奇人変人火星人

仲良しのママ友ちゃん。
娘ちゃんのことを「暗いんだよね～ 」と嘆きます。
「もっとさ～、明るく生きないと人生楽しくないんだよ 」
と、毎日言い聞かせてるらしく・・・

確かに娘ちゃんは、どちらかといえば大人しい女の子。
私から見たら、決して暗い感じの子ではありませんね～
冷静で、落ち着いていて、思いやりのあるしっかりもの

ママ友ちゃんの娘ちゃんと、我が家の中１の長女は親友です。
同じ団地に住んでいて、同じクラスで、同じ部活
朝から晩まで、ず～っと一緒
土日もお互いに行き来して、よく飽きないね～というらい一緒

娘ちゃんのおかげで、我が家の長女も楽しく学校生活が送れているし
人を思いやる優しさを常に感じています

「娘ちゃんは、あのままでいいと思うよ 全然暗くないって。」
「違うの～ よくないわけ～ メリハリがないわけ～ 」
「メリハリ 」
「そうメリハリ 」

そういえばママ友ちゃん、結構メリハリのある人生を送っているかも
色々な苦労をしていますが、いつも笑顔で頑張ってます
そんなママ友ちゃんと娘ちゃんは、対照的な性格ですね～

「もう、ホントわかんないわ
 自分の子だけど性格違うし、考え方も違うしさ～ 」
「そりゃ～そうでしょ～ 自分の分身じゃ～無いんだから 」
「そうだけどさ～ だってあの人、火星人だから 」
「エッ、火星人 」
「そう、占いのさ～何とか星人ってあるしょ～ 」

ママ友ちゃんの話、時々このように方向性が変わります

「知ってる 火星人ってさ～、奇人変人なんだよ
あの子さ～、プラスだから余計に変わってんだ 」
「ふ～ん そうか～。」
「ちなみに、私は木星人なわけ 木星人は家庭的なんだよね 」
「ほ～ほ～、 そうですか～ 」

ママ友ちゃん、横目で私を見て
「ところでゆゆちゃん、何星人 」

私、待ってましたという顔で、とニヤリと笑ってキッパリ
「奇人変人の火星人 しかもプ～ラ～ス～ 」

「ギャ～、マジで～ 嘘でしょう～ 奇人変人なの～  」
ママ友ちゃん、ウケルウケル～

「そう、私は奇人変人の変わり者～ 自分でも認めてるからいいの～ 」
私のセリフに、ママ友ちゃん更にウケル～

その後、しばらく笑いのツボにハマッていたママ友ちゃん
私も、つられて笑いましたけどね

メリハリがあって、なんでも笑えて、前向きで明るくて
時々、ハメを外すところもあるママ友ちゃんを母親に持つ娘ちゃんです
母の背中を見て、きっと立派な大人になるでしょう