父の階下の独り暮らしのご老人。


部屋で亡くなられてたと、今日、聞いた。


部屋に訪ねて来られていた、ご家族の方の話では、

貧血から、部屋で倒れて、頭を打たれていたとの事。


「お父さんも気をつけてあげてね。」

と、言って下さった。


幸いな事に、我が家の父は、

ヘルパーさんが来てくれる事を喜んでいるので、助かる。


亡くなられていた方は、

家に他人を上げたくない主義だったみたいで、

日長が一日、一人で過ごされていた。


お年寄りには、僅かな段差も、

命取りになる事を、改めて思い知った。


私も、今年の4月、酷いめまいが連続的に続き、

知り合いの病院に、半ば強制的に入院をさせられた。


数年前、過労から来るめまいを甘く見ていて、

2階から落ちた事がある。


あの時以来、吐き気を伴うめまいが続く時は、

無理せず、入院させて貰う。


1日、休養を貰う事が、どれほど大切か、

年とともに、切実に感じる。


人間は、とても強い。

けど、とても脆い。


孤独な時間の中、この世から消えて行った命。


ご冥福を祈らずには、いられない。