
こんばんは豚袋ライトです。
静岡近辺の皆様、地震は大丈夫でしたでしょうか?つい少し前も首都圏で地震があり、結構揺れたな~と思っていた矢先の大きな地震だったのでちょっと驚きました。今年は本当にいろいろな事が起こりますね。さて、首都圏は台風もそれてようやく夏らしい日を迎えました。夏気分が盛り上がるといいのですが^^
ついこの間、SGTさんのブログを見ていたらレイ・パーカー・Jr.の「ウーマン・ニーズ・ラブ」をとりあげていらっしゃって、大変懐かしく、またひさびさに音にふれたくなりました。
夏の夜にはレイのメロウでソウルフルな声とサウンドはよく合うと思います。レイ・パーカー・Jr.というと一般的には「ゴーストバスターズ」が有名ですが、あの曲を引き受けてしまったことが、彼のキャリアと人気を短くしてしまったように思います、残念。
私にとってのレイは「ウーマン・ニーズ・ラブ」とこの「ジ・アザー・ウーマン」に集約されます。残念ながら「ジ・アザー・ウーマン」は現在廃盤のようですが(泣)
レイは「シャウトしないボーカリスト」なイメージ。どちらかといえば中音域ボイスでメロメロメロウな、そしてブレスがナチュラルセクシーな感じがします。例えば「OH,YEAH」ひとつとってみると、やったるぜ「オゥイェイ~」なねっとりやらしい感じではなくて、ちょっと「クラッと」するくらいのライトなメロウ感。うーん、上手く表現できないな(笑)
いずれにしろ非常に軽快なファンク・コンテンポラリーですね。バックの女性コーラスもホーンセクションも程よい感じです。また、リズムとテンポの一定間に裏打ちされた、安心して聞けるメロディ。なかなか出来そうで出来ない事なんじゃないかな、と思うのですが。
この人の良さは、「程よい心地よさ」を自然にできるところなんじゃないかな、と思います。この辺りのいわゆるAOR的アダルト路線って、過剰に歌い上げたり、感情込めすぎて何って感じだったりあるいはストリングスの大げさな使い方だったり、「どうだメロウだろ、とろけるだろオラオラ」みたいなそうした人たちも多いのですが、ちょっと毛色が違うんですよね。
後からヒットチャートを賑わせるブラックの面々とくらべても、例えばマイケル・ジャクソンのようなパワフルなエンターティメント性でなく、プリンスのようなロック・オリエンテッド&ファンク・ミクスチャーな過激性ではなく、もっと小箱で、対象が少なく、長い夜をまったりと過ごしつつもまた触れたい回帰性みたいな音。それがレイの持ち味のような気がします。かえすがえすも、ゴーストバスターズは本来的な彼の良さを潰してしまい、売れてしまった代償としてギャグ的な虚像イメージを残す結果となってしまったような気がしてなりません。残念。
最後にバラードの名曲を聞きながら締めたいと思います。この曲を聴くとちょっと切ない気持ちになります。まだディスコに残り火のように当時存在していた「チーク・タイム(恥)」よくプレイされていました。ミラーボールに反射するブルーのカクテルライトの光景とあいまって思い出されます。
それでは、また。