PICOの集めているもの
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椅子-1(バトリョチェアー)

バトリョ・チェアーはカサ・バトリョの食堂用にガウディがデザインした椅子なのだが、カルベチェアー、カルベベンチ、カルベ邸の鏡、・・金具類などとともにバルセロナデザインという会社が復刻している。

もう少し後の時代に作られたデザイナーチェアは、オリジナル同様に作られたものから、適当に形を似せた物までいろいろなリプロダクションがあるのだが、ガウディの一連の椅子は何故か適当な安物がなく、復刻しているのもこの1社だけ。

推測するに、適当に作ったら似ている物ができないし、まじめに作ったらコストがかかりすぎるのだろう。
オークの塊のような椅子なのでとても重たい。

座ってみると、奇抜な形なのだがとても座り心地がよいのに驚いた。座面と背もたれの微妙な曲線がとても気持ちよい。

安い中古を長年探していてようやくゲット。

上から見ても下から見てもガウディらしい曲線でできている。

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モンド~

インテリアの話では無いのですが・・・

週末、神戸にいったんですけど泊まったホテルのパティスリーで”ミルキッシュジャム”というのを作ってます。

このジャムはモンドセレクション金賞を受賞したとかで、モンドの金メダルの本物とモンドの賞状が飾ってありました。

実は最近、モンドのパロディーの面白い劇の話を聞いて大うけしたばかり。

モンドのパロデイーは猫のホテルという劇団の出し物の一つなんですが、再現してくださった方がとても上手だったので話を聞いていると、劇団の本物が見たくなります。

それはさておき、その話を聞いてから、私が大好きで日本一のサツマイモ菓子だろうと思っている芋菓子をいただいたんですが、これにモンドのメダルが付いていて、”おお、モンドだ~。さすがモンドの芋は美味い”と大うけしたのです。

で、話はもどって週末に。

モンドの金メダルって絵ではよく見かけますが、本物を見るのは初めてだったので、しっかり観察しました。
地球儀を横長にした絵をみかけるので、メダルも横長と思いきや、まん丸の金メダル、賞状は意外と質素な賞状ですね~。

写真は拡大できるので、伸ばしてご覧ください~。

勿論、とても美味しいジャムで、”モンド、モンド♪”とつぶやきながら大量購入しました。

カタログにあるのは14種類。そのうち12種類を購入。その他お土産用を計6個購入。

瓶が重くて大変でした・・・

http://www.piena.co.jp/dessert.html


PICOの集めているもの

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ガラスのメダル

インテリアでもアンティークでもないのだが・・・

今年も大切なコレクションを増やすことができた。

昔はスポーツが大好きだったのだが、だんだん年をとるにつれて体が動かなくなっていき、とうとうメタボに・・・

まだ富士山も登っていないし、空も飛んでいない、大型バイクだって乗っていない、このまま中年の親父になってたまるか!!と思って減量した。

減量して一番驚いたのは、今まで急な坂だと思っていた坂が坂道に感じられなくなったこと。

同じ坂なのに傾斜が無くて、飛ぶように登れたのには驚いた。

こんなに体が軽いのなら走ってみたらどうかと思ってランニングを始めた。

足や膝など筋肉がついていないところが、あちらこちら痛んだり治ったりを繰り返し、とうとうフルマラソンのスタートに立つことができたのが4年前のNAHAマラソン。

今年もまた同じ場所に立つことができた。

この完走メダルはフルマラソンを完走できた記念品というよりも、今年も1年間健康でいたいという意思を持ち続けられた証なのだ。

PICOの集めているもの

(左から21回、22回、23回、24回:今年)

タオル掛け

久しぶりに暇だったので更新でも。

タオル掛けも、気に入ったものがなかなか見つからないものの一つ。

いつの頃か、タオルリングという物が現れのだが、これが大嫌い。

軸受けが弱々しくてリングが細いのがいや
リングを持ち上げてタオルを通してまた戻すという作業がいや
ぬれたタオルが真ん中によってくるのもいや
壁にタオルがくっついて、カビが生えるきがする
どんなに高級なものを買っても安っぽい

誰がこんなものを考えたのだろう。

昔からある鉄パイプの両端を留めただけのタオル掛け、これは丈夫で機能的で美しい。

でもちょっと殺風景かなと思い、気に入ったものを探したのだがなかなか難しい。

タオル掛け一つ決めるのに1月もお店を捜し歩いてようやく決めたのが、この3つ。

一つ目

IKEAのタオル掛け。店で売られているのはこれの3倍の長さのもの、っていうかそれしかない。

小さなタオルを1枚掛けるだけなので左右を切り落として1枚がけにした。
単純な木のブロックだが和風の小流しにはぴったり。

激安!もうれしい。




二つ目

グローエのタオルリング(キアラシリーズ)

私が嫌いなタオルリングだがさにあらず。
これを見つけたときには自分と同じことを考えている人がグローエにいるんだと思った。

まず右半分が切れていて半円形をしているのがすごい。
タオルの掛け外しのストレスが全くなし

次にもっとすごいこと。
形はリングなのだが軸受けの中をリングが動くのではなく、固定されている。
壁から斜めに出ているのだが固定されているので、濡れたタオルが壁に付く事はない。

グローエのショールームで案内をしてくれた方に感動した話をした。
その方もお気に入りだそうだが、1枚しか掛けられないため余り売れていないらしい。




三つ目

Objet Insoliteのタオル掛け
Objet Insoliteはフランスの照明器具メーカー。
植物をモチーフにした照明器具やそれに合わせるカーテンレール、机などなどを作っている。
デザインしすぎないで、とてもナチュラルな感じが好ましい。

このタオル掛けもはブロンズ鋳物でできているのだが、やはり木と葉がモチーフ。
アイアンでもこんなのがありそうなものだが、ブロンズならではの繊細な感じがとても気に入った。

ここの照明器具、金具類はどれもみなとても良い。
値段がかなり凄いのでこれも余り売れていないようだ(ショールームが無くなったという話)



カメラが具合が悪いので代えたらもっと悪い・・

掛け時計

掛け時計を選ぶのはなかなか難しい。
常に目に付くところにあるものなので、見ていて不愉快になるらないものが欲しいと思っていた。

どんな時計が欲しいかというと、

時間が見やすくて、デザインしすぎていなくて、プラスチック部分が目に付かなくて、手巻きでないこと。

インテリアすべてがミッドセンチュリーで統一してあるなら、デザイナー物の時計で良いけれど、ウチの窓は縦格子の障子だし、扉も縦格子の引き戸、壁はすべて白系の珪藻土、と~っても和風なのだ。

そんな中でちょっと気になっていたのが、船舶時計。
クルーズ船で階段の突き当たりに掛かっている小さい時計がシンプルで美しいと思った。



どんな物かと調べてみると、船舶時計ともバス時計とも呼ばれている物で正しい名前は防塵型掛時計。

ちいさい時計だがとにかく遠くから良く見える、緑のスチール焼付け塗装に銀モールも美しい。

製造中止になるとのことで3個まとめて買ったのだが、スイープセコンドにして新型がでるための製造中止だった。

(実際に大型船で使われているのは、見た目は似ているけど別物。親時計の時間を現地時間に合わせると子時計もそれにならってグルグル回る仕組みのようです)

居間とシアターに掛けてみました。





もうひとつは Quimper(カンペール)焼きの掛け時計。

フランスのブルターニュ地方にあるカンペールという都市の特産品で、陶土の上にクリーム色の釉薬をかけてその上に手書きで彩色したもの。

デイジーの花を書くのが一般的なのだが、船とか人物なんていうのもある。

専門店からちいさなみやげ物屋までとにかく町中がこの陶器を売っていて、どれを買おうか迷うくらいなのだが、その中でとある専門店で壁にかかっていたのがこの時計。



食事がおいしくなりそうなので、キッチンに掛けてみました。






デザイナーズランプ-2

承前

ここまでを買ってエスカレーターに乗り、ふと横を見ると現品限りの札を付けて吊られていた巨大な球に気が付いた・・・

・PH ルーブル
視覚的に美しく、グレアがないこと.照明器具効率が良いこと.この二つの条件を満たす高天井用器具として、1957年にデンマーク、スコスボーの教会のためにデザインされました(カタログより).

カタログでは見たことがあったが実物を間近でみるのは初めてだった。カタログからはこの大きさは全くわからない(カタログと同じ横からの画像:これは良くある)。




階段や玄関の吹き抜けには球状のランプを吊りたいと思っていた。
欲を言えばRラリックの南京というボール形のペンダントだが、オークションでも日本のアンティーク店でも見かけない。



アメリカのアンティークラリック照明専門店にはあるが、多分とてつもない値段だろう(写真はそのお店のカタログより。カタログ価格はASKになってました)。

ポール・ヘニングセンのアーティチョークというランプも欲しかったものの一つだが、処分品はなかった。このアーティチョークは”華麗なる一族”で木村拓哉演じる万俵鉄平の部屋に下がっているもの(万俵大介の家ではありません)。



そんなわけで現実的に手がとどきそうなのがポール・ヘニングセンのスノーボール。値段的にもこれなら何とかなるだろうと思っていた。



そこに出現したPH ルーブルの処分品、さすがに余りの大きさと値段にこれを買ってしまい吊る場所がなかったらどうしようと1日悩んだのだが、処分品でスノーボールと変わらない値段になっていたので入手することにした。

梱包はランプよりもさらに大きく、狭いマンションの玄関や扉を通らないのではというくらいの大きさで、ただでさえ狭いマンションの物入れには当然入らず。

家に来た建築家に”こんなの買ってどうするんですか・・・”と呆れられたが、こんなもの設計する前に買わなければ絶対導入不可能なのです。

というわけで、ルーブルは我が家で一番天井の高い部屋に吊られることになった。
この部屋はコンクリート打ちっぱなしの天井でアンカーを打ち込み吊るしてある。



高天井用ということなんで目一杯したから写すとこんな感じ。下からの写真は珍しいかも。





住宅雑誌の記事でこれを使っているのを見かけたのは一回だけ。
その人はガレージの中に住んでいるような人でピカピカの車のあるガレージのロフトにこいつが下がっていた。
たしかにこの凄まじい大きさ、とんでもない定価を聞いたら普通の施主は却下するだろう。

実際に使われているのは、APPI高原ホテルの温泉棟「APPI温泉パティオ」の入り口ロピーで初めて見た。

4,5灯が並んで吊られており、確かに「視覚的に美しく、グレアがないこと.照明器具効率が良いこと.この二つの条件を満たす高天井用器具」だと納得(このホテルにはほかにもポールセンのランプがあるので好きな方は要チェック)。


デザイナーズランプ-1

ちょっとお洒落な家なら必ずと言っても良いくらいダイニングにはPH 5が下がっている。写真はカタログより。

TVの番組やコマーシャルでもなんでもとにかくペンダントといえばこれ。
住宅雑誌をみてもインテリアに興味のありそうな家のダイニングもこれ。
いくら名作とはいえ、これを下げると使う側のオリジナリティは全くなくなり、単なるインテリア好きの人ということになるが、それでもやっぱり美しいものは美しい。

そんな照明はどうかなと思い、電気屋をウロウロしていると当時秋葉原中央通りにあったヤマギワ電気が閉店とのことで全館投売り状態に遭遇。

まだどんな家になるのか全く判らない状態だったのだが、将来作りたい部屋にあわせて幾つか購入した。

このときは、ヤマギワ扱いのフランク・ロイド・ライトのタリアセンランプなども処分価格で売られていた。
興味はあったのだが、実物は薄暗い割には電気代がかかりそうなこと、自分でも作れそうな事などから見送った。

タリアセンランプは安部寛のでていた”結婚できない男”というドラマで、建築士である主人公の部屋にあったが、これを飾ればインテリアにコダワリがあるんだよという主張になるだろう。写真はカタログより。



さて、閉店バーゲンでとりあえず買った物は

・アウネ・ヤコブソンのデザインしたヤコブソンランプ。北欧産の松材を曲げ木で細工したセードで和室に下げるとベストマッチの予感。
yamagiwa 1
実際使ってみると無垢の杉と珪藻土で仕上げた寝室にとてもよく溶け込んでくれた。
販売店は想定していないようだが、いわゆる和風モダン(いやな言葉なので大嫌い)の部屋に下げるにはベストマッチではないかと思う。

・アッキーレ・カスティリオーニのフーシャ(これはイタリアデザイン)。
と~っても美しいのだが実はこのランプには重大な問題点あり。購入時には全く気が付かず。
fusia

使ってみたところ三灯でキッチンの照明としては十分な光量がある。
ということは一灯では不十分ということか。
セードの下にゴムの輪がはまっており、セード同士がぶつかっても大丈夫なように工夫されている。
原産地であるヨーロッパで使うなら最高の製品だと思う。


・ルイスポールセン社のオービターペンダント。
これってポール・ヘニングセンのデザインではないのだけれど同じようにヤマギワで売っているので誤解している人多数(私も)。デザイナーは イェンス・ミュラー・イェンセン。
orbit

ロフトがあって天井高3.2m打ちっぱなしの部屋に下げてみた。
下げてみると特に主張があるわけでもなく妙に落ち着いた感じになる。
クリア電球の 60Wがついていたのだが、電球型蛍光灯の60形に代えてところ、妙に暗く100形で同程度の明るさになった。
ちょっと損をした気分になる。

とりあえずここまで。

和風照明-2

”沖縄第一ホテル”が唯一の和風照明と思っていたが、これの存在をすっかり忘れていた。

物干しに上がる階段の吹き抜けに下がっているので目にする機会が余りないのだが、最上階の狭い階段室によく似合っている。

大正から昭和初期にかけて、日本で沢山作られた照明器具で電傘と呼ばれているらしい。

日本製の電傘はギャラリーに取りつける口径がほぼ同じなので、気に入った傘があったら取り替えられるのが良い。

秋葉で探すと引っ掛けシーリング+布製電線+ギャラリー+E26ソケットのセットで1500円前後、ソケットにOn-OFFのスイッチが付いていたり、ギャラリーがプラスチックから艶消しの金属製になると若干高くなる。

傘の種類は大きく分けて3種類で、乳白色のフリルに縁が色ガラスの物、我が家のような被せガラスに切子の物、平面ガラスを使って枠に細工をした物がある。

実はこれはアンティークではなくて、最近になって作られた復刻物。

引っ掛けシーリングから電球までついて10000円で近所の古道具屋で売っていた。
同じタイプはアンティーク、コピー共に結構見かけるのだが、被せガラスの色が白い物がなかなか見つからず、コピーでもいいかっと買ってしまった。もうちょっと探せば安いのも見つかるかとも思ったが、気に入ったので購入。

商売するわけじゃないしね。梅の花のデザインが綺麗。


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大きくするととても綺麗なので、見た方は是非写真をクリック。

和風照明

我が家で唯一の和風照明がこれ。

那覇にある”沖縄第一ホテル”の客室で使っている物と同型のスタンドをホテル1階の売店で買ったもの。

アンティークの芭蕉布で出来ているため1点毎にデザインが違っているが、これはエーガタという藍の紅型で模様が染められたもの。

おととし2回目のNAHAマラソン完走記念という名目で買ったのだが、値段はだれにも内緒。

売店の方によると、一括で払う人は珍しいそうで、1年間毎月毎月代金を振り込んで、最後の回が払い終わって自分が選んだスタンドが届いた時に感激したという話が沢山あるとか。