顕微授精とは?
体外受精をしても精子の数が少ない、運動率の低い人は受精の確率が低くなる。
精液検査で正常でも約20%は受精できない。
その原因は卵を保護している透明帯という卵の殻が原因。
その殻を精子が突き破って卵の中に侵入できないという精子に問題がある場合と卵の質の問題で精子が良くても受精できない場合。
このような場合、顕微鏡で
(卵の細胞質内に1個の精子を注入する卵細胞質内精子注入法)
ICSIをいう特別な操作を行う。
精子の少ない人、無精子症の人でも精巣から精子が見つかれば授精可能なので効果的。
透明帯開口術
良好な受精卵を子宮に戻しても妊娠できない人に効果的。
胚は受精後5~6日で胚盤胞となって最後に胚の殻(透明帯)を破り
中の胚が子宮内に侵入する。内膜が着床の準備を終えていると着床して妊娠が成立する。
hmgの注射で透明帯が硬くなったり厚くなる場合がある。
高齢である場合ほどその傾向があるといわれている。
凍結した胚も透明帯が固くなることが知られている。