怪奇がやってきた!? | 魔法の呪文をふりかけて…ポンポコ コンコン
おばんです、kiriです。

さぁ、梅雨が明けた。
夏だ。

で、やっぱり夏
やってきた。
怪奇モノの音楽の依頼。
選曲の仕事。

音楽が先に欲しいとのコト。
オイラは、どんな映像なのか、想像しながら
一生懸命、音楽を探した。

さぁ、ここでBGM。
オイラの怪奇モノの音楽の原点はこれだろうなぁ。
もしかすると、怪奇は悲しみと通じるのだろうか。
なんか、オイラは、通じてるよな、気がするなぁ。
大好きなんですよね、この曲。
ヒュードロドロじゃないなぁ、オイラにピンと来る恐い音楽は。

エクソシストのテーマ
Mike Oldfield  Tubular Bells


つい先日。
オイラは、いそいそとスタジオに行った。
いつものように、ナレーション録音の最中にそっとスタジオに入る。
目立たないよう、邪魔しないよう、隅にそっと座り
そっとスタジオにいる人たちを確認する。

ソファーの真ん中あたり、やたら、堂々としている人がいる。
偉そうだ。
誰だろう。オイラは思う。
それにしても、ホント、偉そうだ。
スポンサーさんかな。

ナレーションの録音が終わり、
その偉そうな人に挨拶をしようと思い
オイラは、名刺をもち彼の前へ。

「ご挨拶が遅れましてすみません。
選曲のアイダです」

なんとなく、スタジオのムードが変だ。
ミンナ、キョトンとしてるみたいだ。
ん、なんだ、オイラ、なんか変なこと言ったのか???
ん、ん、ん、なんだぁ?

それから、ミンナ、笑い始めた。
で、大笑いに変わった。

おおおお、なんだぁ。
笑われた。

偉そうなヤツがマスクを取る。
笑ってる。
「アイダさん、イヤだなぁ、僕ですよ、僕」

おおお、そこに見知った顔があった。
謙虚なディレクターのKさんが、そこにいた。

マスク。
手強い。

どうやら、オイラは人の顔を判断するのに
目だけで判断してないみたいだ。
マスクで、鼻と口を隠されると…
ホリョ、こういうコトになってしまう。

このまま、ずっとミンナがマスクをしている状況が続くと
人の区別がつくようになるのだろうか。
自信はない。


つい先日。
オイラは、いそいそとスタジオに行った。
いつものように、ナレーション録音の最中にそっとスタジオに入る。
目立たないよう、邪魔しないよう、隅にそっと座り
そっとスタジオにいる人たちを確認する。

ソファーの真ん中あたり、やたら、堂々としている人がいる。
偉そうだ。
誰だろう。オイラは思う。
それにしても、ホント、偉そうだ。
スポンサーさんかな。

ナレーションの録音が終わり、
その偉そうな人に挨拶をしようと思い
オイラは、名刺をもち彼の前へ。

「ご挨拶が遅れましてすみません。
選曲のアイダです」

なんとなく、スタジオのムードが変だ。
ん、なんだ、この雰囲気は…。

偉そうなスポンサーさんがマスクを取る。

長く伸びた鼻
その下に裂けた口。

おおおおお、スポンサーはなんなんだぁ。
オオカミ男だったかぁ~。
やばい、血を吸われる。
オイラは、後ずさった。

オオカミ男のスポンサーが身を乗り出す。
アリャリャリャ、こっちに来るなぁ。

スタジオにいる全員がマスクを外す。
うわぁ~
狼男だけじゃなかったのか。
ドラキュラも、鬼滅の鬼もいる。

やばい。

そこで、目が覚めた。
恐い音楽がなっていた。
そ、エクソシストみたいな音楽。

そうか、怪奇モノの選曲の途中で寝ちゃったのか。
恐い、恐い夢。

ほっ、夢で、よかった。

でも、もしかすると…

今、街にあふれる人たち全員がマスクだ。
10人にひとりくらい
モンスターが紛れ込んでてもわからないだろうなぁ~。

ありえるような気がする。