大切な友人からまわってきた本。
修験道1300年の歴史上、二人目の満行者
塩沼大阿闍梨のお話です。
千日回峰行とは千日ぶっ通しで歩き続けるわけではなく、120日を九年がかりであるく。
途中でやめることが許されず、
それがかなわぬ場合は自ら命を断つという
厳しい掟があります。
一日15時間、山の中を歩き続ける。
高熱があっても、熊に遭遇しても
幻を見ても、恐怖の体験をしても
それらは仏様のプレゼントなのだと思えるのだ
そうです。
その後四無行や炎の八千枚大護摩供を満行後、
得たものとは人とふれあって責めることなく
愛しなさい。
人をどうのこうのと言う前に自分の器を
大きくすること
欲は良くも悪くも生きるエネルギーである
煩悩とはそれを愚痴ること
愚痴らずぶらりぶらりと
そして、一隅を照らす
刺さりすぎる
もっと早くにこの本に出会うべきだったな。