長調に惹かれる?それとも短調に? | 魔法の呪文をふりかけて…ポンポコ コンコン
昼間からこんにちは。
kirigirisuです。

映像に音楽をつけるとき、
まず、考えるコトは、映像に合ってるか、どうか。

その次に、音楽に対して決定権をもっている人の感覚。
つまりはどんな音楽が好みか。

例えば
野澤監督の映画に、テクノとかつけられないよなぁ。
きっと監督は、うなってしまうにちがいない。
そういうこと。

そんなコトをずっと考えながら
ちがうか、監督やディレクターたちの顔色を見ながら…
ずっと、ずっと、やってきた。

音楽には、調性ってヤツがある。
長調と短調の2種類。

長調 メジャー
短調 マイナー

小学校のとき、教わったアレのコト。

長調は明るい 短調は暗い。
オイラにも覚えがある。

ところが、そう簡単に言いきれるほど、
音楽は単純ではない。

ちょっと思いつくままに例を2つ。

さぁ、マイナーなのに明るい音楽。
KC & The Sunshine Band  That's The Way



そして、メジャーなのに暗い音楽。
尾崎豊 I Love You



なんだか、自信がなくなってきた。
今、こうやって聞いてみると
尾崎豊は、暗く聴こえない。
おかしいなぁ。
まぁいいか。
ちょっと怪しい例ってことで。
どちらか
お気に入りの方をBGMにしてくださいな。


この仕事を始めて
駆け出しの駆け出しだったころ、
とある音楽の先生に売り込みに行った。

「長調より、絶対、短調の方がいい曲ができるよ」

先生はニコニコしながら、自信たっぷりに教えてくれた。
あれっと思った。

オイラが、すごいなと思う音楽は、短調が少ないのだ。
おおおお、やばい。
オイラの感受性は、通用しないのか。
そうか、短調じゃなくちゃダメなのか。

インパクトがあった。
その言葉は、オイラの心の片隅にずっと残っている。

あの頃から
たくさんの時間、オイラは映像に音楽をつけ続けている。
映像だけでは、飽き足らず、
ブログにもBGMをつけてしまうようにもなった。

オイラが使う音楽は圧倒的に長調が多い。
ん、多分、そうだと思う。
監督の顔色をうかがいながらも
自然にやるとそうなるんだろうな、きっと。

そんな気がする。

あの先生は、短調に惹かれる、マイナー耳だったんだろうと思う。
そして、オイラは、メジャー耳ってことになるのかもな。

さて、今から4,5年前の話。
同業者の仕事を手伝った。
同業者がたくさん受けた仕事の1本をオイラが選曲した。

スタジオ作業が終わったあと
耳打ちされた。

「アイダ君、アイダ君の音楽は、やたらと明るいなぁ」

彼は笑っていた。
ん、どういう笑い?

なんだか、ちょっと複雑だった。
深みがないってコトか。
もしかすっと。

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さぁ、紙芝居の始まり、始まり。