ここ数年のみかんは、5、6年以上前のみかんと比べて美味しくなくった。
最近のみかんは味が薄くて酸味の旨味がない。
5、6年以上前のみかんは、甘さと酸味が良い具合に合わさって美味しかった。
一個食べたら二個目も食べたくなる位美味しかった。
今のみかんにはそれがない。
糖度は高くなったのかもしれないが、美味しくない。

こうなってしまった原因を自分なりに考えてみました。

テレビなどでいろんな人が何かを食べた後「甘くて美味しい」と言っているのをよく見聞きする。
→「甘くて美味しい」という言葉を頭にインプットされた人が飲食店などで「甘くて美味しい」と言う。
→それを見聞きした飲食店やスーパーなどの店員さん達が『甘いのがウケる、売れるのか』と思うようになる。
→結果売れる。
→果物を作っている農家の方達も『糖度が高い方が売れる、人気が出るのか』と思い糖度が高い果物を作る為に品種改良を行う。
→糖度が高い果物ばかりがスーパーに並ぶ。
→スーパーでは、この果物の糖度は◯度と書いてありますが、『糖度が高いのが=美味しい』と思い込んで買う。
→『この糖度の高いこの味が美味しいっていう事なんだ』と思い込んでしまう。
→結果、糖度が高い果物がよく売れる。
→いろんな果物にも糖度の高さが求められるようになる。

個人的にはザックリこういう事なんじゃないか、と思っています。

甘ければそれで良い、糖度が高ければそれで良い訳ではないと思うんですよね。
今のみかんは、皮がまだ緑色が多く残っている、酸味と甘味が良い具合に合わさっているのが美味しいと思いました。

みかんだけに限らず、今の果物には味よりも糖度が優先されてしまっていないか、1つの価値観だけに傾いていないかと心配になります。
飲食店の店員さんや農家の方達が、『甘くて美味しい』に惑わされず、ご自分の肥えた舌で美味しいと思うものを作っていただきたいなと個人的には思います。