PICOの集めているもの -2ページ目

アールデコ照明-4(ブラケット-3)

まだfixtureを作ってはいないガラス部分だけのもの。

このセード(ではなくてガラス板か)用のfixturはe-bay FRで見たことがあるのだが、非常口のサインのような直方体で上面が開放してあるfixtureだった。

何が気に入ったかというと、レリーフが1920年代風に感じられたから。

ブラケットに仕立てずに、テーブルランプにしても良いかな・・・と思って入札。


dance

(指が写っているのはご愛嬌)

アールデコ照明-3(ブラケット-2)

承前

そして問題のEZAN。

オークションの画面で見たときは、綺麗なオパルーセントに目が奪われた。
寝室のベッド脇に2灯ペアでつけようと思っていたこと、設計が実施設計に入っていたのだが気に入った器具がまだ見つけられていなかったことなどからこれで行こうと決めた。

出品者は例のfixture偽物疑惑の業者。

ところでEZANって?私の知識が足らないのだろうか、でも出来は良さそうだが・・・。
fixtureがいかにもって感じだが、この機会を逃すとペアのセードは珍しいし・・・

と悩みつつ入札、そして落札。
ガラスは良いのだが、fixture酷すぎ。鉄板を3角に切り取って、いんちきのハンマートーンをつけ、アームを溶接しただけのもの。偽物ですらなくて、今作ったものに表面だけ申し訳程度に古色をつけたもので、これをオリジナルと言う神経が信じられない。

こんな見るたびに不愉快になるような器具はつけられない。どうしましょう。

今までお世話になった修理業者さんに相談すると、デザイン画があれば鉄工所に頼んで鍛鉄の器具を製作できるとのこと。

こわごわ値段を尋ねると@30000円位ではとのことで、あまり高いようなら、このセードはあきらめて別のものを手に入れようと思っていたが、お願いすることに。

ではもう一度、EZANって?
工房ではなくて当時のメーカーのようで、このセードも1灯用のセードとして作られたものではないらしい。
いろいろオークションを見ていたら、同じセードを発見。
本来は中央の大きな一灯の周りを囲む8灯だったようで、メインの1灯が割れたので適当なfixtureをつけたのだろう。

例の修理業者さんに、ひどいですよね~、これじゃまるで詐欺と話すと、そうも言えないようで当時の鉄は錆びてボロボロになっていることも多く、そのままでは使えないこと、普通はガラスのみの取引とのこと、コンディションのよいfixtureはそれだけでも取引されていることなどを教えてくれた。

納得したようなしないような・・・
e-bay USAにてUSD 290(ペアで)。安いからしょうがないのかも。

完成した器具はこんな感じ。私は和風の紐をデコ風にデザインしたのだが、実際に使えるデザインに書き直すのが難しかったそうだ。

ezan1
ezan2
ezan3




アールデコ照明-2(ブラケット-1)

そしてブラケット。ブラケットで通じるのは日本だけで英語ではsconceというらしい。

1920~30のデコ全盛期、まだ蝋燭も日常使われていたようで燭台の方がブラケットよりも良く目にする。

今の時代に使えそうなブラケットは必然的に求める人が多くなり品薄状態になる。

西洋アンティークを扱う店で”ブラケットは・・”と聞くと欠品状態が多い。

私が手に入れたのはNoverdy2種類、無名2種類、Ezanのペアが1種類。

まず無銘から。デザインは直線を多用した典型的なアールデコ。
ピンク色が美しいと思ったが実際電気をいれてみると、明るいと良くわからない微妙な色だった。
これはfixture無しでセードだけだったので鉄工所に依頼して製作したが、高いものについてしまった。

e-bay France にて EUR 51+36。

1つ目のNoverdyのブラケット。かなり厚手のパートドベールで電気を入れると美しい。

これはは直線主体でジグザグ模様と直線を組み合わせたものでバラの花のようなモチーフあり。

Degueのペンダントと同じ業者のオークションで、やはりUS 向け再配線済みということだったが、Bタイプのソケットが着いていた。

オリジナルのfixtureということだが何となく今風ではないかという疑念が・・・とりあえずこのときはまだ確信がない。
日本で専門の業者にE17に付け代えてもらった。良心的な業者さんで器具代プラスアルファで付け替えてくれた。



noberdy2


写真は2つ目のNoverdyのブラケット。果物をモチーフにしたもので写真では良くわからないが、りんごや葡萄のモチーフが見られる。1つ目のブラケットと同じ業者のオークションにて。

オリジナルらしいfitxure。この時代のfixtureはロートアイアン(鍛鉄)という技法で作られているので、ハンマートーンと呼ばれる槌の跡がついている。でも現在つくられたまがいものはハンマートーンらしき跡をつけてごまかしていることが多い。

このfixtureは微妙なハンマートーンで私の眼力では、オリジナルかどうか区別できなかった。

落札価格は2つあわせて$467+$32

今日はここまで。


アールデコ照明-1(ペンダント)

見る人も居ないと思いますが・・・忘備録として。

自分で家を建てるときは、アールデコの照明をいくつか入れようと思っていた。

アメリカ風のストリームラインはサイズが大きすぎて私の家には入らないので、フランスのデコで色の余り付いていないもので統一しようと思っていた。

設計を頼んだときも、ペンダントを吊るしたいので天井は高く、梁から天井まで補強材をいれて重い照明を吊るせるようにした。

入手したペンダントはDegue、Leune, Rene LaliqueのChandelier。 Degue から始めて最後のLaliqueまで気に入ったデザイン、サイズ、値段の折り合いが付くChandelierを集めるまで2年ほどかかった。

まずDegueのChandelier。この手の真ん中に大きなbowlが1つ、周りを小さいpendantが囲むタイプは沢山あるのだが、よくある物は金具(fixture)部分が背が高く我が家には全く入らない。

degue1

degue2

ようやく全高60cmほどのものを発見したのが、これ。

デザインはiceberg:氷山(当時1930年代の直線的なデザインとおそらく極地探検のブームでこんなデザインができたのだろう)で、かなり厚めのPâte de verre

e-bay USAに出していたフランスの店より。USD550+164。

この店では無償でUSAwiringにしてくれるというのが売り物だったが、結局日本のEタイプではないソケットがついてきたので要修理。

次に購入したChandelierは R Lalique のDahlias(1921)。

ひとつはフレンチデコを代表するR.Laliqueのシャンデリアが欲しいと思っていた。

larique3

larique1















大きさ的にも値段的にも"Dahlias""Coquille""Soleil"あたりが比較的手に入れやすいのだが、それでも探すとなるとなかなか見つからない。

"Dahlias"も花の部分がオパルーセントや着色した物もあるらしい。

同じデザインでも普通のボウルなら結構あるものの、シャンデリアはもともと数が少ないし、シャンデリアを集めている店から買うと天文学的な値段なので手がでない。

ようやくアメリカのオークションより入手。

同時に2個でていて安い方に人気が集中したため高いほうが無競争で落札。

これに決めたのはcanopieと呼ばれる天井につける部分が 一緒に出品されていてそれの値段は評価されていない感じ だったこと。

canopieのパターンはCANNELE(1923)。

同じデザインのSCONCES(日本で言うブラケット)もあるのだが2つ買っても一 緒につけられないのでそれはパス。もちろんcanopieもR Laliqueのオリジナルデザイン。
lariqeu2

USD1826+59+18  配線等は自分で。


最後に購入したのはDaum工房で作ったフロストグラスのVasquelに Leuneがエナメルで彩色したもの。
漆喰と杉の部屋なのでちょっと色のあるガラスを探していたのがようやく気に入るものを発見。

こんな感じの軽やかなシャンデリアはこの時代では珍しい。

パートドベールで着色したものは沢山あるのだが、エナメル彩は珍しいため結構競争が激しかった。でも、ここで引きさがると何時買えるか判らなかったのでがんばる。

e-bay franceよりEUR268+60

配線等は自分で。 写真さしかえました。自分で言うのもなんですが、美しいです。


leune