ローマの名所、トレビの泉の魅力に迫る
イタリアの首都ローマには、世界中から多くの観光客が訪れる名所がたくさんあります。
その中でも特に人気なのが、バロック様式の彫刻が美しいトレビの泉です。
トレビの泉は、18世紀に建設された巨大な噴水で、ギリシャ神話の海神ネプチューンの像が中央に立っています。
その周りを神話に登場する様々な人物像が取り囲み、水しぶきを上げる躍動感あふれる光景は圧巻の一言です。
要点: - ローマ観光の人気スポット - バロック様式の美しい彫刻 - 海神ネプチューンを中心とした神話の人物像 - 水しぶきが躍動感を演出
トレビの泉にまつわる伝説と風習
トレビの泉は美しい彫刻だけでなく、いくつかの伝説や風習でも知られています。
有名なのは、泉に背を向けてコインを投げ入れると再びローマを訪れられるという言い伝えです。
また、コインを2枚投げ入れるとカップルになれ、3枚だと結婚できるとも言われています。
毎日大勢の観光客がこの風習に倣ってコインを泉に投げ入れるため、年間約140万ユーロものコインが集まるそうです。
集まったコインは慈善事業に寄付されており、トレビの泉は観光名所であると同時に、ローマ市民の心の拠り所にもなっているのです。
映画の舞台としても有名なトレビの泉
トレビの泉は、数々の映画作品の舞台としても知られています。
中でも有名なのが、オードリー・ヘプバーン主演の名作「ローマの休日」です。
ヘプバーンがトレビの泉で髪を切るシーンは、映画史に残る名場面として広く知られています。
他にも、「甘い生活」や「海外特派員」など、多くの映画でトレビの泉が印象的なロケ地として使われてきました。
映画の中のトレビの泉を見て、実際に訪れてみたいと思う人も多いのではないでしょうか。
トレビの泉周辺の見どころ
トレビの泉の周辺にも、見逃せない観光スポットがいくつかあります。
泉のすぐ近くには、ローマ最古の教会の一つであるサン・ヴィンチェンツォ・エ・アナスタージオ教会があります。
この教会は12世紀に建てられたもので、シンプルながら荘厳な佇まいが印象的です。
また、トレビの泉から徒歩数分の場所には、スペイン広場やスペイン階段もあります。
スペイン広場は、ローマ市民の憩いの場として親しまれている広場で、中央には聖母マリア像が立っています。
そこから伸びるスペイン階段は、「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンがジェラートを食べながら階段を下りるシーンでも有名です。
トレビの泉へのアクセスと注意点
トレビの泉へは、ローマ市内の地下鉄バルベリーニ駅から徒歩数分で行くことができます。
駅から泉までは道なりに進めば迷うことはありませんが、常に大勢の観光客で賑わっているので注意が必要です。
特に夏場は泉の周りが大変混雑するため、できるだけ早朝や夕方以降の時間帯に訪れることをおすすめします。
また、トレビの泉でコインを投げる際は、周りの人に当たらないよう配慮しましょう。
泉の中に入ることは禁止されていますので、マナーを守って見学を楽しんでください。
トレビの泉は、ローマを代表する観光名所の一つであり、美しい彫刻と伝説、映画の舞台としての魅力を兼ね備えています。神話の世界に思いを馳せながら、コインを投げて再訪を願うのもよし、周辺の見どころを巡るのもよし。ローマを訪れた際には、ぜひ足を運んでその魅力を体感してみてください。