安時代の予備知識が あったほうが理解しやすそうですが、関係する説や知識をわかりやすいように繰り返し書いてくれてたりするので比較的読みやすいです。経済の入門書としても よさそう。


 宋銭が普及すると、当時貨幣として使われていた絹や米の価値が下がり、それらを扱っていた貴族や寺社、領主の収入が減ります。
 源平合戦は、朝廷や源氏などの「絹や米などを基準にした経済」と、平家の「宋銭を価値の基準にした需給の変動相場の経済」のどちらにするかという争いという面があったみたいですね。

 宋銭が普及した理由には仏具の材料になる銅でできているため現物価値があったから、など諸説あるようです。
 外国である宋のお金を使うと、偽造によるリスクやコストを自国で負担しなくていいというメリットがあるそう。ただし、宋銭普及で経済規模が大きくなりそれに比例してどんどん宋銭が必要とされるようになっても、自国で必要な分通貨発行できないデメリットもあります。


結局のところ平家が滅亡した理由には、当時起こった寒冷化・飢饉で宋銭よりも実物的価値のある絹や米の価値が上がり、 逆に宋銭の価値は下がったので兵を雇えなくなり軍事力が低下し負けた、という経済環境の変化によるものがあったたようです。

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用語が太字で書いてある教科書と違って、この本は世の中の変化に関する記述が太字になっているので、主観が入ってしまう可能性はありますがこういう形式のほうが歴史の本らしいよなあ、と感じました。

   memo:
   ・估価法 - 絹1疋=米3石の固定相場を定める - 実質朝廷の通貨発行権
   ・銭貨出挙 - 利息100%のローン → 多重債務者続出
   ・関が原 - 東軍オランダVS西軍ポルトガル の代理戦争?
光る遺伝子 オワンクラゲと緑色蛍光タンパク質GFP/丸善

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 ワンクラゲから取れるエクオリン(イクオリン)という発光タンパク質は、、カルシウムイオンの有無を調べられるのに使えるそう。
エクオリン+カルシウムで青色に発光するので、青く光るかどうかでカルシウムの有無を検出するみたいですね。
 また、カルシウムは実は植物知能に影響しているそうです。寄生植物が栄養を奪う相手を見定めたり、風や接触があった時など情報を処理する信号としての役割を植物の体内のカルシウムが果たしているそう。

 エクオリンを使って植物内のカルシウムを検出して、その動きを見れば植物がどんな情報処理をしているか分かるのかもしれません。
こういった発光物質は体内などのミクロな物質を発光させることで視覚化し、動きを観察するためによく使われているみたいですね。

【シロイヌナズナの発光の様子】 
 

memo:
  ・タンパク質をGFPで発光させる → においを感じる方法を視覚化
  ・タンパク質計算ソフト folding@home
  ・遊離カルシウム濃度 - 遺伝子発現、筋肉など制御
  ・レプチン - 食料制御ホルモン、脂肪たくわえ空腹知らせる
  ・一酸化窒素 - ミトコンドリアエネルギー生産停止制御、血圧、勃起、記憶の形成etc 
  ・バイオトイ
  ・蛍光遺伝子で変色した豚 google画像検索
偶然の確率/アーティストハウスパブリッシャーズ

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 生日などのカテゴリーが50%の確率でかぶる・共有されるのに必要な人数などを求めるときは、次の公式が使えるそうです。
 
 
50%でかぶる場合  1.2*√カテゴリー数. 
95%でかぶる場合  1.6*√カテゴリー数

 
 例えば、誕生日がかぶる生徒の組み合わせが95パーセントの確率でひとつできるようにするには、クラスの人数が 1.6*√カテゴリー数(365日) = 30.57 人いればよい。 つまり逆にいうと、クラスに31人の生徒がいれば誕生日が被る生徒が一組はできててもおかしくないわけです。

 ただこれだとどの二人の誕生日がかぶるのか分かりません。「自分と同じ誕生日の人」などの条件を付けると確率はかなり下がるみたいですね。

   memo:
   ・ちょっとずつより大胆に賭けたほうが儲かる確率が少しだけ高い
   ・デ・フィネッティ 主観確率を客観確率にする方法
   ・ベイズ P(条件A下のB)*P(A) / P(条件A下でないB)* P(Aでない)
   ・標本誤差    1 / √標本数