先日なばなへ行った後、

「やっぱりヨウと一緒の方が、

もっと楽しかったと思うよ。」

と、私は正直な気持ちを彼に告げた。


その言葉に彼は、

「そりゃそうでしょ。そうに決まってるやん。」

と、当たり前の様に返して来た。


私はその言葉を、100%素直に受け止められず、

「でも、ヨウと一緒に行く日を待ってたら、

一生行けないでしょ!」

と、きつく返した。


「そんな事無いよ・・・。」

少しテンションを下げた言葉を、彼は発した。


決してイヤミや意地悪の気持ちでは無かったけど、

仕事漬けの彼の生き方には、

いつも反発した言葉しか、私は言えない。


実際、私の仕事量も、本当に半端なく多い。


でも、それだけの毎日なんてつまらないし、

生き甲斐が見い出せない。


知り合ってからヨウは、

後少し、後少し・・・と、言い続けてる。


その言葉を聞きながら、

私はもう50を越えてしまった。


これから先、何度逢えるのか?

そんな不安が頭から離れないのは、

きっとと友の死を、目の当たりにしたからだろう。


でも、この先の時間を大切にしたいと願う事は、

決して間違ってはいないでしょう?