これまで家族のことはこちらのブログでも何度か書いてきましたが…

私が物心ついた時から ずっとあった両親の喧嘩

父の些細なことが気に入らなくて すぐ突っかかる母
父も言い返すから 更にヒートアップして
周りに親戚や友人がいようが関係なし
ドン引くぐらい激しい口論になる

そんなとき 特に辛い状況だったのが
家族で出掛けた帰りの車内

疲労や空腹で不機嫌さの増した母は 口論の果てに

「もういい!私が出ていくわ!」

そう言って 動いてる車の助手席のドアを開けて車を降りていきましたポーン(今考えるとめっちゃ危ない笑)

そして見知らぬ土地(山の中とかもあった)をスタスタ歩いていく母 父もそのまま車を走らせる

「お母さん置いてっちゃイヤー!」

幼い妹は私の隣で号泣えーん

私は「お父さん、こんなとこで置いてったら風邪引く!早くUターンして戻って!」

何とかしなきゃと必死でお父さんに命令してたムキー

そんな経験が何度かあった

まだ小学校低学年だった私には衝撃が強すぎて
すごいトラウマになっていましたチーン
(そのうち慣れて放っておくようになるけど笑)


だから、中学生くらいになってからも
車内で喧嘩が始まると「また始まった…」と諦め始めるクセがついていました

夫婦喧嘩が始まると止められない

私にはどうすることもできないんだ…ショボーン

大人になってからも ずっとそう思っていました




それが、つい先日のコロナ禍の最中行ってきた金沢旅行(お墓参り)で、塗り替えられるような体験が起きたのですイチョウ


↓旅行前にあった出来事はこちらラブラブ

久しぶりに会った父と母は とても喜んでいて

コロナのお陰で 久しぶりに会えただけでも凄いことキラキラと喜び、すごく感謝していてキョロキョロ

食事したお店でも何を食べても美味しいと言って終始笑顔でご機嫌だったイエローハート




そして この日はホテルのすぐ近くのお店だったから歩いてすぐだったけど

次の日は車で30分くらいかかる金沢の市街地で お墓参りと観光をして 夕食も食べて 運転して帰ってくる予定

「さぁ、果たして2人は喧嘩するのか?!」

私はコロナ対策で別の部屋だったので ひとりドキドキそわそわしながら眠りに着きました(笑)

そして翌日

車で移動して まずはお墓参りへ

お祖母ちゃんの眠る墓地は 市街地からちょっと山を上がったとこにあるので ガチで熊が出るとのこと

少人数で行く場合は車ですぐ近くまで行って 大きな音を出しながら参るように言われていたので

大音量でラジオで音楽をかけて なんとも賑やかなお墓参りにルンルン笑い泣き


お祖母ちゃんが亡くなった約3ヶ月前は 話を聞くだけで泣いていたのに 

あまりの賑やかさと 11月とは思えない暖かさとポカポカ陽気
まっさらな青空の中 真上を飛行機がゴーッと飛んでく

そんな平和な今があふれ過ぎて 
幸せすぎて泣けなかった照れ

ちょうど紅葉も見頃でなんとも良い時季キラキラ



お墓参りが終わった後 お昼にお寿司を食べに行くことに


行きたかった人気店は2時間待ちで諦めて

なんとか見つけた小さなカウンターのお寿司屋さん

葉っぱの上に置いてくれるのなんか素敵ラブしかも親切な大将クローバー

ここでお母さんと私はビールを飲んで お父さんは飲めないし運転手だからウーロン茶

ウチではお父さんが運転するのは当たり前になってて
お母さんや私は飲んじゃって運転できないくせに お父さんが車擦ったり運転危なかったりしたらワーワー騒ぐあせる

だけどよく考えたらそんなの可哀想だ 

そう思った私はせめて出来ることをしようと
駐車場から車を出す時に 外で誘導した 
そしたらお母さんも一緒になって 3人で協力して狭い駐車場から無事に車を出せた爆笑


そして兼六園に行って 
綺麗な紅葉の庭園を眺めて3人でのんびり歩きました照れ



そして運転してホテルに帰ってくるまで
結局父と母は一度も喧嘩になりませんでしたびっくりキラキラ


夜はホテルに帰ってからもたくさん話しましたほっこり

私が小さかった頃に 一人で部屋に置き去りにしてしまったことを母が今でも後悔してることや

懐かしい大好きだった曾祖母ちゃんの話で 一緒に泣いたり


次の日に空港まで送ってくれて

別れるときにいつも「寂しい」と泣く母が 今回は泣きませんでした
すごく嬉しそうに笑って見送ってたお願い


飛行機に乗り込む直前に 飛行場の屋上から手を振ってる父と母が見えて 私も全力で手を振り返しましたドキドキ


それからしばらく経った今 

母は以前より電話をかけてくることが少なくなって
私からかけることが増えて 

以前より穏やかに気楽に本音を話せるようになって 私自身がすごく楽にいられるようになっています照れキラキラ