燕国 我流育児 -4ページ目

日本の初秋

日本滞在も残す所あとわずかとなりました。

帰国した時点ではまだ晩夏の趣きだったのが

今ではすっかり秋模様。

とても気持ちの良い毎日です。 

  

日本にいる間、北京ではなかなか体験できない

自然の中で遊ぶ楽しさを思う存分に味あわせてあげたくて

いろんな所に連れて行っています。

・・といっても田舎なんで近所ですが。笑

 

 

  

妊娠中ウォーキングをしていた公園へ。

 

ここは岬の突端にある公園で

3方を海に囲まれており、周辺に風力発電の風車が並び、

そこから臨む海の青と空の青の境界が曖昧で

まるで空を飛んでいるよう。

さながら宮崎アニメの「天空の城ラピュタ」です。

  



 

坊はここの2m滑り台がお気に入り。

高所恐怖症気味のアタシは、

坊を追いかけて登るのはかなり怖かった!!

 

 

 

スタンド・バイ・ミー♪

 

学生のころ映画「スタンドバイミー」に影響を受け、

学校から友達と歩いて帰った思い出の線路・・。

途中鉄橋があって、汽車に追いかけられるシーンを実践して

JR職員&学校関係者にかなりお叱りを受けました。

 

・・懲りずにまだやってるわけではなく 

線路は我が家の土地を横切っており、

畑に行くにはここを通らなければいけないのです。

 

坊をリバーに重ねていたけどね♪♪

  


 

「ミノルホドコウベヲタレルイナホカナ」


自然に向き合うと感謝の気持ちとか謙虚な気持ちとか

北京ではついつい忘れてしまいがちな人として大切なものを

思い出させてくれるもんです。


今年は台風が少なく稲が豊作@ひいじーちゃんち。

もう少ししたら今年の新米が食べられますが

残念ながらそのころはもう北京~。

 

  

 

アタシの趣味のひとつ、神社めぐりにも連れてった♪

 

深山の朱鳥居。

中華の色彩とは違うということを感じてくれたかなあ。

っていうか感じてくれ!!

 



 

今回日本で坊が覚えたのは礼節。

 

道祖神に向かって、お稲荷さんに向かって、

お墓に向かって、挨拶したおじちゃんに向かって

葡萄をくれた近所のおばちゃんに向かって

アタマをぺこり。

なかなか様になってきました。

 

 

北京に戻ったら

この成長振りをトーチャンに見せねばね♪

 

 

日本の夏

日本満喫中。


帰国して一週間近く、

坊が突然の人・場所見知り&後追い&夜泣きをはじめて

いっぱいいっぱいだったのですが、 

今はじーちゃん、ばーちゃんにすっかりなついて

アタシにはあまり近づきません。笑

 

 

さて、帰国したら絶対行こう!と

かねてから思っていた海へ行ってきました。

9月といえども我が家近辺はまだまだ海水浴ができるのです♪

 



 


アタシが小さいころから海水浴に来ていた

近所の海水浴場です。

かなりローカルなビーチだったのが

いつの間にか映画やドラマのロケに使われる

それなりに有名なビーチになっていました。  

兄はエキストラとしてしっかりキムタクと共演していたー。笑


 

 

坊、初めての海水浴は

波を怖がってジーチャンにしがみついて

泣きまくっていました~・・。

 

こんなきれいな海なのに

入らないなんてもったいない!!!

 

 

 

やっと泣き止んで砂浜を歩くも

決して海には入ろうとしません。

やはりトーチャンがプールに落としたトラウマか?

 

 

まだまだ夏の余韻を残しているビーチ。

近くで大学生グループがビーチバレーに興じています。

坊は海よりその中のビキニのおねーちゃんに興味があるごたる。

 

 

う~む。

海で遊べよー。

 

これに懲りず、

天気のいい日にまた出かけようと思います~♪

 

 

 

祭りの後~雑記

ついにオリンピックが終りました~。

閉幕式も豪華絢爛、中華お腹いっぱい!な感じで

次の開催地ロンドンのショーと対照的でした。

 

 

閉幕式といえば前回のアテネオリンピックを思い出します。

 

日本が体操で金メダルを取り盛り上がった数日後、

トーチャンの北京赴任が決まりました。

それを聞いてアタシは盛り下がりまくり。

 


上京後やっと生活が軌道に乗り、

新しい仕事への足がかりをやっと掴んだ矢先のこと。

北京になんて行きたくないよ~!!!といろんな人に愚痴ること多々。

 

で、そのときに友人達の慰めの言葉が

「つらいと思うけど・・北京に行ったら次のオリンピックが見られるよ」

でした。

 

そしてオリンピックの閉幕式。

 

サヨナラ!アテネ!!

4年後北京で会いましょう~!!! 

歓迎北京~♪♪

 

クライマックスの華やかな中国人のダンスパフォーマンスに

涙が出て仕方なかった・・。

 

 

昨晩は閉幕式を観ながら 

本当に北京でオリンピックを観たんだなあ・・

と感慨にふけっていました。

 

しかし・・、

ロンドンのパフォーマンスの後に「我愛北京」は無いよなあ。

最後は次の開催国に華をもたせるべきじゃないのか~?!

ギリシャはそうしてくれてたじゃん!

とちょっとイラッとしました。

 

 

そして今日、

スタバでお茶をしていたらこの方にお会いしました。

  

 

 

マラソン金メダリスト ワンジル選手!

 

「おめでとうございますーー!」

と言ったら、

「ありがとうございます。日本人ですか~?」

 

本当に日本語ぺらぺらなんですね~。

いろいろお話させていただきました。

ついでに写真も♪

 

「是非日本でもまた走ってください!

楽しみにしてます♪」

というと

「来年はたぶん東京を走ります!」

ですって~。

 

楽しみですね。

 
 

さてこれからは帰国の準備です~♪

北京よ!しばしサラバ~!!



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ここからはちょっとマニアック新体操観戦記@テレビです。

坊もトーチャンも寝た深夜、NHKとCCTVを両方見ました。



 

スペイン アルムデナ・シッド選手

 

びっくりデス。

まだ現役で頑張っていたのですね。(28歳)

アタシがはじめて見たのはアトランタオリンピックで

まだ10代のやせっぽちの女の子でした。

妖艶でグラマラスな女性になっていましたが、

その当時と変わらず個性的で魅力的な演技でした~。

 

 


 

ウクライナ ベッソノワ選手

 

今回こそ金メダル~!との応援もむなしく

アテネ同様銅メダル。

残念。

 

 

とても愛らしい選手ですが一歩フロアを出るとアスリート.。

勝負の世界を生きている人。

 



 

右 ベッソノワ選手 左 カプラノワ選手

 

ベッソノワ選手の演技でメダルが危うくなってしまったカプラノワ選手。

後続の選手の演技次第でメダルの色が変わるベッソノワ選手。

 

演技が終わってほっとしているかと思いきや

二人とも演技中のにこやかな表情からは想像できない厳しい表情です。

 


NHKは結構こういうシーンをはしょってますが、

個人競技はこういうドラマも面白いわけで

もっと放映して欲しかったなあ~。

 

まあ新体操個人に日本人は出場してなかったし、

フェアリージャパンも決勝に進めなかったので仕方ないのかな。

 

 

新体操はとても見ごたえがありました。

アタシの北京オリンピック観戦は新体操(@テレビ)で

有終の美を飾れました♪

 

選手の皆さん、感動をありがとう~!

次はロンドンで会いましょう~!

 

 


夏の終わり

オリンピックも後半を過ぎ、

ほとんどの競技がクライマックスを迎えています。

 

しかし我が家は野球を見に行って以来

すでにオリンピック熱は急速に低下。

ダフ屋を見つけてチケットを手に入れ会場で応援!よりも

ビール片手に坊をあやしつつテレビ観戦!

というスタイルにシフトです。

 

アタシがあれほど観たいと言っていた新体操も

秋山エリカさんのわかりやすい解説を聞きながら

深夜にまったりテレビ観戦するほうが演技を堪能できるので

会場で観戦するよりも楽しめたりするのです。

実際坊と会場に行ったら全然競技が観られないしー。 

 

 

というわけで日中はもっぱら坊と一緒にお散歩です。

 

 


 

久しぶりの朝陽公園の蓮池。

もう花は8割方散って実になっていました。

夏はもう終わりだな~・・。

 


ここ朝陽公園はビーチバレーの会場です。

オリンピックが始まる前は毎日のように水遣り、芝刈などなど

多くの工人たちが手入れをしてたのですが、

いざオリンピックが始まったらもろもろ放置しているようで

いろんなところに綻びが・・。

 

協賛企業のオリンピック企画の一つだった

「imagine one world」 の展示も

以前の整然とした展示コーナーから一転していました。

 

以前は鑑賞用にきちんとテープで導線を作っていたのが

今はもう作品を適当に並べているだけ。

たぶん雨避けで中央に集めてそのまま・・なのでは?

   



 

 

 

 

作品は一箇所にまとめられて撤収間近っぽい。


 

しかし、展示の仕方はともかく、

これらの作品はとてもすばらしいものばかりです。

 

世界の子供達がオリンピックをテーマに描いた絵の数々は

子供ならではの豊かな発想にあふれ、

色使いやデザインはお国柄が出ていて見ごたえがありました。

 

ちょっと紹介すると・・

 



 

南アフリカ 13歳


 

 

クロアチア 14歳

 

  

 

ウクライナ 13歳

 

 

どれも本当にお上手!

とてもローティーンの作品とは思えませんでした。

もちろん日本人の作品もありました。


全作品とその説明はコチラ


是非観てみてください~♪

 

 

ところで、この展示コーナーの管理をしているのは

公安の方々でした。(制服着ていた)

皆カードゲームに興じたり、昼寝したり、ダレダレ。笑


でもアタシが熱心に作品を見ていたら公安の一人が

これ↓をくれました。

 


 

作品のカードです。

早くさばきたいのかこんなに沢山。笑

 

手前の水泳選手の絵は日本人の作品でした。

北島選手をイメージしたのかな?

  

オリンピックのいい思い出の品になりました。

フフフ。

 

 

すでに北京は秋の空。 

オリンピックが終ったらしばらく坊と日本へ帰ります。

 

我が家の夏も終ったー。 

でも日本で海水浴する気満々♪
 
 

 

 

小学校へ行こう!

友人のお誘いで北京の小学校へ遊びに行くことになりました。

 

連日のオリンピック観戦。

ちょっと今日は小休止。

最近遊びに不完全燃焼気味の坊を

久しぶりに存分に遊ばせることにしました♪

 

 

中国の小学校は日本よりもたぶん警備が厳重です。

高い塀に囲まれ、一つしかない入り口には

警備員が常時目を光らせ、一般の人は入れません。

今日は友人が校長と懇意ということで

学校を見学させてもらえました。  

 

友人の顔パスで校門の中を進んでびっくり!

どこかのテーマーパークかと思いました。  

 


 

ファンシーな建物が並んでいました。

これ学校内の施設の一部です。

銀行、郵便局、売店、薬局、書店、文具店などなど

校内で生活ができそうなほど充実しています。

すごいー!

 

ちなみに校舎はヨーロピアン宮殿風!

 

  

 

白亜の校内!

廊下までしっかりエアコンが効いていて快適~!

夏休みで子供がいないというのにエコに反する!

と思っていたら授業をしていました。

 


 

英語の課外授業のようです。

 

しばらくすると英語で「キラキラ星」を歌う声が聞こえてきました。

「○ィズニーの英語システム」のCMの子みたいなきれいな発音です。

まだ小学校3、4年くらいだと思われるのにすごいなあ。

 

 

 
坊、教室に乱入。

授業中だというのにちょっと遊んでもらいました。

・・アタシへの挨拶は英語でした。

 




 

給食室

 

柱が木、天井には緑がいっぱい♪

椅子、テーブルもカラフルで楽しい給食室です。

 

他、廊下や階段の壁に彫刻がほどこされていたり、

きらびやかな装飾品が飾られていたり・・。

  

この学校はややお金持ちの子弟対象の私立だそうです。

アタシは地方の公立小学校だったのでよく知りませんが

日本の私立もデザインはともかくハードに力を入れているのでしょうか??

 


ひとしきり学校を見学した後

坊を音楽室で遊ばせることにしました。

 



 

中国の音楽室はバレエ教室みたいなんですね~。

広いフロアに椅子と机は端に寄せられ、

一面ガラス張りでバーまであります。

  

聞くとダンスの授業があるからだそうです。

中国人はダンスが大好き!だと思うのですが、

こういった学校の授業から楽しさを学んでいくのかな。

 




 
坊、ここでもやりたい放題です。

食べかけのパンを片手にピアノを弾きまくり。

 

鍵盤にパン屑が挟まったら申し訳ないので

必死に止めようとしていたら逆に学校関係者に

「かわいそうだから遊ばせなさい!」と言われました・・。

  

中国の、この大らかなところが子育てにはありがたかったりします。

 

 

ちょっと見学するだけのはずたっだのが

給食室でとうもろこしを分けて貰うわ

教員室で中国の応援旗であそばれまくるわ

夏休みで暇とはいえ皆さん本当に親切!

 

母子ともども楽しませていただきました。