どうもいっぺ~です。

早いもので私も社会人11年目が終わろうとしています。
一応事務職なので、結構使うのが「ボールペン」
・電話を受けてメモを取ったり
・会議中に資料に追記したり
・送り状を書いたり
・赤でチェックをしたり
・付箋に書いて伝えたり

一日の中でも結構な頻度で取り出すボールペン。
そしてだいたいの場合、急ぎなんですよね。いうか、仕事の中で自然とボールペンを取り出して、スムーズに書く作業に移りたい。

でも、
・一筆目でインクが出なかったり
・狙った芯が一発で出せなかったり
・持ちづらかったり
・バランスが悪かったり
・クリップがイマイチでポケットに戻すのに手間取ったり

そんな小さなことの積み重ねが「ボールペン替えたいんですけど」という欲求になって、これは今のよりいいかも?こっちのがいいかも?と、どんどんにはまっていきました(笑)

そして社会人10年の永年勤続表彰をされて11年目が終わろうとしている今年、ようやくベストなボールペンに出会えましたので、ご紹介させていただければと思います。


ちなみに今までの軌跡はこちら↓
ちょっと高級な多機能ボールペンで仕事のモチベーションがちょっと高まるかも?


今までの多機能ボールペン達



今まで数々の大手ブランド高級多機能ボールペンを使ってきましたが、どれも短命
まぁほとんどが私の使用環境によるものですが(笑)
ズボンの左モモのカーゴポケットに入れているもので、机にぶつけたりするのと、一番多いのは「クリップ」の故障

ジーンズやチノパンのポケットって淵が折り返してあって、厚くなってるので、クリップに結構負荷がかかるっぽいです。
なので毎回クリップが曲がったり外れたり折れたりして使えなくなります。

そして書き心地も様々。
芯はすべてジェットストリームプライムの替芯に変えているので同じ条件なのですが、バランスや持ちやすさの影響がかなり大きいんです。
一見同じにみえるボールペンですが、物によってかなり違います。
バランスでいえばやはり日本の三菱、ジェットストリームプライムが最高でした。

が、クリップは弱い(笑)



最近はモンテベルデのクアドロを気に入って使っていました。
振り子式の3+1ってあまりないので。

ただ最近思うのが、
赤と黒のボールペンだけあれば事足りる。
ってことです。
私は3+1の青を黒の0.7に変えてたので、
・黒0.5
・黒0.7
・赤0.5
・シャーペン
というセッティングで使ってました。
0.7は送り状書くのにいるので。
使用頻度としては
70%・黒0.5
  9%・黒0.7
20%・赤0.5
  1%・シャーペン
という感じ。

正直シャーペンいらね。
0.5と0.7もまぁ2本無くてもいいかなぁと。

選択基準も変わったので、選択肢が増えました。





OHTO JAPANのボールペンがすごかった

オート株式会社というメーカー、ご存じでしょうか。
私は全く知りませんでした(笑)
大正6年から続く老舗のボールペン、文房具メーカーみたいです。
代表商品の「ガチャック」は何となく知ってる!
意外に身近なメーカーでした。
今回は、今年購入して割と気に入ってたモンテベルデのクアドロのシャーペンが戻らなくなり、ボールペンが出せなくなってしまったので、一年経たずして買い替えのためにまたに入りました。
そもそも全く使わないシャーペン部分が壊れたのが納得いきませんが。

3+1に拘らなくなったことで、選択肢が増えたので、とりあえず見た目で探してみました。
そんな中で目に留まったのがこのオート株式会社が作っている2+1の「MULTI」でした。
クアドロはバランスが悪く、正直書きづらかったのでそこは改善したかったポイントであり、高評価。

速攻購入(笑)
マルチにも種類があるので注意。
20K3Aの方です。
3Bは別物。


見た目からもこだわりが見えます。

グリップ部分はウェーブしており、オール真鍮製とは思えない作り。
しかも全体がマットブラック塗装で更にグリップ部分にはボーダー模様の漆のような光沢塗装。
これによってまるでラバーグリップのような摩擦が起き、抜群の握り心地です。

また胴部分は鉛筆のような六角形で、握ったときにクルクル回ることもありません。



そしてバランスも最高です。
適度な前方重心で、ただ握るだけで最適なポジションに。ペンを安定させるための力は全く不要です。






芯が素晴らしい

そして何と言っても特徴的なのが、純正で入っている芯です。
規格は多くの高級多機能ボールペンで採用されている4Cですが、ペン先が普通と違いめっちゃ細い!
普通は三角錐になっていますが、この芯は円錐。
書くときにペン先で死角になる部分が少ないので、これがかなり書きやすい。
また定規などを使う際にも、より正確にラインを引くことができます。

インクの出も非常にいいです。
水性と同じとまではいきませんが、油性にしてはかなり良い。
ジェットストリームは若干粘っこい感じがありますが、それもありません。

普段は全てジェットストリームプライムの替芯に変えて使っていましたが、変える必要がない、というかむしろこの芯に変えたいくらい気に入りました。







クリック感が高級

マルチは芯の出し方が「振り子式」なので、出したい芯の表示部分を上にしててっぺんをクリックします。
同じ方式のロットリングとクアドロはそのクリック感が何となく軽いというか、音も「キャチャン」みたいな高い音で何とも安そうだったのですが、このマルチは「チッ」という低くて落ち着いた高級な音がなります。
値段が三倍ほどするジェットストリームプライムのそれに近いような、良い音です!

こういうのって、結構重要なんですよね。





クリップが厚物対応

歴代の多機能ボールペンの故障原因で断トツの一位が「グリップの故障」でした。
ズボンのポケットに入れるから。
マルチのグリップは、ボディとの隙間が大きく、しっかり厚物に対応しています。
ボディへの固定方法はアヴァンギャルドと似ていますが、隙間があるのでそこまで接合部に付加はかからないでしょう。
一週間経ちましたが、全く異常無し。





塗装は剥げやすい?

これは少し感じます。
使い始めて一週間ですが、前後の端部分が若干剥げてきました。
下地は真鍮の渋い金色なので、まぁいいんですが。




ただ、真鍮に塗装されたボールペン全般にこの傾向が見られるので、マルチが特に弱いというわけではありません。
グリップ部分が剥げるクアドロよりはいいと思います。
ロットリングみたいに上にクリア吹いてあれば強いですが、全く格好よくないので、剥げるけどクリア無しのがいいです。





この質感でこの価格は絶対買い

この質感、性能を見る限り5,000円は下らなそうな気配がありますが、定価はなんと2,000円(税抜き)という破格の安さ!
Amazonなら1,500円くらいで買えます。

色は4色ありますが、シブクロがオススメ。







その他の選択肢

オートには他にも魅力的な多機能ボールペンがあるので、紹介しておきます。



マルチB-2+1
上で紹介した「マルチ 2+1」と良く似ていますが、グリップがまっすぐでザラザラのバージョン。
クアドロに似てますね。
ザラザラグリップが好きな人はこちらですね。
価格は同じ2000円(税別)。




ブルーム
こちらもグリップがナミナミで、更にボディ部分が丸くて細い。
特徴が色々なくなって普通の多機能ボールペンというイメージ。
マルチのが好きですね。
価格は2500円(税別)