この物語は、東京の泉岳寺近辺にある高校の野球部を舞台にした、個性豊かな部員たちが巻き起こす騒動を描いたノンフィクション風の回顧録です。著者が、自らを「動物園」と揶揄するほど風変わりな仲間たちとの過酷かつ爆笑に満ちた練習の日々を綴っています。物語には、アザラシのような風貌の「アザ」や、ユニフォームの着こなしが独特な「東城」、そして破天荒なプレースタイルの「福田」など、強烈なキャラクターが次々と登場します。昭和の熱血指導や理不尽な伝統、合宿での珍事件がユーモアたっぷりに描かれ、著者の青春時代を彩った人間模様が生き生きと表現されています。最終的にはこのエピソードがアニメ化へ向けて動き出すという、現在進行形のサクセスストーリーとしての側面も持っています。
さぁ、ついにワタクシ達の代のエースナンバー「1」を背負った男の登場です!!!
我が高○動物園野球部へ同期トップ入部男!「勝てないエース」の話です!
ワタクシは入学式当日に同じクラスのツーさんとヤマシナ(今後に詳しく登場)と
入部を果たしまして!トップの入部かと思いきや!ワタクシ達より早く!なんと春休みより
練習に来ている1年生がいると言うではありませんか!(2名程)その中の1人!
ワタクシの隣の中学出身とのことでその名は
「千野(ちの)くん」!
華奢な身体が故にユニホームの太もも辺りが膨らんでしまってニッカポッカ(死語)というか
わかりやすく言うと「丹下段平」ルック!なんだかやってくれそうな雰囲気かと思いきや、そうでも
なく・・・一応ピッチャー志望ということらしく・・・。
話は始まって行くのです!
早くから入部していたせいか千野(ちの)くんのピッチングを観ることが出来まして・・・・。
一見、球速は早く見えるがこれまた中身が入ってないような感じでポンポン打たれそうな感じであったが・・・何と!
「正解」!!!でした。
投げ方はまさに往年の「堀内恒夫」といったところでしょうか!
でも・・・お話しした通り!
球が・・・軽いのです!
そしてなんとコントロールもそんなに良くない(特に試合!)のです。
そんな千野(ちの)くん練習試合でも投げるのが結構早かったんですが!タイトル通り!これまた
試合になると!
「星一徹」
が登場するのです!(見た目は全く違います)
そうです!千野(ちの)くんのオヤジです!
もう昔でいうタダの「野球好き」のオヤジ!普段は時計店を営んで夜は渋谷の宮下公園の
パーキングで働いているという変わり種!
このオヤジがまたまた野球に関してはうるさいうるさい!
そして打たれる息子が可愛いくて仕方ない!(アホです!)
とは言え良く千野(ちの)くんの家にお邪魔してご飯を御馳走になりましたが・・・。
さて、そんな千野(ちの)くんに降り注いだ「唇震えた事件」を紹介しましょう!
ある日の練習試合の2試合目!
例のごとく準レギュラー中心のメンバー構成で試合開始!
もちろんピッチャーは千野(ちの)くんでキャッチャーは「アザラシ」!
我が校が後攻での「プレイボール!」
5分・・・10分・・・15分・・・20分・・・・
守備が終わらない・・・何故かダイヤモンドだけがぐるぐる騒がしい・・
気がつきゃ相手は大量得点驀進中!!!
溜まりかねたアザラシが審判にタイムを取り、ピッチャーマウンドへ!
それに続くワタクシ達内野陣(良くある光景です)
アザ:おぉいぃ、全然打たれないからちゃんとサイン通り投げてこいよッ
千野:うッ、うん。
ワタクシ:ビビんなよ!
千野:・・・・・
ここで外野のセンターから福田でしッが!
福田:お~いッ!早くしろよ!こっち打たせろよ!
※相変わらず自信満々大リーガーぶりを発揮してました。
でもってここで初登場セカンド坂本※通称「九」が
坂本:てめぇ、しっかりやれよッ ※かなり怒り口調で!!!
その瞬間、千野くんは・・・・
千野:あう、あう、あう、×50くらい
な、な、なんと!唇が震えていて言葉にならなかったのです!
で、アザと内野陣が定位置に戻って試合再開直後。
「カキ~ン!!!」
やっぱり打たれたのです!
