こんばんは、kiriです。
なんだか、コロナによって、
人にとって大切なものが、どんどん無くなっていくんじゃないかな。
人と同じ空間にいる。
人にとっては、すごい大切なことなんじゃないのかと思う。
新しい生活様式は仕方ないと思うけど
今、成長過程にある子どもたちが心配です。
収束することを祈ります。
eagles desperado
駅を降りて、メインストリート。
あんまり広い道を歩きたくないので
いつもメインストリートに沿った裏を走る道を歩く。
駅から、近いところにそのお店を見つけたのは
いつのことだったろう。
古ぼけた赤ちょうちん
民家と見まちがうような店がまえ。
どこにでも、あるような、絶対に高くないだろうな、そんな飲み屋。
多分、流行ってないだろうなぁ。
細々とやってるにちがいない。
去年の秋のある夜のこと。
暗くなり始めたころ、その赤ちょうちんの前を通った。
窓が開いてて…。
オイラは、どういう訳か、覗いてしまった。
カウンターと、数席。
カウンターにおじさんが座り
リラックスした顔で、ビールを傾けていた。
ざっと覗いただけなので他のお客さんは
いたんだか、いなかったのか、それはわからない。
カウンターの中には
おおらかそうなおばさんがいた。
この人は、たいていのことは、笑って聞くんだろうなぁ。
そんな風に見えた。
一瞬の覗き見。
そこに見えた、空間。
優しさみたいなものが垣間見えたと思う。
オイラは、飲むのは好きだけど
1人でお店に入ることは、めったにない。
たいてい、誰かと連れ合って入る。
お店の人とかと喋るのは面倒くさい。
リアルな人間関係で、人を気づかって生きてるのに
お金を払ってまで、またまた気を使いたくない。
なので、1人ではめったに飲み屋には入らない。
10年に一度くらいかなぁ、そんな回数。
家で、1人で飲んでたほうが気が楽だ。
けど、その夜は
やけに惹かれた。
ひとりで、ふら~っと。
その空間に身を置いて
おばさんや、他のお客さんの会話を聞きながら。
人との関係の中でしか
ほっとできないこともあるんだろうな
と、思った。
いつか、入ってみよう。
昨日の朝、
オイラは駅から裏道に回り
急いで歩いていた。
まだ一度も入ったことがない赤ちょうちんの前を通る。
オイラは
扉のところに、見つけちまったよ。
張り紙がしてある。
長い間、ご愛顧いただきありがとうございました。
この度、店を閉めることになりました。
皆さんのご多幸を祈っております。
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アフターコロナでお会いしましょう。
前回、書き忘れましたが
監督は、岡田有甲監督です。