海へ向かう車中の会話。
「海は星がきれいに見えるかな?」
「星と言えば、わたしがいつもCUTIEのアパートから自宅へ帰るとき、最近はいつもそれはそれはとてもきれいに見えるよ。」
「PIEちゃんいつも大変だよね。2時とか3時によく起きられるね。
もう俺の部屋に来ない方がいいんじゃないかって思うよ。」
って聞いたらなんだか悲しくなってきた。
最近わたしは彼の部屋に行きたくなくなっていた。
彼もそう思っていたんだ。
泣きそう。
しばらく気付かなかったCUTIEもあんまり黙ってるわたしがおかしいと思ったのか顔を覗き込んでくる。泣きそうなのはバレバレだ。そうやって見られると本当に泣けてきちゃう。
目に溜まっていただけの涙がこぼれだす。
突然泣き出したわたしに意味が分からない彼。
優しく髪を撫でてくれる。運転中なのに。
「PIEちゃん。なんでそんなに悲しい顔してるの?どうしたの?
俺がもう来ない方がいいんじゃないかって言ったから?」
「違うよ。もう大丈夫!なんでもない。」
といっても納得していなくて、このままなんなのか言ってあげなかったら拗ねちゃうそうな感じ。
「最近わたしもCUTIEの部屋に行かない方がいいんじゃないかって思ってたの。
だんだんにものが片付いていくと淋しいから。」
「まだ全然片付いてないのに・・・。」
そういうことじゃないのよCUTIE。わたしにとってはひとつひとつでも結構きついの。
CUTIEはなにか考えているような物悲しげな顔をしてる。
わたしは思ってる事言ってしまったんだから、今度はあなたの番だと促しても言ってくれない。
そうして、後になって、海から引き上げて食事をしている時、実家に帰らない他の仕事も考えてると話してくれた。
わたしは食事をしながら反応できずに、聞き流したみたいになってしまった。
その仕事はとても夢のあるすてきな仕事で、彼には是非やってもらいたい。
今の時点では、この環境では、わたしがなにを言ってもわたしの為に残って欲しいと勝手を言ってるように聞こえるかも知れないから、聞き流したような感じでちょうど良かったのかも。