今日も我が家の旦那は、仕事帰りのパチンコらしく
子供たちと私は3人で夕飯です。
今日の夕飯は焼きそばでした。
焼きそば大好きな子供たちは大喜びで食卓へ。
すると次女焼きそばの具をみて目が丸くなり
「エッ ぶなしめじ」と一言。
そうなのです。次女は椎茸やきのこ類が苦手なのです
案の定、食べ終えたお皿にはぶなしめじが残されており
「食べなきゃダメだよ~」と言う私に、
「ヤ~ダ~ この味嫌い~」と次女。
「それ食べないと、おかわりないよ~」と言うと
「これ食べたらさ~、麺だけおかわりしていい」と次女。
「いいよ」とすると次女は鼻をつまんで食べ始めました
小さい頃は、嫌いなものも何とか食べてもらおうと、ぬいぐるみを並べ
「ぬいぐるみさんたちが、ガンバレ~って応援してるよ~」とか
「それは食べるとどんな音がするの聞いてみたいから食べて~」とか。
あの手この手で、子供をのせて食べさせていましたが、
小学生の中学年、高学年にもなると、それも通用しませんよね
さて、次女ですが意を決して食べ始めた割には、箸が進まず
「もう~ムリ~」と早いあきらめ感でも、おかわりがしたい一心で
「う゛~~~~~」と言いながらまた食べ始めました。
目にいっぱい涙を溜め「オェッ・・・オェッ・・・」と繰り返しながら
「そんな大げさな~」と思ったそのときでした
「オェッ、オェッってうるさいよ ちゃんと食べな」と長女。
「うるさ~い お姉ちゃんには関係ないしょ」と次女。
「オェッ、オェッって言わないで食べな」と長女。
あれ~、このやり取りどっかで見たな~と記憶をたどった私です
そして、思い出しました
長女は、きゅうりが苦手です。
夕飯のおかずにきゅうりが入っていたときのこと、次女と同じように
目にいっぱい涙を溜め「オェッ・・・オェッ・・・」と言いながら食べていると
「オェッ、オェッってうるさいぞ ちゃんと食べろ」
と旦那に言われたのです。
「お父さんには関係ないしょ」と長女。
「どうせ食べるならオェッ、オェッって言わないで食べろ」と旦那。
私は、立場が代わった長女に聞いてみました。
「夕飯にきゅうり出たときさ~、お姉ちゃんも同じことしてなかったっけ」
すると長女、チョット考えてニタ~っと笑い一言。
「やってた」
「それで、お父さんに怒られなかったっけ」と私。
「怒られた」と長女。
「そのときとさ~、今って立場が違うけど、同じやり取りじゃない」と私。
「そうだね 同じだわ。」と長女。
「お父さんが怒った気持ち分かった」と聞くと
「・・・・・・うん、分かった 他に食べてる人がいるのに、オェッって汚いよね。
それに作ってくれた人に失礼だわ」と長女。
立場が逆転して、初めて人の気持ちを知ることってありますよね。
私は子供たちに、人の気持ちを考えて言動しなさいと教えています。
でも言葉では理解が大変なこともありますよね
今回のように、身をもって体験することで、長女はその言葉の意味を
少し理解できたかな~と思う母なのです。
そして、その向こうでは、次女が半泣きで最後の一口を食べ終えたのでした。
「麺だけ、おかわりしていいしょ」と次女。
「私の分も残しておいてよ」と長女。
そう言いながら、長女もお皿に残ったぶなしめじを
鼻をつまんで完食するのでした
そういえば、長女も椎茸やきのこ類が苦手なのでした