TAYLOR DAYNE / TELL IT TO MY HEART (1987) | 極私的洋楽生活

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こんばんは豚袋ライトです。

 

少し前になりますが、HMVのサイトを見ていたら懐かしい名前のミュージシャンを見つけました。しかも10年ぶりに新譜を出したとの事。それが今回紹介させていただく、テイラー・デインです。

 

 

彼女を知ったのは、1987~8年、豚がまだディスコに出入りしていた頃でした。当時はハイエナジーがひと段落し、ユーロビート全盛期に差し掛かった頃でした。コレといったヒットもなく、ダンス・ミュージックもマンネリ気味だった豚の耳にこの曲は新鮮でした。とにかくこの曲が頭から離れず、いったい誰が歌っているのだろうと思いました。

 

 

その曲が彼女のデビューにして最大のヒットであろう「テル・イット・トゥ・マイ・ハート」でした。

 

 

 

 

最初に聞いた時は、その圧倒的な声量と声域、そしてソウルフルかつパワフルなボーカルから、絶対黒人だと思いました。100人中99人はそう思うハズです。それほど濃く、力強い表現力に満ちた声。ところが白人と知りさらにびっくり。またその声がダンサブルなビートにとてもよくマッチングして素晴らしい曲となっていました。ビジュアル的にもマドンナ系譜のグラマラス路線で、時代を感じますが当時はかなり魅力的だったと思います。

 

 

ファーストから他に3曲のヒット。その後すぐさまセカンドを出し、そこからも4曲の全米ヒットを送り出しました。白いチャカ・カーンの称号まで与えられる程の活躍でした。が、彼女のブレイクもここまで。並外れた歌唱力を持ちながら浮き沈みの激しいダンスミュージック世界始まりであったために、その後の路線を定められず、フェードアウトして行ったような気がします。

 

 

彼女の3オクターブをカバーする歌唱力はきちんと若年からクラシックの基礎から学ばれたものらしく、それが土台となっているのには思わず納得です。このアルバムからもう一曲、その確かな実力をご堪能下さい。

 

 

 

 

しかしながら豚が好きだったのは20年も前の話。世の中にとっての10年ぶりの新譜は自分にとっては20年ぶりの新譜に等しい。聞くのがコワイ気がします。でも魅力的なのは、レッチリの「UNDER THE BRIDGE」とストーンズの「FOOL TO CRY」のカバーがある事。デインの声で聞くのはどんな感じなのだろう?でも絶対合いそうな気がする。

 

 

うむむ。。。さて、どうしようかな^^。