朝起きて、おはようって言って、1日が始まる。


最初の声は、大好きな彼に届けたいから、

まだ薄暗い空を、窓越しに眺めながら、

彼からの連絡を待つ。


東の空を見上げている時の、

ゆったりとした、時間の流れが好き。


起きたてのあくびを、何度もかみ殺しながら、

彼を思う、朝の僅かな時間。


今日も愛してる。


そう言って、電話を切る時の彼の声が好き。


何日。ううん。

何百時間も逢えていないのに、

この安心感は何なんだろう。


こんなに逢えないなら、

もう別れようか?


それは無理。

俺たちは、絶対別れない。


意地悪を言っても、動じない彼が、少し嫌い。


でも、嫌いって、言っても、

笑ってやり過ごす彼が、本当は大好きだから。


明日もまた、彼の少し眠そうな声を聞く為に、

早起きして、カーテンを開けて待っていたいと思う。


離れてても、同じ空の下。

心はひとつ・・・・。