その後 | ADHD少年 ぱー君の進化列伝

ADHD少年 ぱー君の進化列伝

4歳でADHDの診断を受けた息子『ぱー君』

ぱー君自身の進化や
彼のサポートに四苦八苦な私の日々の奮闘を書いていきます。

昨日は短縮授業の4時間目までだったけど
やっぱり“人の目が怖い”が消えずに
2時間目で早退してきました。


それでも2時間目まで頑張ってたのは、

毎週水曜日は仲良し4人組でウチに来て遊ぶのが
お決まりになっているから。




ぱー君の心を分かってくれているのか
気にしないでいてくれているのか

早退時、ぱー君の「もう帰るねん」に対して
「じゃあ俺ら学校帰ったらすぐ行くな~!」
と返してくれた。




2時間頑張った達成感と
友達とのやり取りに満足して笑顔で帰れました。




問題のA君はと言うと
クラス担任とぱー君の支援担任の聞き取りを経て
どうして嫌がるぱー君にしつこく聞き続けたり
大声で言ったりしていたのかが分かりました。



「俺が聞きたかったから」

「支援級なのは知ってた」

「答えへんから答えさせたかった」

「嫌がってるのは分かってたけど面白くなった」

「支援級なのは知らんかった」

「支援級は障害のある人が行く所やから
    ぱーは何の障害か気になった」



言ってる事がコロコロ変わる上に
確信犯的なからかいの面もあり、偏見もあり。





さらに

「支援級は“障害者の行く所”ってのは何で?」
の問いには

「お母さんから聞いた」





本当なのかA君の言い逃れなのかは不明だけど

少なくとも聞いた時は心底驚いた。





だってA君のお母さんは
小学校の支援級教員。

STの資格もある人なのです。







まぁ、A君の偏見発言は
真偽のほどは分からないから置いといて…






昨日A君から「ぱー、ごめんな」と
サラッと謝られたらしい。






ドキッとして、前のめりで尋ねた。

「何て答えたん…?」












“許しがたい”
      ってだけ答えて離れたよ。
      ごめんじゃ許せへんもん真顔












ショック・怒り・悲しみ・動揺・心配…etc.

それはそれはな負の感情に飲み込まれていたけど






何という明快な返し!!



清々しいまでに簡潔!!!





あまりに予想外の華麗なる返答に
かなり心が落ち着きを取り戻しましたニヤニヤ







“許しがたい”…


若干のサムライ感に閉ざした心と壁が表れており、
バッサリと一刀両断の意志の強さも見られます。



ふいに笑いそうになりながら
ぱー君そんな言葉も使えるのねと感心しましたキラキラ




その後、家で友達と時間みっちり遊んで

「まだ怖い気持ちはあるけど◯◯達がいるから
    学校に行けそうかもおねがい

と、ぱー君は今朝登校していきました。



やっぱり影と光は同時に存在するんですね。




こればかりは解決はないけど
幸せな時間を増やしてほしいなと思います。