ひと夏の恋の思い出といえば・・・16歳 高2の夏。
短期ホームスティプログラムに参加して3週間カリフォルニアの田舎町へ。
申し込みが早かったせいか私がお世話になったのは現地のコーディネーター/先生のお宅。
そのおうちは5人兄弟。当時の年齢で上から長男17歳、次男15歳、長女12歳、次女9歳、三女7歳だったかな。
長男君が年上でステキかと思いきや、次男君CORYの方がかわいくてタイプだったのですね~。
初対面からドキドキしてました。若くてかわいかった頃(卒業白書の頃とか)のトム・クルーズみたいだった。
いきなりわたしのでっかいスーツケースを運んでくれたり、扉があればさっと前に回って開けてくれたり。結構今思えばアメリカンボーイにしたら当たり前のレディースファーストでノックダウンされたような。
とにかく優しい人で、私の訳の分からん英語にも付き合ってくれて、映画の話をしたり、学校の話をしたり。
そのプログラムではステイ先の子供たちもLA観光に一緒に行ったり、アメリカンカルチャーを学ぶ授業に駆り出されたりで、彼も部活の合間を縫って進んで参加してました。
一緒にプログラムに参加した仲間たちからは、「CORYはPIEの事好きだよ。みんなにも優しいけどPIEにはもっと優しいしいつも気にしてる」と言われたなぁ。
いつもハートの目で彼を見ていたのが本人にも伝わったのかな。
でもそれまでに自分がステキだと想っている人が自分の事を見てくれる、お互いに好きという状況を経験したことがなく、彼がどんなに好き好きオーラを出してくれても、信じがたいし受け入れ方も分からなかった。
家族だけで週末湖にキャンプに行ったときのこと、キャンプ場からの帰り道キャンピングカーの後ろの席に並んで座った。彼が隣に居るだけでドキドキするのに私は寝たフリをして彼の方に頭を乗せた。彼は黙って動かずに居てくれた。車が止まると髪を撫でて起こしてくれた。向かいに座っていた中学生の長女に後から冷やかされたっけ。彼女もお年頃できっと恋愛話は大好きだっただろうし、それに大好きなお兄ちゃんを取られるような気がしたのかも。
パンクロックとかへヴィメタルが好きだった彼がいつもしてた魔よけみたいなペンダントを見せてもらい、返そうとするよ着けてていいよって。1日中着けていたこともあったなぁ。その夜返すのを忘れて、次の朝彼の部屋をのぞくと上半身裸で寝起きの彼。クラクラしたよ。ちなみに先に出てきた部活動というのはレスリング。程よい背の高さに筋肉がきれいに付いていて顔が小さい割りに首が太くてセクシーだったなぁ。ペンダントを受け取ってわたしの手に触れる。長いこと変な握手みたいな感じで触れ合っていた。そのままベッドに引っ張ってくれればなにか起こっていたかも(!?)
そんなこんな純愛エピソード満載の旅も何事もなく終わろうとしていた。
彼もカリフォルニアも大好きでずっとそこに居たいけどそれは叶わない。最後の夜、寝てしまうのがもったいなくてリビングのカウチから外を見ていた。彼とちびちゃんたちが夜遅くまで付き合ってくれたけど、眠りこけてしまって朝も早いしとそれぞれの部屋へ。しばらくひとりでうとうとしながら切なさに浸ってた。早朝外がだんだん明るくなってきた頃、まだ誰も起きださないうちに彼が部屋から出てきてわたしの横にすわり肩を抱いてくれた。そして腰に手を回す。わたしも彼に巻きついて抱きしめる。見つめ合いどちらからともなくキス。そうする事が最も自然だったように思えた。とろける様なやわらかいキス、でもなんだかちょっと息苦しい。頭がクラクラしてどのくらいそうしていたのか分からない。唇は離れまた抱きしめ合う。今度はもっと強く。彼が言った。“Wow! That was my first” Native EnglishのほんとにWowな時の Wowの言い方に感動しつつ、え!?今なんて?あなたもファーストキスだったの? かっこよくて優しいから女の子も放っとかないでしょうと勝手に何でも経験済みだと思っていたらお互いにファーストキスだった。だからお互いにモジモジしてた訳ですね。
その後一度だけ会いました。留学してカリフォルニアに住みだした1年目に遊びに行って2年ぶりの再会。
遊び人になっていて女の子に電話番号をもらった紙を集めるのが趣味だとコルクボードに何枚もはってありました・・・。彼は少し大人になっていたけど前の方がかわいかったかな。なにも起こりませんでした。再会を楽しみにしていたけどコルクボードに冷めてしまって。
今何してるのかなぁ。大学も卒業して働いてるのかしら。それとも大学院でも通ってるかしら。
彼の中でもわたしはファーストキスの相手として、ひと夏の恋の思い出として残っているのかな。
思い出しながらこれを綴っていたらとても懐かしくなってきたなぁ。写真でも引っ張り出してこようか。