最初から物分りが良かった訳じゃない。


逢えなくても、心が落ち着いてた訳じゃない。


彼の言う事を1番に叶えてあげられる程、大人なんかじゃなかった。


良いよ。と、笑って言える程、寛大じゃなかった。


昔のわたしは・・・。


どうして、わたしを1番に考えてくれないの?

どうして、逢う時間、無理してでも作ってくれないの?


どうして、ちゃんとメールくれないの?

どうして、電話に出てくれないの?


どうして。どうして。どうして。


どうしてが、わたしの専売特許だった。


私と、奥さんのどっちが大事なの?

とまで、聞いた事すらある。


じゃあ、弥生は、旦那さんより、俺が大事って言えるか?

と、聞かれ、

即座に大事だよ。と、答えた事もある。


ヨウの子供が産みたいと、懇願した事もある。


私は、本当に重い女だったと思う。


明日が見えなくて、今の気持ちすら定まらなくて。


一杯、地団太踏んだし、一杯、回り道をした。


でも、その回り道の結果が、今の私。


だから今、恋に悩んで、苦しんで、

自分が見えなくなっている貴女に、言いたい。


悩む事は、成長する過程だと思うから、

悩む事を恐れないで欲しい。


好きだからこそ、悩むし、愛してるからこそ、苦しい。

その苦しみに、真っ直ぐ立ち向かって欲しい。


いつかきっと、答えは見つかる。


今は、トンネルの中にいても、

歩く事をやめない限り、光の射す方に進む事は出来る。


わたしがそうして来た様に・・・・。

あなたは、もっと素敵な貴女になれる。


わたしだって、今の私になれたんだから。



届くかな・・・・・。