スペイン人のラウラが来てから
私のマンチェスター生活は
一気にダンサブルに変わったのでした。
 
読んで字のごとく、毎日キッチンで
ジプシーキングスの音楽に合わせて
サルサを踊るという楽しい日々・・ 

 
毎週末というくらい

ラウラの彼氏の家でパーティーが繰り広げられ
サルサに磨きをかける私・・。
 
そして、おいしい日本料理を振る舞うべく

せっせと唐揚げを作ったのものでしたww

 
そんな情熱的な親友ラウラのおかげで
ステキなホテルで働けるようになったものの
 


仕事内容はスーパーバイザーではなくて
お掃除担当のハウスキーパー・・・ 

 
他のスペイン人の友達も働いてはいたけれど
アジア人は私ひとり・・。 

 
そしてまたもや、シフトが違うし職種も違うので
ラウラにも、友達にもたまーにしか会うことがない。
 
 
仕事内容は見よう見まねで分かるし
お掃除なんでね、、まぁ出来るんですけど
 
 
最初の頃は、要領がわからなくて
割り当てられた部屋数がなかなかこなせない
 
 
四角い部屋を丸くでいいのよって

言われても、見えるところだけじゃなく
見えないところも綺麗にしたい気持ちが邪魔をして

午前中に5つ終わらせるはずが2つ・・
 
 
最初に教えてくれていたマンキュニアンの

おばちゃんの華麗なシーツさばきに見惚れて

絶対ああなる!って誓ったけれど、
 
道のりは、まだ遠い・・(泣)
 
 
でもって、業務用の掃除機が
これでもかっていうくらい重くて

 
なんだか雪の中を体を縮めて歩いているうちに

なんでこんな寒い中、歩かないと行けないの!って

泣けてくる・・そんな気持ちに何度もなった。
 
 
なんなのよ!なんで

スィートルームってなんで段差のある

ちょっと上に作ってあるの?
 
ちょっと差をつけたいのはわかるけど
中途半端な階段をつけちゃって
 
掃除機を担いで上がる

私の身にもなってよ、もぉー!!笑い泣き笑い泣き
 
っていつもいつも思ってた。
 
 
やっとこさでランチタイムになって
カンティーン(食堂)に行って

 
食べたいものを取ってテーブルに座るけど
英語のままならない上に疲れ果てて
 
英語のえの字もまーったく入ってこない。
 
 
私のハウスキーパーの師匠の英語も
さっぱりで、話してくれている言葉の単語ひとつ

わかったらいいとこだった。
 
 
毎回、彼女が聞いてくれていたのが
「How many rooms have you left, Mayo?」
(何部屋残ってんの?)
 


だけど、かろうじて私の耳に入って来たのは
「left」の一語だけぼけーあせるあせる

 
 
それが聞こえたときは
「あぁ、部屋数か。。」と推測して
残りの部屋数を答えておりました・・。
 
 
仕事は山盛りで体はヘトヘト、
楽しいことは何もなく・・

 
いやいや、辛い時でも楽しいことを見つけるのは
得意な私、何か楽しいことを〜!
 


って思って見つけた唯一の楽しみ・・それは
 


パレスホテルのクッキーを
ひと休みのときに、誰もいないホテルの一室で
ポリポリ食べること・・笑い泣き
 
 
景色の綺麗な部屋を見つけては
ボケーと外を眺めながら、ポリポリww
 
 
それ以外、楽しいことは

まーーーったくないお仕事でした宇宙人くん
 
  
今ならもっと楽しめるんでしょうけど
 

あの頃は、言葉もサッパリわからないし
周りの人とコミュニケーションも取れない

 

それにあのヘビィな業務用掃除機を担いで
スィートルームに登る辛さで
 
 
本来なら、楽しめる仕事も
もう金輪際、こんな仕事はやらない!!
とまで思ってしまったのでした宇宙人くんあせる
 
 

だけど
どこに行っても何をしても

得るものはあるものですね・・。
   

お客様が気持ちよくお部屋を使っていただけるよう
見えるところは完璧綺麗に心地よく
短時間で出来るようになり笑い泣き
  

ホテルのお掃除のプロから伝授していただいた

いつかは出来るようになりたかった

「シーツさばき」が この私にも
いつしか出来るようになりました・・笑い泣き
 
 

そしてガラスというガラス
タイルというタイル
セラミックなどを
ピカピカにしたときの幸福感笑い泣き 
ハンパないっす笑い泣き
 
  

考えてみたら それ以外にも
嬉しかったこともね、ありました、はい。
 

 

 
イギリスはチップ社会ですからね
たんとチップがあった日にゃ
やる気も数倍になったもんですぶちゅー



顔も知らないのに
なんでか男前のお金持ちの顔を浮かべて
その人にお礼を言ったりしておりましたドキドキ
 
 

今でも思い出す・・・。
 
ホテルで颯爽と歩いて
部屋をチェックしているラウラの姿を・・。
 
 
そしてそれを見て
「あぁ、ああいう風になりたいなぁ。」って
思いながら、
 
重い掃除機を担いで辛い・・。

それでも部屋を綺麗にするということに
喜びを感じ始めた変態な私を・・。
 
 


3ヶ月は頑張って耐えようと思ってやり抜きました。
 

なぜか?
 


どうしても
どうしても欲しかったものがあったからです笑い泣き
 
 


それは・・・。
 

 

 

 

 

つづく  

 

 

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