東京国立近代美術館の「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」に行ってきました。

もう10日ほど前になるのですが、なんとなくイメージまとまらず、ブログを書くに至らず今日になってしまいました。

この展示のコンセプトは

「セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館はいずれも、大都市の美術館として、豊かなモダンアートのコレクションを築いてきました。本展覧会は、そんな3館のコレクションから共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示を試みます。」

というもの。

 なのですが、こんなこと忘れてぼやーっと見てしまいました。

もうちょっとちゃんと意識して鑑賞すれば良かったのか…

 

ほとんどの作品が写真撮影OKでスマホでパシャっと撮るのも楽しい展示です。

心に留まるもの、周囲の状況が良い時にパシャっと撮りながら、いやいやちゃんとこの目で心に留めるべきだな、とじーっと見たり、

そんな繰り返しでした。

たまたまスマホに収まった作品を挙げていきます。

 

アンリ・マティス 《椅子にもたれるオダリスク》

写真で見るよりはずーっと前に出てくる感じのマティスでした、いいね、素晴らしい!

 

 

パウル・クレー 《黄色の中の思考》

いつも素敵なパウル・クレー、本物と写真では大違い。

 

 

ルネ・マグリット 《レディメイドの花束》

少年マガジンの巻頭特集や表紙以来ずーっと大好きなマグリット、今回も素敵だ!

2015のマグリット展には東京で2回、京都で1回、計3回行きました!

マグリットの描く木はやっぱりいいな。

 

奈良美智 《 In the Box 》

大きな絵でした。静かにこの子と対面したい。

 

ジャン=ミシェル・バスキア 《無題》

 

バスキアの絵をしばらく眺め、通り過ぎてから戻ってきてパシャっと写真撮った男性、なんとなく気持ちわかります。

バスキアいいですよね。この前の(去年かな?)森美術館のバスキア展も良かった。

 

面白いコンセプトだし、いいものいっぱい見せてくれたありがたい展示でした。

でも、なぜか、たとえば森村泰昌、奈良美智、ヘンリー・ダーガー、3つの作品を自分の中でつなげることはできなかった。

ひとつひとつ個別に輝いていたから。

 

ヘンリー・ダーガー写真でなく本物を見たのは初めてでした。

もっと見たかった、写真撮影はもちろんダメ、それに、残念なことに図録に画像もありませんでした。

ヘンリー・ダーガーは高い城壁で守られているらしい。

 

明後日から3泊4日で京都に行きます。

京都でまたアートと出会えるかな?