「子どもは両親を選んでこの世にやってくる」
「お腹にいた時のことを覚えている」
産科医の池川明先生が研究している
「胎内記憶」
結婚する前に、この胎内記憶を題材にした「うまれる」という映画を観て、
大きな感銘を受けました。
その後結婚し、すぐにでも子どもが欲しい!
というか、すぐできる気がする・・・
と思っていた私。
しかし、思ったほど簡単ではなく、それどころかますます生理不順がひどくなり、
焦りや苛立ちを感じていました。
そんな時、ヨガ友で助産師のjunちゃんから贈られた本。
妊娠、流産、死産、不妊・・・
さまざまなテーマから胎内記憶の話が紹介されていて、
その中で、子どもは両親を選ぶだけでなく、
両親にとって、一番いいタイミングでお腹に宿ることを知りました。
それを読んで、焦りや苛立ちがフーっと消えた。
今じゃない。きっと、子どもができるまでにまだまだやるべきことがある。
もう少しヨガの指導を頑張ろう。
旦那さんと、いっぱい二人の思い出を作ろう。
そんなふうに気持ちを切り替えたら、毎日がとても楽しくなりました。
ひょっとしたら、一生授からないかもしれない。
それならそれが、私達にとっては一番ベストな生き方だと受け入れよう。
そんなふうにさえ思えるようになりました。
大事なのは授かるのが早い遅いということではなく、授かるまでの時間、
例え授からなかったとしても、その状況で、いかに人生を楽しむか・・・
今振り返ると、すぐに子どもを授かっていたら、
あの人には出会ってなかったかもしれない。
あの経験はできなかったかもしれない。
そんなことがいっぱいで、本当にいいタイミングで来てくれたんだなぁと思います。
2年足らずで授かることができ、今思えば案外早かったのですが
本当に授かれるのか・・・
本を読んで気持ちが楽になった私でもやはり、
先の見えない不安に襲われることが幾度とありました。
それくらい、デリケートな問題だと思います。
仕事柄もあり、赤ちゃんを授からず悩んでいる方に、何人も出会ってきました。
でも、あなたを選んだ赤ちゃんが、
お空の上で一番いいタイミングを待っていると思ったら・・・
なんだかあったかい気持ちになりませんか?
そして出産を目前にもう一度この本を読み直して、
お腹の我が子がいっそう愛おしくなりました。
妊娠中の方も、子育て中の方も、不妊の方も、
流産・死産経験のある方も・・・
すべての女性を癒してくれる、オススメ本です。
もちろん、男性も!
そしてこの本をくれたjunちゃんも、ただいま妊娠中
私の周り・・・特にヨガ友の間で、空前の妊娠・出産ラッシュです!
きっとお空の上で赤ちゃん同士もお友達で、
順番についてきてるのかもね