今日は 
『避難所体験訓練』に参加してきました。
 

私たちの地域は、熊野灘に面しており
南海トラフ地震も今後30年以内に70%〜80%
発生する確率があり

マグニチュード8〜9クラスの地震がくると
予測されています。
 
最大震度が7としたら、最大津波は17m
この土地の大半はのまれてしまうでしょう。

 

  

高台に逃げ、生き延びたとしても
食料の確保や、衛生面など
わからないことだらけです。

 
私たちが万が一被災した時に
どんなことができるのか。
 

その日に備えて毎年『避難所体験訓練』を
自治会員さんで、みえ防災コーディネータの方が
開催してくれています。
  
 

 
 
 
 
まずは炊き出しの準備です。
 
お米は「お米袋」と細い竹串(短め)を使って
大鍋のお湯の中に入れてグツグツと炊きます。
 
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中に大きなざるを入れてあるのは
お米が袋から出てしまっても
ザルの中に止まっていることと
 
一気に取り出せるからだそうです。
 
最初は、袋の詰め方が違っていて
お米がふっくら仕上がらなかったり
 
竹串の留め方が反対で
お米が全部、袋からでてしまったり
たくさん失敗をしていたそうです。

 

 

 
だけど、そのおかげで
今のやり方に気づいてうまくできるようになったと
おっしゃってました。
 
たくさん経験してわかること
ほんとにたくさんありますね。
 
それをコーディネーターの方は
おしげもなく伝えてくれる。
 
本当にありがたいことです。

 

 


 
25分、お湯の中で炊きますが
最初は強火、そして弱火に変えていくそうです。 
 
そのあと、ザルに入った米をボールに移し替え
大きなナイロン袋で覆って蓋をして20分むらします。
 

災害時には、むらす作業など出来ないかもしれませんが
練習の時は、いろんなやり方で、どれだけ美味しいご飯が
炊けるかを検証しているのだそうです。
 

できあがったご飯はふっくら艶やか
そして、やわらかく仕上がっていました。
 


ご飯を炊いている間
野菜たっぷりの豚汁を作ります。
 
材料は、豚肉、人参、大根、白菜、ネギ。 
具だくさんなのでお野菜がたっぷり摂れますね。 
 
 

 

 


 

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材料を切ったり、使ったまな板やボールを洗ったり
和気藹々とみなさん協力して作業をしていました。
 

訓練だからこうやって笑いも出て
楽しくできるんだろうね、
災害が起こったらどうなるかわからないけれど
 

みんなで協力して何かをやるって
心があたたかくなるのよね。 
 
と参加されていた方が話されていました。
 


炊けたご飯はみんな銘々におにぎりにして
豚汁と一緒にいただきました。

 

 

 

 

おにぎりもやわらかで
ふりかけもつけてくれていました。
 
「ん〜どれにするか迷うなぁ〜」と
いろんな種類のふりかけを見ながら言ったら
 
「そしたらふたつ取ったらええやん〜」
って主催者さんが言ってくれて・・・や、優しい(泣)
 
 
田舎の人たちは
とっても、とっても優しいのです。
 
 
ここにいらっしゃるみなさんが
いつまでもお元気で
毎年、何事もなくまた和気藹々に
この訓練に参加してくれますように。
 
 
あ、締めのような言葉になりましたが
まだまだ訓練は続きます。
 
 
次は、はじめてやったんですが
大好きになった訓練でした。