人生は人それぞれ。


幸せを感じながら暮らせる人

苦しみを感じながら暮らす人。



感性の影響も個々にあり

心持ち次第でどちら側にも解釈を変えられる場合もある。



発達障害は『個性』と言われている。

その『個性』にも『善』と『悪』が存在していて



夫はASD(診断受けたわけではないけど本人も自覚してるのは確認済み)

うちのこ達は

娘がADHD、息子がLDとADHDは診断済み。


私は?

どうなんだろう。

ADHDっぽいところはあるような気もしてる。


夫の発達障害は『悪』

子ども達の発達障害は『善』もしくは『無害』



私はそう捉えている。






娘は婚期をそろそろ過ぎてしまう年齢になっている。

未婚。

恋愛がうまく行かない。

選ぶ相手がほぼほぼモラハラというせいもある。

これは私の遺伝子のせいか?



私は孫に会いたかった。

今の時代夫婦2人で子育ては厳しい世の中だ。

夫婦で働かないと食べていけない世の中。

働く娘が結婚して子供を産んだら

私は仕事(とはいえパートの分際程度)を辞め孫の世話に積極的に参加して娘夫婦の手助けをかって出るつもりでいた。

娘が年頃になってからはそんな生活を夢見ていた。


段々と結婚するには難しい年齢に差し掛かり

恋愛もうまくいかずで


もしかするとこのまま結婚できないのかも?

と心配になってきて



最近はもう

結婚が幸せだとは言い切れない事を重々承知する考えに変わっていった。

私自身の今置かれた環境を見ればその答えしか見つからない。


この家庭内別居が始まる前までなら

散々な出来事は数知れずあっても

意外と前向きに夫婦関係を捉えてこれていた。


なぜなら

不倫バレ後の夫は萎縮し

モラハラ症状を封印してこれていたからだと。


本当に大人しかったのは5年くらいか。

バレ騒動から既に8年。

後半の3年あたりから再びモラ症状がチラチラ見え隠れし始めた。



そして今年1月。

流石に我慢ならず言い返す。

不満を吐き出す。


反論すらままならない状態で

あっけなく夫はそそくさと2階に逃げて

家庭内別居が始まった。



そうして日々私への精神攻撃に奮闘している夫。


「お前とは話し合いにならない!」

は常套句。


口を開けば責めたてる言葉しか出てこない。

反省のハの字はどこにも見えてこない。



日に日に私への有ることないこと勝手に自己都合で記憶の改変をして怒りが募るらしく

まさしくASDの特性全開だ。



2人の子ども達は

自分が発達障害者だと知っているので

そこに向き合いつつ苦しみながら生きている。

苦しむだけが人生ではないことも承知していてきちんと個人の楽しみも見つけられている。

(息子は多少難ありだが)


夫の父親もコミュニケーションが苦手で

親族大勢で集まる場所でもその場に存在しているのが苦しくて席を外してひとり離れた場所で過ごしている姿を私はみてきた。

夫の弟は有能で大企業に勤めかなり実績を上げているけど

モラハラ気質が強いのが私には見えている。



こうした親族や夫と過ごしてきたので

これは間違いなく『遺伝子』の影響が

私の子ども達にも存在してしまったと

思えている。


ASDとモラハラはセットである場合が多い。

他者の気持ちを汲み取る能力が欠損している。



そしてその『遺伝子』は後世の子供へ受け継がれてしまうことも判明している。



私は



自分の子供たちへその『遺伝子』を繋げてしまった後悔が出始めている。



特に娘は就職してから

仕事がうまく回せずに悩み出し

自分で病院に行き診断してもらっていた。


そして自分の特性からの苦手分野を理解し対策して

なんとか業務に従事していっている。


『遺伝子』により子ども達へは辛い思いを生涯背負わせてしまった。

申し訳ないと思った。






孫は




いらないと考えが変わった。



夫のコピーになったとしたら

その子の周りで苦しまなければならない人が必ずあらわれてしまう。



『悪』の遺伝子を受け継いでしまったら

不幸に陥れられる人が出て来てしまう。




もうここで打ち止めだ。

そうしなければならない。

後世に残してはいけない。



非情な考え方でしかないけれど 

本気で今はそう思っている。



孫を抱きたかったな…