レンズのお話2・・絞りって何? | 汗っかきカメラマン東奔西走

レンズのお話2・・絞りって何?

レンズには人間の瞳のように
大きくなったり、小さくなったりして
一気に通す光の量を調整する部分があります。
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この機構を「絞り(絞り)」といって、記号F(エフ)で度合いを表します。

実はこの絞りという機構が
また後日説明する「ボケる・ボケない」に大きな影響を与える要素で
この絞りを説明しない限り撮影技法は語れない・・というほど重要な機構です。
(詳細は後日に)



Fは数字が小さいほど穴の面積や直径が大きくなり
数字が大きいほど穴の面積や直径もちいさくなります。

またこれ以上穴の直径が大きくならない=Fの数字がが小さくならない状態を
特に絞り開放と言っています。

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この絞りの機構は必ずあって
ちょっと前のカメラではレンズに絞りを調整する部分があって

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オレンジの丸の部分(絞りリングと言います)を回して
調整していましたが

最近はカメラのボディでもっと細かなステップで
精度よく調整できるようになったので、
絞りリングは新しい設計のレンズでは
なくなってきていますね。

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同じ規格のレンズで絞りリングのあるもの無いもの。


$汗っかきカメラマン東奔西走カメラ本体で絞りをコントロールできる物


レンズに絞りリングがないからと言っても
絞り自体がないのではなく、
絞りの機構は付いてます。
また、レンズに絞りリングがある場合でも
カメラボディでコントロールできるカメラとレンズの組合せは多いです。


この絞りは、人間の瞳と同じで
カメラに通す光の強さを
コントロールする物です。


明るくい場所では、絞りを絞って(F値を大きくして)使い
暗い場所では絞りを開けて(F値を小さくして)使い、
露出オーバーな真っ白な写真や
露出不足(アンダー)な真っ黒な写真にならないように
調整する機構です。


絞りにはもう一つ、「写真のボケ方を変化させる。」という
性質がありますが、
こちらはまた後日展開のテクニカル編で説明予定にしておきます。