何で?


何で、お前しかあかんのか、

そんなん俺にもわからん。


もっと簡単な人を選んだ方が良い?

そんなん、大きなお世話や。


しゃあないやん。

俺自身が、お前しかあかんねんから。


俺は、ほんまに勝手な男やと思う。


仕事ばっかりして、弥生の事、淋しがらせて。


でもな。

弥生にどんなに障害が有ったって、

俺が好きな人は、この世で、お前だけやねん。


ごめんな。

簡単に手放した方が、

弥生の為なんかも知れへんけど。


二度と、お前を失いたくないから。


さよならは絶対に嫌やから。



私が帰宅したのは、11時過ぎ・・・。


ヨウからのメールが届いていた事に

気付いたのは、3時前だった。


こんな事は珍しい。

メールの着音に気付かないなんて・・・・。


よっぽど疲れてるんだな、私。


このメールを見て、涙が止まらなかった。


明日の朝、「有難う」

と笑顔で、言いたいから、

もう少しこのまま眠ろう。