昨夜、金曜ロードショーで『インビジブル2』が放送されてました。
1作目はなかなか面白かったのですが、まさか続編が出てるとは!
基本的に続編は1作目を超えられないジンクスですが、どのようなアプローチで演出しているのか楽しみだったので観てみました。
まぁ案の定でしたが。
と、ここで映画の感想を語るほどでもないので、少し自分で透明人間について妄想してみました。
実際、透明人間になれたとして何が出来て何が出来ないのか?
男性諸兄ならば透明人間になり女湯に忍び込むなんて夢の一つや二つ思春期に抱いたのではないでしょうか。
映画の設定のように既に透明人間化
してしまっている場合、その夢の実現はなかなかに困難を極めます。
自宅から銭湯なり温泉に向かうまでが問題です。
透明人間の最大のメリットと言えば、他人から視認されないということ。
反対に最大のデメリットは他人から視認してもらえないということ。
つまり同じことなんですが重大です。
メリットは言及するまでもありませんので、デメリットについて。
人が社会生活を送る上で欠かすことの出来ないものに、他者との関わりが挙げられます。
これは何も家族や友達、会社の上司、同僚といったことだけではなく、そこらへんを歩いている見知らぬハゲたおっさんも含まれます。
たとえば。
往来を歩いて前から誰か歩いてきたら。相手が避けるか、自分が避けるか。どちらか一方が避けることによりぶつからずに済みます。
もし仮にインビジブル状態だった場合、相手側はこちらを視認することができないので回避行動をとりません。
こちらで全て回避する必要があります。
1対1ならまだしも、複数だったり、車両や動物、機械などなどありとあらゆるものを避けなくてはなりません。
映画の中でもインビジブル状態だったのが災いして車に轢かれるシーンがありました。
あれと同じ。
周りに誰もいないからといっていきなり傘でゴルフスイングする部長。
好きなおもちゃを買ってもらい嬉しさのあまりところ構わず走り回る少年。
急に何かを思い出し、横断歩道をUターンしだすOL。
何をそんなに急ぐことがあるんだ?と思うほどに猛スピードでチャリンコをこぐ中学生。
街なかのゴミからエサを探す為に急降下してくるカラス。
これらのような見えててもかわすのがギリギリなイレギュラーなものも全て回避しなければならんのです。
もし仮に衝突し怪我を負ったならば、それこそ一大事。
透明であるが故に治療もままならない。
こんな不便な状況になってまで女湯を覗きに行こうというならば、それはもはやロマンと言う他にないだろう。
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