今日はリハビリだったので
朝イチで大学病院へ行きました

仕事へ行く娘に乗せて行ってもらったから
予約時間より1時間以上早く着き

スタバで朝ごはん






お隣にね

70歳くらいのご夫婦がいらっしゃって
お話が聞こえてきちゃって



ご主人が末期の癌みたい



お二人とも佇まいが美しく
話す言葉も美しい



着てらっしゃるお洋服や持ち物から
たぶんだけど資産家のご夫婦



今まで保険適用外も含め
色んな治療を試されたみたいだけど…

どれも効果がなく

今は痛みを軽減させてもらってるだけのよう



『今の状態がベストだな。
痛みはほとんど感じないから…

だけどこの状態がいつまで続くかは
わからんし…

これ以上痛みが強くなってしまったら
もう眠らせてもらうしかないな』



って



『お父さん、私のことはどう思ってるん?』



『お前はお前の人生を楽しく歩んでほしい』



『でもお父さんがいなくなったら
楽しい人生なんか歩めんよ…』







切ない






車椅子生活をされてるご主人だけど
今は奥様のご希望で自宅療養されてるみたい

でも今日の診察で進行してたら
ホスピスへ入ることもご主人は考えたいって



そしたら財産は全部奥様にあげるから
離婚して自由に生きてほしいって

お世話をしてもらうことが
申し訳ないし

弱っていく姿を見せて
辛い思いをさせたくないって








こんなに仲良しのご夫婦なのに
病気は意地悪だ







席を立たれた時にご主人が
車椅子から後ろを押してる奥様の方へ振り向き



『2人で旅行にでも行くか』



って



奥様は嬉しそうに
前に向き直したご主人の顔をのぞきこんで



『うん』



って





おふたりが素敵な旅行の思い出を作れるように
小さく祈らせていただきました