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*Novel diary*

あやかし緋扇の小説書いてます*

陵は急いで外へと飛び出し、未来の姿を探す
授業の始まりを告げるチャイムが鳴っても、教室に戻ろうとはしなかった

「未来さん…!」
息を切らし、学校中を走り回った陵
額から汗が滴ると同時に、めまいが襲う

苦しそうに唸りだした陵の耳に、微かな鈴の音


(チリ…ン…)


まるでさっきまでのめまいが嘘のように消えた
ふわりと体が軽くなったような感覚になり、軽い足取りで鈴の音が鳴っている方へと向かった

しばらく歩くに連れ、未来の後ろ姿が目に入る
未来に走って駆け寄るが、なにやら黒いもやに囲まれていた

「未来さん!」
急いでで駆け寄ると、未来はうずくまった状態で青白い顔に冷や汗が浮かんでいる

「…っ……すみません…僕のせいで…」
陵は未来の命が危ないことを悟り、ポケットから緋扇を取り出し、扇を広げた

緋扇は白いやんわりとしたものに包まれる
陵は未来に緋扇をそっと添えていつものように唱えた

「鎮守の神よ──…取り憑かれし者を救い賜え」
すると未来は全体の力が抜けたかのように陵に倒れこむ
さっきと比べて顔色もだんだんと良くなり、汗も引いたみたいだ

未来が倒れこむと同時に、未来の体から黒いもやのようものが、天に消えていった
その瞬間微かに鈴の音が、あたりに響いた───

「今度こそ……安らかに…お眠りください」
陵は空を見上げてそう呟いた




「んん…りょお…?」
未来はごしごしと目を擦りながら陵を見つめる
「あっ、未来さん、気がつきましたか?」

「うん…って、なんでこんなとこにいんの!?あたしさっきまでバスケしてたのに──…」
どうやら猫がとり憑いていた時の記憶は全くないらしい

保健室の時の記憶も、と思わず思い出して頬を真っ赤にする陵
「え、何!?」
「いえ、何でもないです」

陵はふふ、と微笑みながら、こう言った
「さあ、授業に戻りましょう、先生に事情は言ってあるので大丈夫ですよ」


未来は陵に連れられながらもしぶしぶ教室へと戻っていった

やっぱり“あれ”は夢だったのかな───…?
微かに記憶が残っていた未来は、それを夢と勘違いしている

陵に保健室で押し倒されたこと、あたしから陵にキスをしたこと…
夢じゃなくて、いつかそうなったらいいな


終わり


長らく更新お待たせしてしまい申し訳ありませんでしたーヽ(;▽;)ノ!!!
猫化編、これで終わりです!変な終わり方で申し訳ない(´;ω;`)

全然更新してないのにアクセス数が結構あったのでびっくりですヽ(´Д`;)ノ
ていうか4月1回しか更新してない∵

ごごごごめんなさい;;;;

これから更新再開しますのでー!!←
リクエストあればコメントとかにくれると嬉しいですすーヽ(;▽;)ノではー!