先週の日曜日、初めて高尾山に登ってきました!
登山の経験はほとんどなくて、子供の頃の遠足と、ハワイでダイヤモンド・ヘッドに登ったくらい(笑)
そんな私ですが、リフトもケーブルカーも使わず、1人で高尾山の稲荷山コース(自然豊かな中距離コース)を登りました。
お天気も良く 暖かくて登山日和
このコースは人が少なく静かで
たまにすれ違う人達は 山に慣れているようで
目を合わせてあちらから挨拶してくれる方が多い
狭い道を すれ違うお互いが譲りあって(基本は登りが譲りますが) 会釈も交わしながら 通り過ぎていく
そんな人と人とのゆったりした交流は
都会の雑踏では感じられない 温かさをくれました
なかでも 私が1番魅了されたのは
土の上に露わになった木の根っこでした
乾いた砂で足元が滑ってしまうのを
木の根たちが自然の階段のように 支えてくれて
とても頼もしかった
そして芸術のように 緩やかな曲線や陰影をつくりだして
目にも愉しませてくれている
普段は目に見えない部分の 力強さや優美さに
私もこんな風に 見えないところも根を張って
力強く豊かな人間になってゆきたいなぁ…と感じていました
そして穏やかな自然に包まれていると
心から安心して 辛かった出来事の自分の気持ちを素直に
口に出すことが出来たのです
この数日前
ちょっと早いバレンタインで
彼に喜んでもらいたくて手作りのケーキを焼いたり
張り切って料理を作りました
彼は実際喜んでくれたし
失敗したケーキも味は美味しいって褒めてくれた
なのに私は「もっと喜んで欲しかった…」
とちょっと残念な気持ちでモヤモヤしてたのです
期待したより 喜んでもらえなかった
この痛みは、たぶん彼じゃないな…
彼は恐らく ただ私の中にある痛みを映しただけ
そんな気がして 感情を感じていった先には
幼い頃に お母さんを喜ばせたくて
何をあげたら喜んでくれるんだろう?って
必死に考えて 探していた情景が浮かびました
一生懸命探したのに
あげたら 自分が期待したよりも喜んでくれなくて
ガッカリした…
喜んでくれないなら、あげない方が良かった…!
その時の悲しみを今でも抱えて
誰かに何かをあげるときには すごく慎重になって
相手が喜んでくれないことに敏感になって
恐れている自分に気付きました
幼い私の気持ちに寄り添って 今の私が認めていきました
あなたがどれだけ一生懸命やったのか
頑張ったのか 私が誰よりも知ってるよ
Mieちゃんの相手を喜ばせたいと思う気持ちは
本当に素晴らしくて 大切な優しさだから
相手の反応に関係なく やりたいようにやっていいんだよ
相手のためにしてあげたいという気持ちを
我慢しなくていい
無理して抑えなくていいんだよ
あなたが人のためにしたことは
その相手からではなくても必ずあなたに返ってくるからね
自分の中に湧く 想いに蓋をしないで
そのまま素直に出していたら
必ず周りからも 優しさが返ってきて
さらに愛で満たされていくから
そのままのあなたでいいんだよ…
そう言って 幼い私を抱きしめてあげました
そうしたら
より周りの木々や風や鳥の声が
陽の温かさが はっきりとクリアに感じられて
胸の奥からジーンと温かさが湧き上がってきました
穏やかな空間で流す涙は 誰に遠慮もいらなくて
心に溜まった澱を洗い流してくれるよう
自然の中でじっくり自分と対話する時間は
私の中にある愛が感じられる
大切な 穏やかな とても温かな時間でした