みなさん!!!
………っ!?Σ(`=ω=´;)
こ… いや…
おはようございます??
こんばんは??
………んー
パズドラがログインボーナスの時間(書き始めは4時2分)だし、
おはようございますっ!!
世界はパズドラを中心に回っ
違う違う。
今日も夜更かしぴこりんですよっ!!
はいはい(`=ω=´*)
みなさんお元気ですか??
ぴこりんは今日も寝られないです。
最近ね、
夜眠れない話をよくしてますけど、
そんな一人の夜を
どう過ごしているのでしょうか??
そうです。
2ちゃんねるですwww
意外と(?)ぴこりんは
2ちゃんねるとか好きなのね。
~~ワロタ とか
草不可避 とか
そんなことばっか言ってますよ。 はい。
でもアレね、 ロム専ね。
読むだけー。
打つのめんどくせーし(`・ω・´)どや
最近は毎日パズドラ2ちゃんまとめとか
直接パズドラ総合スレ見に行ってます。
でねでね、
こうね、
まとめサイトってのはね
2ちゃんねるの中でも
秀逸な会話・やりとりとか
大事な情報とかを見やすくまとめた物
なんですね。
もう大勢が会話してるから
関係ない話が挟まってたり
ぶっちゃけつまらん会話とかもあんのね。
そんなん飛ばして要点だけ読みたいやん??
そこで登場まとめサイトなのね。
これが便利。
まとめサイト見てると
別のオススメのまとめが出てきます。
ページの最初と最後についてて。
そんな中で
ぴこりんの目が留まったスレがあったんです。
意外と2チャンネルって
バカもいるけど
頭切れるやつとかもいて楽しい。
そのまとめは
【意外と間違えられている日本語】
…的な。
正しいタイトル忘れた。
どこにあんのかもわすれた。
どやっ!!(`=ω=´*)
そうね
日本語って意外と難しくて
表現が奥深すぎて困ります。
英語⇒日本語
ってだいたい翻訳できるんだけど
日本語⇒英語
にした場合どうしても伝えきれない部分があるくらい。
そんな多種多様な日本語の中には
普段あまり使われないような物があったり
発音がややこしかったりして
間違えられてしまう物があります。
例えばー
「うろ覚え」「うる覚え」
みなさん、どっちが正しいかわかります??
正解は「うろ覚え」です。
ぶっちゃけうろ覚えだったでしょ。
文字も似てるし
発音もどっちも正しそうに感じやすいかもわからん。
他には読み方、
「他人事」
「間髪を入れず」
「雰囲気」
「一段落つく」
「早急」
読めます??
上から順に、
×たにんごと ○ひとごと
×かんぱつをいれず ○かんはつをいれず
×ふいんき ○ふんいき
×ひとだんらくつく ○いちだんらくつく
×そうきゅう ○さっきゅう
となります。
×がついている読み方、
「えー そーゆー読み方もあるでしょー??」
ありません。
間違っています。
こういった間違いが多くなってきているんですね。
「こんなん読めて当たり前やがなぁ~」
全問正解で調子乗ってる人、
ホンマに当たり前ですわ。
この間違いがどれくらい浸透してしまっているかというと…
間髪を入れず
⇒かんはつで変換しても出てきません。
なんと、かんぱつで変換しないと出てこないのです。
なんたることか…
日本人である我々は
日常的に日本語を使い
当たり前に喋って
できているつもりで
できていなかったんですね。
……とまぁ
このまま終わったらただの
くっそつまんない国語の授業。
ここからです。
「間髪」を「かんぱつ」って読んじゃダメなんですかね??
ぴこりん、良いと思います。
ぶっちゃけ「かんぱつ」で良いし
「うる覚え」って言っても良いし
好きに言えば良いです。
言葉は時代によって変わる物なんです。
元々、「言葉」ができたルーツはというと
意志疎通を図りたかったわけですわ。
個では成し得ないことを
集団の中で力を合わせるために、
自分の知る知識を与え
他から知らない知識を得るため、
そうやって使われてきました。
そこで重要になってくるのは
文法でなく、 単語でもなく、
アクセントでもなく、
意味が伝わることでしょうね。
意味が伝わることが重要なんです。
人間はその住む地域に応じて
様々な言語を使う生き物。
日本語、韓国語、中国語、
英語、ドイツ語、フランス語、
様々です。
独自の文化で発展し
独自の言語を習得しました。
今でこそ地球の裏側にいる人とも会話できる時代ですが
元々はそのコミュニティーの中で情報交換ができれば良い物。
ネットや電話の通信手段、
飛行機や船などの移動手段がなければ
ぴこりんにとっては
関東圏、遠くても青森から山口くらいまで
同じ言語で通じれば良い物。
人間の大きさからすると日本も広大です。
方言で話されたら理解に苦しむ場面なんて
日常的でしょう。
その方言だって地域でしか通じない言葉。
相手の事を「自分」って呼ぶのは
東京では間違いです。
でもそれが関西では常識。
それで通じてるからOKなんですね。
変化する言葉は多い。
例えば「秋葉原」。
あきはばら ですね。
これは昔、「あきばはら」と呼ばれていました。
しかし濁音がずれてしまい
いつの間にやら「あきはばら」になったわけです。
もはやこれに疑問を持つ人なんていないでしょうし、
それを間違いとして正そうとする人もいないでしょう。
大衆の理解は「あきはばら」になっているんですから。
また、時代に応じて新しく作られていく言葉も多々あります。
「新陳代謝」「反射」「無意識」「価値」「電力」
どれも見慣れた言葉ですが、
これはいずれも夏目漱石が作った造語だと言われています。
(学術的に漱石の造語であるという確証はないけど)
こんな新しい言葉が増えていく日には
何とも不思議な聞こえなんでしょうね。
今じゃ当たり前に使います。
最近の流行りでいえばー
「マジ」とかですかね??
これマジ多用だよね。
まだまだ若者中心な言葉ですが
50年も経たないうちに当たり前に使われる
形容詞か何かとして定義されることでしょう。
「マジ」の用法について
みんなが共通の意味を持ち
その言葉から意図をくみ取れるのであれば
いつの日にか流行が常識に変化し
正しくなってしまうのです。
おわかり頂けるだろうか??(`・ω・´)
今みんなが喋ってる日本語は
今みんなで喋る分には正しいかもしれない。
けど、タイムマシンができたとして
明治時代、江戸時代、
平安時代なんて頃に行った日には
相手に理解されないだろうね。
平安の世を生きた人からすれば
完全に意味不明な言葉であるだろう。
まぁ、言葉だけではないけど
流行が常識になって変化していく。
この世に永遠なんてなくて
何事も変化していく。
徒然草ですな(`・ω・´)
「今時の若者は… けしからんっ!!」
ってのは自分の生まれ育った時代の常識に縛られてる
ただの頑固だよ。
どこまで遡れば気が済むのやら…
自分の使ってる言葉だって
もっと前に生きた人から見たら間違ってる。
そんなに気になるなら
「~~~候」とか磯兵衛みたいなこと言ってたらいい。
わかんない人はジャンプ読めっ!!
それでも納得いかなければおじゃってれば良い。
話は逸れて長くなったけど
実は用法や読みを間違えてる日本語っていっぱいある。
今使ってる日本語は正しいように思えて正しくない。
…今の所はね。
このままみんなが間違え続けたら
将来生まれてくる子供たちもみんな間違えるだろうね。
そうして間違いが共通認識になっていくと
それが常識になっていく。
そして変化していく。
文化が変わり、正しい姿が変化するんだね。
よーするにだ、
伝わりゃいーんだよっ!!
ふはは ((`=ω=´*))
みなさま、
こんばんは おはようございます こんにちは
ぴこりんですっ!!(`=ω=´*)
夏の暑さがどんどん厳しくなってきますね。
暑いの大嫌いなぴこりんは
もう溶けてしまいそうです。
もしかしたら溶けてしまっているのかもしれませんな。
お家にいる時は溶けないように
冷房全開ですよ。
おかげさまで頭痛いですね。はい。
今日は水曜日ということでですね
毎週恒例のイベントがあります。
そうです。 今日はボランティアに行く日なんですね。
どこに行っているかというと
近所のデイサービス。
距離にしてー… 700メートルくらいか??
丸源の近くだよ。
わかんない人多いだろうけどさ。 うん。
そこでうちのお母さんが働いています。
なんとお母さんの職場に出かけるという。
ま、ぴこりんマザコンだから何ともないんだけどね。
どやぁ(`・ω・´)
このボランティアね、 今年に入ってから始めたのね。
ボランティアっていうのか…
お母さんが提案してきまして。
入所者さんについて話してきたのね。
なんでも麻雀大好きなお爺ちゃんが何人かいるようで。
いっつも何かに付けては
麻雀やりたい麻雀やりたい。
うるせぇ って言ってましたww
でもでも 麻雀できる人が限られているんですね。
4人いるのかな??
職員の人も麻雀わかるし
麻雀セットもあるんだってさ。
すごいよね(`=ω=´;)www
だけど
麻雀打てる入所者さんが都合よく
4人集まることなんてあんまりないわけですよ。
体調のことだってあるし。
後は時間が合わなくて
送迎の時間だったりで
4人で打てない時の方が多い
むしろほとんど打てないんだとか。
職員さんが入ってあげても良いんだけど
他にお仕事いっぱいあるからね。
麻雀やるためにヘルパー取るわけではございません。
なので滅多に麻雀はできないんだと。
大変だね(`=ω=´;)
そんなことをイライラしていたお母さんが
水曜日に決まって家でゴロゴロしてる
腐れニートもどきのぴこりん見つけたんですわ。
(一応働きたくなくても働くフリーターです)
ママ「あんたさ、麻雀できるんでしょ
(できるとかってレベルじゃ…)
Oo(`・ω・´;)
ぴこ「まーそれなりには…
ママ「あんた水曜日ヒマなの??
(ヒマとかって次元じゃ…)
Oo(`;ω;´)
ぴこ「まーそれなりには…
ママ「じゃあ○○(職場の名前だよー)に
麻雀打ちに来てよ
ぴこ「……はぁ??
ママ「じーちゃんたちの相手してやってよ。
職員じゃ時間取れなくて。
という経緯ね。 うん。
そう、
ボランティアってか
半分以上(9割8分くらい)遊びに行ってるのねwww
今日もなんだかんだで
麻雀してきましたっ!!
うおぉぉ(`・ω・´)
決まっている面子。
3人のお爺ちゃんがいつもの相手。
どうやら水曜日に集合するみたいだね。
後はぴこりんの仕事を考えてか
全くお母さんからのお声がかからない。
まぁ25にもなる息子が
週に5回とか麻雀打ちに来てたら
噂になっちゃうよねwww
お母さんけっこう偉い立場だからマズイwww
いっつも同じ並びで座るのね。
下家(右側)に座るAさん
対面(向かい側)に座るBさん
上家(左側)に座るCさん
の3人。
たまに参加するDさんもいるんだけどねー。
決まって同じ面子が同じ並びに座ってくる。
ぴこりんはサイコロで席を決めたいんだけどね。。
麻雀って言っても
フリー雀荘で打ったり
同年代の若者同士で打つのとは
ちょっと話が変わってくる。
麻雀漬けの毎日ではないし
ましてやぴこりんたちとは思考の速度が違う。
とってもゆっくり和やか麻雀。
雀荘で働いてたくらい麻雀好きなぴこりんだけども
なんだかとても新鮮なのであった。
そして問題はまだある。
Aさん、認知症
Bさん、耳聞こえない
やべぇ!? (`=ω=´;)がーん
なんということだろうか…
びっくりだよね。
初めて打つ前からこれは言われてた。
ママ「認知症ひどい人もいるからね
ママ「あ、耳聞こえない人もいるから。
なんですとぉー!? (`=ω=´;)がーん
もうさ やばいよね。
ぴこりん、そんな認知症わかんないけど。
おばあちゃん認知症だったけど詳しくないのね。
けどさ、 なんか覚えてらんないんでしょ??
麻雀できんの?? (`=ω=´;)うぬぬ…
そして耳ね。
アレじゃん、 ポン とか ロン とか
そういう発声しても聞こえないんでしょ??
何より、
ぴこりん、手話できないからね??
会話まったくできないとかwww
もー 大草原不可避だわ。
そんな中麻雀始まるのね。
初めて行った時はー
ぶっちゃけ超眠かった。
前の日寝られなくて
一睡もしないで行こうと思って
朝9時くらいに気絶。
11時頃にお母さんから電話あって
叩き起こされた。
正直
仮病でサボろうとした。
うん。
行ったらまだ誰も来てなくて
ホールの隅っこに案内された。
そこにはテーブルがあって
それはそれは
安そうな麻雀マットが置いてあったw
まー ドンキ行けば
麻雀牌と合わせて3000円くらいで買えんじゃん??
って感じの。
仕方ないから一人で牌触ってて。
かちゃかちゃ遊んでた。
しばらくするとBさんが来て。
でっけー声で挨拶してきた。
Bさん「はじめましてー!!
今日はぁ 宜しくお願いしますねぇ!!
Σ(`=ω=´;)
ぴこ「はい、宜しくお願いしますね!!
Bさん「他の人はぁ 来てないんですかぁ??
Σ(`=ω=´;)
ぴこ「んー… まだみたいですねぇ
Bさん「先に準備しときましょうかぁ!!
Σ(`=ω=。)声でけぇ…
で、Cさんが左に座った。
Cさん「んぁぁ ○○さんのぉ
息子さんですかぁ…
ぴこ「はい、○○です。
宜しくお願いしますね!!
Cさん「はいはい、宜しくお願い致します。
アレ、Cさんはね、
映画とかで技を伝授してくれる老師みたいなイメージ。
笑顔の奥に秘めたるポテンシャルやいかにっ!?
的な。 うん。
で、あとは職員さんが来た。
こーんな感じで始まりまして。
なんとなーく打って。
ぴこりんはふっつーにそれとなーく打って
流れに身を任せようと思ったら
バカ勝ちしてしまった(`=ω=´;)
お母さんに怒られました。
2日目にはね、 Aさんが入って。
Aさんは陽気そうな人。
Aさん「はいはい、 じゃー 字がいりませんか…
これを切りましょうかねー
私は親だからー これは切ーれーなーくーてー
これはドラですからねー
じゃー 西でも切っときましょうかねー
丸わかりすぎるっ!? Σ(`;ω;´)wwww
そして点数計算が早い。
ぴこりんより早い。
Aさん「3翻だからー ザンク(3900点)ですかね??
ぴこ「いやー これはゴーニー(5200点)だよー
早いけど違う。 惜しい。
そんな面子と毎週打ってるの。 楽しい。
意外と普通に麻雀できてた。
点数適当だけどね。
帰るとお母さんにお礼を言われる。
ママ「今日もありがとうね。
ぴこりんも楽しんでいるからお礼を言われるまでもないんだけど
ぴこ「いえいえ、どーぅいたぁーしまーしてぇー
…ところでさ、誰が誰なの??
そういえば耳のことやら認知のことやら
よくわかんなかったのである。
ママ「あー えっとねー
Aさんが認知症で
Bさんが耳聞こえないかな。
ぴこ「Cさんは??
ママ「特に何もないよ??
ぴこ「そか
つまり、
Aさん=丸わかり=認知症
Bさん=声でかい=耳聞こえない
Cさん=老師=フォースを信じよ
ですね。
全然わからないもんなんですねー。
ぴこりんは今障害者介護をやっているので
視覚障害であったり、聴覚障害を持つ人の話を
聞く機会があったりする。
足が不自由だったら車椅子に乗ってる
目が不自由だったら白杖をついてる
なんとなく街中で見かけてもわかる。
でも、聴覚障害の人は外から見てもわからない。
難聴で補聴器つけてる人とかはわかるかもだけど
Bさんみたいに全ろう(完全に聞こえない人)はわかりっこない。
話をしている感じは本当に普通だった。
話をしているといっても
最初からぴこりんがそういうスタンスで臨まなかったから
会話が成立した気がしているだけで
完全に一方通行ではあったのだが。
Aさんもそうだ。
認知症ではあるが
それを知ろうとしなかったぴこりんからの印象は
至って普通の
麻雀が大好きで純粋で
ちょっとおっちょこちょいなだけの
普通のおじいちゃんだった。
認知症って徘徊とか
すぐ物を口にしたり
何かと良い印象ではないことが出てきてしまうが
なんてことはない、
ぴこりんと同じただの麻雀好きだった。
Cさんは若くして認知症を患ったらしく
それからというものの不思議な言動はあるそうで。
ぴこりんにはわからなかったんだけどね。
障害者介護の現場で聞く
「人権」
同じ人間なんだってことを
肌で体感できる良い機会となったかもしれない。
…あ、Cさんは本当に普通ね。
麻雀の役作りが苦手みたいで
いっつも他の2人にあがられてしまって
最下位になっちゃってるんだけどね。。。
そのうち酔拳でも使いそうですね。はい。
なんかね、Bさん見てて思う。
耳聞こえないのってどんな感じなんだろ??
人間の聴覚情報は
正常な時に完全な遮断をするのは不可能。
耳に指をねじ込んでも
腕の筋肉を流れる血液の音が
ゴォー… って聞こえてくる。
耳は気圧の変化にも敏感で
常に音を拾っていて。
仮にシリコンかなんかで
耳をフタして隙間をなくしたとしても
何かしらの音が聞こえてくる。
完全に聴覚遮断の世界を体験することはできない。
Bさんはとーっても元気。
いつも部屋中に聞こえるくらい大きな声で喋って。
恐らく自分が聞こえてないから大きくなるのもあるんだろう。
なんであんなに元気に話せるのだろうか??
ぴこりんはうつ病のネガティブ気質で
なんとなく現状で想像する限り
自分の耳が完全に聞こえなくなったら絶望すると思う。
もう一生何も聞こえないとなれば…
それはとても恐ろしい。
友達と普通に会話することもできないし
車の音も聞こえないし
歌を聞くこともできない。
自分の目で感じている物
肌に触れている物
それ以外の情報は完全にシャットアウトされているわけだ。
なんだか恐ろしい世界だと思う。
怖いよね。
そんな世界に足を踏み入れたら
気が狂ってしまいそうな気がする。
けど、Bさんはあっけらかんとしている。
ぴこりんが見て感じての主観的には
まるで自分の耳が聞こえていないことに気づいていない
ってくらいに朗らかに過ごす。
けどそんなことはもちろんない。
自分は職員さんと手話で話たりする。
困難を困難と感じずに生きているようなBさん。
そんな明るいBさんが羨ましかった。
こないだ行った時にはもう既に始まっていた。
初参戦のDさんがAさんの席(下家)にいた。
職員さんが放銃(他の人にあがられること)してて
ぴこりんは最下位スタート。
ふふ… ハンデをくれてやったか… (`=ω=´*)
とか調子乗りながら普通に全力で打った。
結果、2時間全くあがらせてもらえなかったwww
積み重ねてきた経験には勝てないんだね(`;ω;´)
今日は2時間程度打って2位。
いっつもBさんがトップなんだよねー。
次こそ負けないっ!!(`・ω・´)
毎週毎週同じ面子で顔を突き合わせて
ちっちゃいテーブルの上での交流。
とても楽しいです。
麻雀が大好きなぴこりんは
麻雀の面子が揃わない苦しみをよくわかってあげられるつもり。
できる限り行ける限り
毎週毎週行ってあげたいなって思ってる。
ボランティアなんて言ってるけど
そんな大層な事してあげられるわけでもない。
けどぴこりんは麻雀好きだし
あそこのおじーちゃんたち好きだし
これくらいしかできないけど
役に立ててるなら嬉しいかな。
いないと点数わかんないしねwww
今ぴこりんはすこーしずつ手話勉強中。
ありがとうくらいならわかるよ。
Bさんともお話したいしね。
今はメモ用紙持ってってるんだけど
それはもう凄まじいペースで使っちゃうからね。
麻雀やりながらだと大変だし。
なんだかあの人たちと麻雀打ってると
こっちが手伝いに行ってるのか
遊びに付き合ってもらってるのかわかんなくなる。
むしろ、ぴこりんの方がおじーちゃんたちに
元気をもらってる気もする。
そんな元気なおじーちゃんに負けないように
明日も頑張るっ!!!(`=ω=´*)
こんばんは おはようございます こんにちは
ぴこりんですっ!!(`=ω=´*)
夏の暑さがどんどん厳しくなってきますね。
暑いの大嫌いなぴこりんは
もう溶けてしまいそうです。
もしかしたら溶けてしまっているのかもしれませんな。
お家にいる時は溶けないように
冷房全開ですよ。
おかげさまで頭痛いですね。はい。
今日は水曜日ということでですね
毎週恒例のイベントがあります。
そうです。 今日はボランティアに行く日なんですね。
どこに行っているかというと
近所のデイサービス。
距離にしてー… 700メートルくらいか??
丸源の近くだよ。
わかんない人多いだろうけどさ。 うん。
そこでうちのお母さんが働いています。
なんとお母さんの職場に出かけるという。
ま、ぴこりんマザコンだから何ともないんだけどね。
どやぁ(`・ω・´)
このボランティアね、 今年に入ってから始めたのね。
ボランティアっていうのか…
お母さんが提案してきまして。
入所者さんについて話してきたのね。
なんでも麻雀大好きなお爺ちゃんが何人かいるようで。
いっつも何かに付けては
麻雀やりたい麻雀やりたい。
うるせぇ って言ってましたww
でもでも 麻雀できる人が限られているんですね。
4人いるのかな??
職員の人も麻雀わかるし
麻雀セットもあるんだってさ。
すごいよね(`=ω=´;)www
だけど
麻雀打てる入所者さんが都合よく
4人集まることなんてあんまりないわけですよ。
体調のことだってあるし。
後は時間が合わなくて
送迎の時間だったりで
4人で打てない時の方が多い
むしろほとんど打てないんだとか。
職員さんが入ってあげても良いんだけど
他にお仕事いっぱいあるからね。
麻雀やるためにヘルパー取るわけではございません。
なので滅多に麻雀はできないんだと。
大変だね(`=ω=´;)
そんなことをイライラしていたお母さんが
水曜日に決まって家でゴロゴロしてる
腐れニートもどきのぴこりん見つけたんですわ。
(一応働きたくなくても働くフリーターです)
ママ「あんたさ、麻雀できるんでしょ
(できるとかってレベルじゃ…)
Oo(`・ω・´;)
ぴこ「まーそれなりには…
ママ「あんた水曜日ヒマなの??
(ヒマとかって次元じゃ…)
Oo(`;ω;´)
ぴこ「まーそれなりには…
ママ「じゃあ○○(職場の名前だよー)に
麻雀打ちに来てよ
ぴこ「……はぁ??
ママ「じーちゃんたちの相手してやってよ。
職員じゃ時間取れなくて。
という経緯ね。 うん。
そう、
ボランティアってか
半分以上(9割8分くらい)遊びに行ってるのねwww
今日もなんだかんだで
麻雀してきましたっ!!
うおぉぉ(`・ω・´)
決まっている面子。
3人のお爺ちゃんがいつもの相手。
どうやら水曜日に集合するみたいだね。
後はぴこりんの仕事を考えてか
全くお母さんからのお声がかからない。
まぁ25にもなる息子が
週に5回とか麻雀打ちに来てたら
噂になっちゃうよねwww
お母さんけっこう偉い立場だからマズイwww
いっつも同じ並びで座るのね。
下家(右側)に座るAさん
対面(向かい側)に座るBさん
上家(左側)に座るCさん
の3人。
たまに参加するDさんもいるんだけどねー。
決まって同じ面子が同じ並びに座ってくる。
ぴこりんはサイコロで席を決めたいんだけどね。。
麻雀って言っても
フリー雀荘で打ったり
同年代の若者同士で打つのとは
ちょっと話が変わってくる。
麻雀漬けの毎日ではないし
ましてやぴこりんたちとは思考の速度が違う。
とってもゆっくり和やか麻雀。
雀荘で働いてたくらい麻雀好きなぴこりんだけども
なんだかとても新鮮なのであった。
そして問題はまだある。
Aさん、認知症
Bさん、耳聞こえない
やべぇ!? (`=ω=´;)がーん
なんということだろうか…
びっくりだよね。
初めて打つ前からこれは言われてた。
ママ「認知症ひどい人もいるからね
ママ「あ、耳聞こえない人もいるから。
なんですとぉー!? (`=ω=´;)がーん
もうさ やばいよね。
ぴこりん、そんな認知症わかんないけど。
おばあちゃん認知症だったけど詳しくないのね。
けどさ、 なんか覚えてらんないんでしょ??
麻雀できんの?? (`=ω=´;)うぬぬ…
そして耳ね。
アレじゃん、 ポン とか ロン とか
そういう発声しても聞こえないんでしょ??
何より、
ぴこりん、手話できないからね??
会話まったくできないとかwww
もー 大草原不可避だわ。
そんな中麻雀始まるのね。
初めて行った時はー
ぶっちゃけ超眠かった。
前の日寝られなくて
一睡もしないで行こうと思って
朝9時くらいに気絶。
11時頃にお母さんから電話あって
叩き起こされた。
正直
仮病でサボろうとした。
うん。
行ったらまだ誰も来てなくて
ホールの隅っこに案内された。
そこにはテーブルがあって
それはそれは
安そうな麻雀マットが置いてあったw
まー ドンキ行けば
麻雀牌と合わせて3000円くらいで買えんじゃん??
って感じの。
仕方ないから一人で牌触ってて。
かちゃかちゃ遊んでた。
しばらくするとBさんが来て。
でっけー声で挨拶してきた。
Bさん「はじめましてー!!
今日はぁ 宜しくお願いしますねぇ!!
Σ(`=ω=´;)
ぴこ「はい、宜しくお願いしますね!!
Bさん「他の人はぁ 来てないんですかぁ??
Σ(`=ω=´;)
ぴこ「んー… まだみたいですねぇ
Bさん「先に準備しときましょうかぁ!!
Σ(`=ω=。)声でけぇ…
で、Cさんが左に座った。
Cさん「んぁぁ ○○さんのぉ
息子さんですかぁ…
ぴこ「はい、○○です。
宜しくお願いしますね!!
Cさん「はいはい、宜しくお願い致します。
アレ、Cさんはね、
映画とかで技を伝授してくれる老師みたいなイメージ。
笑顔の奥に秘めたるポテンシャルやいかにっ!?
的な。 うん。
で、あとは職員さんが来た。
こーんな感じで始まりまして。
なんとなーく打って。
ぴこりんはふっつーにそれとなーく打って
流れに身を任せようと思ったら
バカ勝ちしてしまった(`=ω=´;)
お母さんに怒られました。
2日目にはね、 Aさんが入って。
Aさんは陽気そうな人。
Aさん「はいはい、 じゃー 字がいりませんか…
これを切りましょうかねー
私は親だからー これは切ーれーなーくーてー
これはドラですからねー
じゃー 西でも切っときましょうかねー
丸わかりすぎるっ!? Σ(`;ω;´)wwww
そして点数計算が早い。
ぴこりんより早い。
Aさん「3翻だからー ザンク(3900点)ですかね??
ぴこ「いやー これはゴーニー(5200点)だよー
早いけど違う。 惜しい。
そんな面子と毎週打ってるの。 楽しい。
意外と普通に麻雀できてた。
点数適当だけどね。
帰るとお母さんにお礼を言われる。
ママ「今日もありがとうね。
ぴこりんも楽しんでいるからお礼を言われるまでもないんだけど
ぴこ「いえいえ、どーぅいたぁーしまーしてぇー
…ところでさ、誰が誰なの??
そういえば耳のことやら認知のことやら
よくわかんなかったのである。
ママ「あー えっとねー
Aさんが認知症で
Bさんが耳聞こえないかな。
ぴこ「Cさんは??
ママ「特に何もないよ??
ぴこ「そか
つまり、
Aさん=丸わかり=認知症
Bさん=声でかい=耳聞こえない
Cさん=老師=フォースを信じよ
ですね。
全然わからないもんなんですねー。
ぴこりんは今障害者介護をやっているので
視覚障害であったり、聴覚障害を持つ人の話を
聞く機会があったりする。
足が不自由だったら車椅子に乗ってる
目が不自由だったら白杖をついてる
なんとなく街中で見かけてもわかる。
でも、聴覚障害の人は外から見てもわからない。
難聴で補聴器つけてる人とかはわかるかもだけど
Bさんみたいに全ろう(完全に聞こえない人)はわかりっこない。
話をしている感じは本当に普通だった。
話をしているといっても
最初からぴこりんがそういうスタンスで臨まなかったから
会話が成立した気がしているだけで
完全に一方通行ではあったのだが。
Aさんもそうだ。
認知症ではあるが
それを知ろうとしなかったぴこりんからの印象は
至って普通の
麻雀が大好きで純粋で
ちょっとおっちょこちょいなだけの
普通のおじいちゃんだった。
認知症って徘徊とか
すぐ物を口にしたり
何かと良い印象ではないことが出てきてしまうが
なんてことはない、
ぴこりんと同じただの麻雀好きだった。
Cさんは若くして認知症を患ったらしく
それからというものの不思議な言動はあるそうで。
ぴこりんにはわからなかったんだけどね。
障害者介護の現場で聞く
「人権」
同じ人間なんだってことを
肌で体感できる良い機会となったかもしれない。
…あ、Cさんは本当に普通ね。
麻雀の役作りが苦手みたいで
いっつも他の2人にあがられてしまって
最下位になっちゃってるんだけどね。。。
そのうち酔拳でも使いそうですね。はい。
なんかね、Bさん見てて思う。
耳聞こえないのってどんな感じなんだろ??
人間の聴覚情報は
正常な時に完全な遮断をするのは不可能。
耳に指をねじ込んでも
腕の筋肉を流れる血液の音が
ゴォー… って聞こえてくる。
耳は気圧の変化にも敏感で
常に音を拾っていて。
仮にシリコンかなんかで
耳をフタして隙間をなくしたとしても
何かしらの音が聞こえてくる。
完全に聴覚遮断の世界を体験することはできない。
Bさんはとーっても元気。
いつも部屋中に聞こえるくらい大きな声で喋って。
恐らく自分が聞こえてないから大きくなるのもあるんだろう。
なんであんなに元気に話せるのだろうか??
ぴこりんはうつ病のネガティブ気質で
なんとなく現状で想像する限り
自分の耳が完全に聞こえなくなったら絶望すると思う。
もう一生何も聞こえないとなれば…
それはとても恐ろしい。
友達と普通に会話することもできないし
車の音も聞こえないし
歌を聞くこともできない。
自分の目で感じている物
肌に触れている物
それ以外の情報は完全にシャットアウトされているわけだ。
なんだか恐ろしい世界だと思う。
怖いよね。
そんな世界に足を踏み入れたら
気が狂ってしまいそうな気がする。
けど、Bさんはあっけらかんとしている。
ぴこりんが見て感じての主観的には
まるで自分の耳が聞こえていないことに気づいていない
ってくらいに朗らかに過ごす。
けどそんなことはもちろんない。
自分は職員さんと手話で話たりする。
困難を困難と感じずに生きているようなBさん。
そんな明るいBさんが羨ましかった。
こないだ行った時にはもう既に始まっていた。
初参戦のDさんがAさんの席(下家)にいた。
職員さんが放銃(他の人にあがられること)してて
ぴこりんは最下位スタート。
ふふ… ハンデをくれてやったか… (`=ω=´*)
とか調子乗りながら普通に全力で打った。
結果、2時間全くあがらせてもらえなかったwww
積み重ねてきた経験には勝てないんだね(`;ω;´)
今日は2時間程度打って2位。
いっつもBさんがトップなんだよねー。
次こそ負けないっ!!(`・ω・´)
毎週毎週同じ面子で顔を突き合わせて
ちっちゃいテーブルの上での交流。
とても楽しいです。
麻雀が大好きなぴこりんは
麻雀の面子が揃わない苦しみをよくわかってあげられるつもり。
できる限り行ける限り
毎週毎週行ってあげたいなって思ってる。
ボランティアなんて言ってるけど
そんな大層な事してあげられるわけでもない。
けどぴこりんは麻雀好きだし
あそこのおじーちゃんたち好きだし
これくらいしかできないけど
役に立ててるなら嬉しいかな。
いないと点数わかんないしねwww
今ぴこりんはすこーしずつ手話勉強中。
ありがとうくらいならわかるよ。
Bさんともお話したいしね。
今はメモ用紙持ってってるんだけど
それはもう凄まじいペースで使っちゃうからね。
麻雀やりながらだと大変だし。
なんだかあの人たちと麻雀打ってると
こっちが手伝いに行ってるのか
遊びに付き合ってもらってるのかわかんなくなる。
むしろ、ぴこりんの方がおじーちゃんたちに
元気をもらってる気もする。
そんな元気なおじーちゃんに負けないように
明日も頑張るっ!!!(`=ω=´*)
みなさまっ!!
おっひさしぶりではありませんかぁ!!!!
ぴこりんでござますよ(`=ω=´*)えぇ
そう、本当に久々すぎて
最後に書いたのっていつだ!?
ってなります。 なりました。
えぇ。
見てきました。
3月
わぁ…(`=ω=´*)
最近スマートフォンが流行ってますよね。
ぴこりんももちろんスマートフォンです。
お家でスマホから検索し、
スマホでパズドラ、
スマホでLINE、
スマホでYouTube、
スマホで電話。
もはやパソコンを立ち上げることも少なくなりました。
スマホからブログとか
ムリ(`・ω・´)
はいはい、
まぁいいや。
そう、最近ね、
ぴこりん、うつ病になってしまったんですね。
今日はそんな話をしてみようかな??
って思います。
ネットで不特定多数の人が見られる場所ですが
感情移入とかしやすい人は
ぴこりんの気持ちを理解して
同じように鬱になってしまうかもっても思うので
あんまり深く考えないで読むか
全く読まないでほしいです。
ぴこりんね、 ヒマなのね。
そりゃもうヒマよ。 うん。
フリーターやってんだけど
今介護の仕事してるじゃんね。
今、なんと週2。
週2よ?? 週2。
まぁ実家暮らしってのもあって
車持ってても苦にならないくらいの収入にはなる。
逆に言おうか
週5休みや。
どやっ!!(`・ω・´)
そらヒマなわけですわ。 うん。
で、休日に何をしているかといえば、
・パズドラ
・楽器
・ネットサーフィン
・ゴロゴロ
誰が腐れニートやっ!!(`・ω・´)
意外と週5回も休みがあるとやることないんですよね。
意外でもないか??
社会人時代はいくら休みがあっても足りない気がしてた。
アレもしたいコレもしたい
だったのに
全部できる時間があるぴこりんは
もはややることもなく
ヒマを持て余してゴロゴロするだけだった。
仕事が増える時があったり
掛け持ちしたり
パズドラで良いダンジョンがきたりw
やることが増えることもあったけど
一時しのぎにしかならず
結局長いスパンでやることなんてなかった。
うん。
ぴこりんは今介護福祉士の資格を取ろうとしていて
その資格を取るのに必要な条件が
「職歴3年」 なのだ。
3年経たないと受験することすらできないという。
やることも塞がってる感じ。
困った。
そのやるべきことの介護福祉士も
実際の所テキトーに選んだバイトが楽しかったから
勢いに任せて飛び込もうとしている
とても不安定なやりたさ。
「やりたい」 よりも
「今はこれしか選択肢がない」
に近づきつつもある現状。
そんな日々が続く。
1日、 2日、 5日、
10日、 1週間、
フリーターを始めてから長い月日が経ち
会社を辞めてから3年半が経つ。
そんなある日、 ふと気づいた。
みんなも考えたことがあるかもしれない。
明日のことを考え 将来を考え
自分の行く末を考え
そして考え続け 至る
「あ、オレはいつか死ぬんだ」
そうなのだ
生き物はみんないつの日にか死ぬ。
そのことに気づいた。
夜って不思議と感受性が上がる。
夜中一人ベッドに横たわり
そのことに気づく。
度々思い出してしまうことはあった。
毎回毎回怖くなる。
あぁ…いやだな…
こわいな…
なんとも言えない恐怖に駆られ
とりとめもない焦燥感に包まれる。
しかしヒマなぴこりんは
体力が有り余ってるのもあって
なかなか寝付けずに
恐怖と戦う夜だった。
最後にはゲームに手を出したりして
体を極限状態にまで持っていくことで
眠気>恐怖
を作り出して寝ていた。
たまーに思い出してしまう程度だったこの恐怖は
昼になると消える。
寝て忘れるのもある。
昼間に夜のことを思い出しても
「あー なんで夜はあんなに怖いんだろ??」
程度で済んでいた。
別に怖くはならない。
そんな程度で回復してしまうことだったのだが
段々と頻度が上がってきた。
思い出して恐怖し寝る。
日中忘れる。
次の日も思い出す。
忘れる 思い出す。
そんな日が続いてしまったのだ。
そしてついに昼間考える。
「最近夜やばいな…
毎晩考えてるよ…
でもなんで夜だけなんだ??
日中だって深く考えたら…
死ぬのがなくなるわけではないし
何も解決されてな…
あ、やべぇ…」
ついに恐怖が昼にまで浸食してきた。
最初は忘れようとコントロールできていた恐怖も
昼間思い出してからは早かった
24時間ある1日の中で18時間くらい起きてる。
15時間以上は死について考えるようになった。
いわゆるところの
【死恐怖症】
タナトフォビアと言われる物だ。
文字通り、「死」が怖くなる病気。
これが医学的な名前なのかは知らないが
昔調べたことがある。
夜中に漠然と死ぬことが怖くなってた時。
「あ、オレこれかな??」
全然違った。
次元が違う。
常に「死」を意識し
常に恐怖や焦燥感に襲われ続けている。
自分が将来死ぬことがこわい
自我の消滅が怖い
無が怖い。
死にたくない。
まだまだ先である可能性が高いが
100%死ぬ。
今最高齢の方は日本人で110歳と言われているが
111年以上前に生まれた人間は
全員死んだ。
今生きている70億の命も
間違いなく死ぬ。
ぴこりんは死ぬのだ。
怖くて仕方がない。
小保方さん頑張ってね(`;ω;´)
そして死の恐怖が広がっていく。
人はみな死ぬ。
そう、
ぴこりんのお父さんお母さんも死ぬのだ。
じーちゃんが去年7月に死んだ。
先週その弟、ぴこりんの大叔父が死んだ。
今いる大切な人が
みんな死ぬのだ。
お父さんお母さんに至っては
ほぼ間違いなく先に死ぬだろう。
ぴこりんが急死しなければ。
お別れがくるのだ。
これは怖い。
わかるだろうか??
ぶっちゃけわからない方が幸せかもしれない。
親が先に死ぬのも怖いし
自分が死ぬのも怖い。
例えばぴこりんが100歳まで生きて
お父さんが135歳 お母さんが133歳
健在だったとしよう。
ぴこりんを失う両親の悲しみもイヤ。
もう、「死」という現象が発生している空間が怖い。
ぴこりんの腕を刺している蚊を潰す
その蚊の命がぴこりんの手で
一瞬のうちに奪われるのが怖い。
もはや本当に病気だった。
テレビを点けるとニュースをやっている。
ゲストのおじさん。
たぶんこの人は60歳くらい。
あと50年くらいがヒトの限界。
考える。
実際は20年くらいなのかな??
人生の3/4が終わってるのか。
怖くないかな??
考える。
ぴこりんは25だから
100まで生きても1/4か。
あとこれを3回やったら死ぬのか。
考える。 怖い。
もうカレンダーを見るのも怖い。
今は2014年。
産まれた時は1989年。
2000年問題とか覚えてる。
ついこの間のようだった。
そこが生誕から今までの折り返し。
むしろちょっと昔寄り。
時間の流れの速さが怖くなる。
この数字が増えてって
2020 2030 2040
どこまで?? 怖い。
2100 間違いなく死んでる。 怖い。
1ヶ月が経過すると
死に1ヶ月近づいたことになる。
マジで怖い。
1日が経つと1日近づく。
毎日死に近づいている。
怖くてたまらない。
1日の終わりが来ないでほしい
寝るのがイヤになった。
寝ると近づく気がした。
思い出す。
寝なくても死ぬのだが。
そんなことが頭の中をぐるんぐるん回っていた。
恐怖に支配されたぴこりんは
仕事中もずーっと死について考える。
手に入る情報が全て死に結び付いた。
他の人を見れば
「この人、死ぬこと気づいてないんだな
ネコを見れば
「ヒトより短い命…かわいそうに…
ひどいところに至ると
産まれたての赤ちゃんを連れた女性を見かけると
「この赤ちゃんも死ぬんだ。
産まれてきたからこそ死ぬ。
新しい命もかわいそうなことだ…
「このお母さんも
いつかはこの子と死別するんだなぁ
なんて切ない世界なんだ…
になる。
自分でも思う。
病気だ。
でも真理でもあると思っている。
でも実際病的神経質である。
悩んだ。
ぴこりんを一番救ってくれたのは友達だった。
友達と遊んでいる瞬間だけが
一瞬ではあるが死を忘れる時間だった。
夜中にカラオケしたり
話し込んだり
時には泊まってもらって
気を紛らわす日々が続いた。
友達の存在に気付いたぴこりんは
辛うじて精神を繋ぎ止めてる感覚があった。
友達がいなかったら気が狂ってたかもしれないね。
人に迷惑をかけながらも
辛うじて寝る術は手に入った。
朝起きる。 洗顔。
フリーターらしいスロースタートで始まる。
もはやルーティンになってんだな。
寝癖整えながら思うんだ。
「あぁ 今日もオレ
…生きてやがんだよなぁ
そんな調子でスタートして
死の恐怖に打ち勝とうと何かを探す。
そして何かをし始める。
しかし、そこにやはり付き纏う。
死。
こいつがジャマをしてきた。
何しよっかなー…
そだ、ベース弾こう
ベースを弾きはじめる。
しかし、気づく。
「ベース上手くなりたいけど…
なってどうすんだ??
結局死ぬんじゃん。
死んだら… 何も残らんし…
上手くなっても仕方ないじゃん。
ベース弾きたい感情が失せる。
とりあえず飯にするか。
「…何食べよ??
…何を食べても死ぬんだしな。
何食べても一緒か。
美味いもんとか…いーや
…このお煎餅でいっか
となる。
そして
「…煎餅食べても死ぬっちゅーねんっ!!
どないせーっちゅーんじゃっ!!!!
ばちーんっ
食べない。
1日に1食でも重たいくらいに
ぴこりんの食欲は無くなった。
そして何もしないうちに夜になり
「あぁ… 死に近づいた…
恐怖の時間がやってくる。
もうエピソード記憶なのだろうか??
自分のベッドを見ると怖い。
横たわると怖い。
電車の座席の方が楽に眠れるくらい。
ぴこりんの生活から一切のやる気が無くなった。
もう何をしても死ぬんだから
何をやっても同じ。
非情に残念な事に
何をやっても自我がなくなるんだから
関係ないのだ。
ぴこりんがベース超絶上手くなったとしよう。
もはやポール・マッカートニーと肩を並べたとしよう。
死にます。
武道館に行ってワンマンライブやったとします。
チケットは2秒で完売でした。
ぴこりんの名は全世界に轟きました!!
ぴこりんが歌えば人だかりだとしましょう。
死にます。
残念ながら生きている間だけ「どやぁ」です。
死んだら何も残りません。
ぴこりんが会社勤めで年収1000万になったとします。
裕福です。
子供は良い教育を受け成長し
奥さんは美人。
頑張って富・地位・名声築き上げたとします。
死ぬんですよ。
頑張っても死ぬんです。
今ゴロゴロしてパズドラやって
「やったー♪スキルマー♪
オレつえぇwwwwwwww
してても死ぬんです。
何も残りません。
イヤです。
もう何もしなくて良いじゃん。
完全に無気力になりました。
仕事とかしたくない。
人生限られた時間しかないのに
縛られる時間とか
1秒もいらんっ!!
って
心の底から思いました。
仕事 ⇒ 寝る ⇒ 仕事 ⇒ 寝る
とかバカじゃん。
って本気で思いました。
遺残たっぷり残す
とかマジでバカでしょ。
って本気で思いました。
生きてるうちに何かしなきゃわかんないんだから
意味ねーだろが
って本気で思いました。
荒みます。
街で歩きタバコして闊歩し
人を殴り脅かし
挙句にお金を奪い取って
その人の命を奪い
人を裏切り
自分は楽して自由に生活しようとする
人を人と思わない人がこの世にはいます。
でもその人も死ぬんですね。
今とてつもなく嫌われてるかもしれない。
でも死んだら評価とか関係ない。
家族とかできないかもしれない。
でも死んだら一緒にいられない。
むしろ失う悲しみと
自分が先立つ時に生まれる不幸を
その人は持たない。
もう、それでも良いんじゃないか??
混乱しました。
とことんやる気を失ったぴこりんは
負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいました。
そして最終段階に差し掛かります。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
ぴこりんで脳内メーカー作ったらこんな感じだろうね。
で、考える。
死んだらどうなんだろな??
実際のところ死んだら考えもなくなるし。
産まれてくる前は生きてないんだから
死んでるのと同じ??
じゃあ死ぬのは…
やっぱ怖い。
でも死ぬのが怖いって考えてるけど…
やっぱ死んだら楽なのかな??
死んだら… 楽なのかな??
…死んだら …楽なんだろな。
あぁ… 死ぬの怖いけど
死んだら怖くないんだ。
今一瞬で死ねたらなぁ
楽だなぁ…。
アカンやつやっ!!!
Σ(`=ω=´;)がーん
そう、
ついに自殺を考えるようになってしまったんですね。
死恐怖症なのに自殺って不思議でしょ??www
でもね、 合理的部分もありますよ??
・死にたくない
・お父さん死なないで
・お母さん死なないで
・周りの生き物も死なないでくれ
しかし、全てが叶わぬ願いです。
しかも、それの多くを目の当たりにするでしょう。
お父さんが死ぬ時を迎える。
お母さんが死ぬ時を迎える。
そしてゆくゆくは自分が死ぬ。
全部イヤです。
いつか来ます。
でも自殺すると…
なんと自分が死ぬだけなんですね。
後のことはぴこりんの中には存在しません。
お父さんの死とか
お母さんの死とか
そういうのないです。
実際はいつか死にます。
けどぴこりんの中にはないんですね。
なんということでしょうか。
凄まじい発見でした。
でもやっぱ怖いからやめときます。
車のローンもあるし
みんな泣くかもだし。
てか
命を粗末にしちゃいけません(`・ω・´)
一瞬大発見に思えた自殺は
結局死の恐怖に押し潰されたし
やっぱ小保方さんがスタップ細胞完成させて
脳細胞復活からの不死ができるかもだから
やめときます(`=ω=´*)
ぴこりん、 友達に相談しました。
仲の良いしゅんちゃんですね。
いつもありがとね!!
今日も楽しかったぞ(`=ω=´*)
しゅんちゃん、心理学やってるじゃんね。
え?? 知らんて??
過去参照(あると思ふ…)
相談したんさ。
死ぬのが怖いだの
無気力だの
寝られないだの
食欲ないだの。
しゅん「うんうん… そかぁ…
それはおま(中略
うつ病かもし(中略
早めに病院行っ(中略
薬もらってく(後略
って感じwww
しゅんちゃん、ごめんねwww
ま、実際けっこう長く話してくれたんだけど
すんげぇ落ち着きました。
心理学すげぇな時間でした。
そんなこんなもあって
病院行こうかなって思った。
うん。
そしてとある土曜日、
病院に行きましたよ。 ええ。
もうどこ行ったら良いかわからなくて
交番で聞いたり。
別の症状で内科に行った時に
精神科的なとこってどこにあります??
とか聞いたり。
お家から遠いとこしか教わらなかったので
スマホで調べたお(`・ω・´)どやぁ
最寄駅の前にあった心療内科ってとこに。
心療内科とか初耳すぎて不安だったけどね。
そしたらねー
土曜日だからすんげぇ混んでた。
どのくらい混んでたかって
呼ばれるまで1時間ちょっとかかった。
もうそれは気の遠くなる程長い時間のように
感じそうでしょ??
爆睡してて一瞬だった(`=ω=´*)
診療受付時間を1時間以上オーバーして
診察始まったぴこりん
医者「はいはい、 どーしました??
ぴこ「かくかくしかじか…(←便利ー)
医者「そーですかぁ…
ちょっとチェックシートやってもらえる??
ぴこ「はぁ…
~チェックシート~
そして裏から身支度整えてお医者さん登場。
医者「すまんね、今日はこれから会議があって…
……ん~ はいはい
お薬出しときますね。
また今度土曜日外して来れないかな??
ゆっくり問診したいんだけど
ぴこ「いらっ(´・ω・`)
頭おかしくなりかけてるぴこりんには殺意が芽生えた。
ぴこ「今日ダメなんですね。
わかりました。
いつ来れば??
医者「~~日はどうかな??
ぴこ「給料日前だからムリ
医者「あぁー 難しいかー
じゃあ 電話下さい!!
(…………。)
Oo(`・ω・´)
まぁもうちょい早くに来なかったぴこりんにも非はあるし
殺してもぴこりんは死ぬし、
めんどくさいから生かしとくことにした。
だいぶ長めに(お給料日後まで大丈夫なように)
薬が処方されていた。
意外と良いやつ??なのかもしれない。
ちなみにそれからここには行っていないwww
お薬を貰った。
チェックシート、だいぶチェック入ったぴこりん。
その病気はうつ病だった。
貰ったお薬は
抗鬱作用だったり
焦燥感をとったり
精神安定であったり
そういう効果のある薬だった。
しゅんちゃん正解です。おめでとござます。
ぴこりんはその日からそのお薬を飲んでみることにした。
薬は朝晩2回飲むやつと
睡眠導入の効果があり
一日気分を緩和してくれる効果のある夜用のやつと
2種類出た。
飲んでみると不思議、
忘れられたわけではないが
死の恐怖が抑えられた感じだった。
「結局死ぬのがなくなったわけじゃないからなー
結局死ぬんじゃんねー…。
…まいっか
程度で済むようになった。
そして夜眠れる。
てか薬飲んでパズドラやってたら
いつの間にか朝目が覚める。
すごかった。
すっと眠りに入れて
むしろ入り過ぎて仕事9時間の大遅刻したwww
日中の気怠さや眠気と引き換えではあったが
睡眠を取り戻すことに成功した。
ここでだいぶ精神的に取り戻せた感がある。
ありがとう!!医者の先生!!
…もうあそこには行かないけどwww
だいぶ死に関する恐怖や焦燥は減った。
でもまだある。
やっぱり夜になると怖くて
今も後ろにあるベッドが怖い。
先にも書いたが、
大叔父さんが先週死んだ。
癌だった。
大叔父も知っていた。
手術する体力のある年齢ではなく
薬で進行を抑えるだけの治療しかできない症状。
もはや死を待つのみの体だったのだ。
それを知った大叔父は
全ての治療を断った。
家族に迷惑がかかる と言っていたそうだ。
が わかった。
大叔父もぴこりんと一緒だった。
どうせ死ぬ ムダな治療
薬打っても死ぬ 打たなくても死ぬ
何をしても死ぬ
じゃあ何もしねーよ
だった。 言われる前にわかった。
大叔父に会いに行った。
はっきり言おう。
めっちゃくちゃ行きたくなかった。
最後に触れた死はじーちゃん。
その後に死恐怖症になっている。
今まさに死を待つ大叔父に触れることが
本当に正解なのかわからなかった。
でも なんとなく感じた大叔父の無気力が
ぴこりんの足を運んだ。
オレが行かなくて誰がわかんだよ
って思った。
基本的に大叔父は面会を断る。
調子悪いだのなんだの言うらしい。
からアポなしで行ってみた。
大叔父はびっくりした様子で怒って
帰れだのなんだのって文句並べた。
そんな大叔父の手足はむくみ
変な色になっていて
癌のせいかはわからないけど
誰が見てもな状態であった。
心の奥底から湧き上がる。
やっぱり来た。焦燥感や恐怖。
行くまでにずーっと何を言ったら良いかわかんなかったけど
大叔父を見て自然と
「投げちゃダメだよー
と言ってしまった。
大叔父は態度を変え
「とは言ってもどうしたら良いのかわかんねーんだよ
といつもの様子だった。
…って言ってぴこりんが答えられるなら苦労しない。
それで悩んでる人の1人なんだよね。
仕方ないから自分の話をしてみた。
もちろん、死の話なんてしない。
今ある無気力の話。
何をしたら良いのかわからない話
何をすべきなのかもわからない話
ただただぴこりんが喋った。
「そうかー…
そうかー…
オレもわかんねーなー…
と悲しそうな顔をしてしまう大叔父。
2人で負のスパイラルしそうだった。
大叔父がまた塞ぎ込んでしまうのが怖いので
昔話をしてみた。
もちろん、去年死んだじーちゃんの話とかには
絶対に繋がらないようにだ。
大叔父は都内でラーメン屋をやっていた。
しがない街のラーメン屋。
お世辞にも繁盛なんて言えないお店。
ぴこりんもお父さんに連れられて行ったことがあって
ほんの数回だけ行ったことがあった。
ぴこりんもラーメンやってたので
ラーメンの話をした。
大叔父のイメージって
ラーメンとお酒と真っ赤な顔と大きな笑い声。
話が弾んで聞かれる
「おじさんのラーメン美味しかったろ??
ぴこりんが大叔父のラーメンをご馳走になったのなんて
もう20年ちかい昔の話になる。
それから食べたことなんてないし
ラーメン好きなぴこりんは今まで多くのラーメンを食べた。
大叔父のラーメンの味なんて覚えているはずもない。
大叔父も実際それくらい考えればわかるはず。
それに、死にゆく人にウソなんてつきたくない。
「いやーもうオレ25だよ??
あんときはだいぶ小っちゃかったからー
さすがに思い出せないなーwww
大叔父は笑った。
「だろーなー!!!
美味かったなんて言われた日には
どーしてやろーかと思ったよ!!!
声でけ…(`=ω=´;)
じゃなくて
ウソつかなくて良かったわ。
「でもね、おじちゃん、
おじちゃんの楽しそうな笑顔は覚えてんだ。
おじちゃんって聞いて一番に思い浮かぶのは
お酒飲みすぎて真っ赤になって
そのおっきな声で騒いでるおじちゃん。
二番目はあの時の「うまいだろー??」って
楽しそうに聞いてくるおじちゃんの顔なんだよ。
って言った。
「そうかぁ!!!
いやー おじちゃん嬉しいよー
産まれてきて良かったなぁ
って笑ってた。
心の底から思ってるのか
お世辞なのか
わかんない。 けど
どっちでも良い。
大叔父が思ってようとなかろうと
そんな言葉が心のどこかに置いてあっただけで良かった。
けっこう自宅で渋っていたので
病院についたのも遅い時間。
これが幸いして
口から言葉がこぼれる時に
同時に涙がこぼれそうな時間に終止符が打てた。
「じゃ、帰るねぇー
「おぉ?? もー帰んのかい??
「www おじさん、帰れって言ってたじゃーん??
「なんだぁ もっといれば良いのによ
「また来るからさ!!
次会う時までには
ラーメン作れるくらいまで回復しておくこと!!
宿題ですwww
「どーだかなー
まー 頑張ってみっけどよーwww
「やるのっ!!
またね!!
大叔父のラーメンが美味しかったのかどうかは
笑顔の思い出の中に消えていった。
大叔父に会いに行って良かったって思った。
大叔父は死の無気力だったみたいだけど
お父さんがお見舞いに行くって言ったのも受け入れたし
笑うことも増えたそうだ。
ぴこりんの中には大叔父がいて
大叔父はそれを知って嬉しかったみたいで
あの状態になった大叔父の口から
生に対する感謝を聞けたのだ。
新生児を見て哀れに思ったぴこりんだったが
産まれるということが不幸の始まりだと思ったが
大叔父が答えを見せてくれた。
感謝したい。
今日25日、ぴこりん給料日なのね。
やったね(`=ω=´*)
だから今日病院行きます。
まだまだ怖いよ。
まだまだ無気力になるよ。
でも調子は上がってきてる。
ぴこりんも大叔父のように
豪快に笑って
最期には感謝していけるように
少しずつだけど
今日を精一杯になれるように
また戻れるように
頑張って生きたいと思います。
おっひさしぶりではありませんかぁ!!!!
ぴこりんでござますよ(`=ω=´*)えぇ
そう、本当に久々すぎて
最後に書いたのっていつだ!?
ってなります。 なりました。
えぇ。
見てきました。
3月
わぁ…(`=ω=´*)
最近スマートフォンが流行ってますよね。
ぴこりんももちろんスマートフォンです。
お家でスマホから検索し、
スマホでパズドラ、
スマホでLINE、
スマホでYouTube、
スマホで電話。
もはやパソコンを立ち上げることも少なくなりました。
スマホからブログとか
ムリ(`・ω・´)
はいはい、
まぁいいや。
そう、最近ね、
ぴこりん、うつ病になってしまったんですね。
今日はそんな話をしてみようかな??
って思います。
ネットで不特定多数の人が見られる場所ですが
感情移入とかしやすい人は
ぴこりんの気持ちを理解して
同じように鬱になってしまうかもっても思うので
あんまり深く考えないで読むか
全く読まないでほしいです。
ぴこりんね、 ヒマなのね。
そりゃもうヒマよ。 うん。
フリーターやってんだけど
今介護の仕事してるじゃんね。
今、なんと週2。
週2よ?? 週2。
まぁ実家暮らしってのもあって
車持ってても苦にならないくらいの収入にはなる。
逆に言おうか
週5休みや。
どやっ!!(`・ω・´)
そらヒマなわけですわ。 うん。
で、休日に何をしているかといえば、
・パズドラ
・楽器
・ネットサーフィン
・ゴロゴロ
誰が腐れニートやっ!!(`・ω・´)
意外と週5回も休みがあるとやることないんですよね。
意外でもないか??
社会人時代はいくら休みがあっても足りない気がしてた。
アレもしたいコレもしたい
だったのに
全部できる時間があるぴこりんは
もはややることもなく
ヒマを持て余してゴロゴロするだけだった。
仕事が増える時があったり
掛け持ちしたり
パズドラで良いダンジョンがきたりw
やることが増えることもあったけど
一時しのぎにしかならず
結局長いスパンでやることなんてなかった。
うん。
ぴこりんは今介護福祉士の資格を取ろうとしていて
その資格を取るのに必要な条件が
「職歴3年」 なのだ。
3年経たないと受験することすらできないという。
やることも塞がってる感じ。
困った。
そのやるべきことの介護福祉士も
実際の所テキトーに選んだバイトが楽しかったから
勢いに任せて飛び込もうとしている
とても不安定なやりたさ。
「やりたい」 よりも
「今はこれしか選択肢がない」
に近づきつつもある現状。
そんな日々が続く。
1日、 2日、 5日、
10日、 1週間、
フリーターを始めてから長い月日が経ち
会社を辞めてから3年半が経つ。
そんなある日、 ふと気づいた。
みんなも考えたことがあるかもしれない。
明日のことを考え 将来を考え
自分の行く末を考え
そして考え続け 至る
「あ、オレはいつか死ぬんだ」
そうなのだ
生き物はみんないつの日にか死ぬ。
そのことに気づいた。
夜って不思議と感受性が上がる。
夜中一人ベッドに横たわり
そのことに気づく。
度々思い出してしまうことはあった。
毎回毎回怖くなる。
あぁ…いやだな…
こわいな…
なんとも言えない恐怖に駆られ
とりとめもない焦燥感に包まれる。
しかしヒマなぴこりんは
体力が有り余ってるのもあって
なかなか寝付けずに
恐怖と戦う夜だった。
最後にはゲームに手を出したりして
体を極限状態にまで持っていくことで
眠気>恐怖
を作り出して寝ていた。
たまーに思い出してしまう程度だったこの恐怖は
昼になると消える。
寝て忘れるのもある。
昼間に夜のことを思い出しても
「あー なんで夜はあんなに怖いんだろ??」
程度で済んでいた。
別に怖くはならない。
そんな程度で回復してしまうことだったのだが
段々と頻度が上がってきた。
思い出して恐怖し寝る。
日中忘れる。
次の日も思い出す。
忘れる 思い出す。
そんな日が続いてしまったのだ。
そしてついに昼間考える。
「最近夜やばいな…
毎晩考えてるよ…
でもなんで夜だけなんだ??
日中だって深く考えたら…
死ぬのがなくなるわけではないし
何も解決されてな…
あ、やべぇ…」
ついに恐怖が昼にまで浸食してきた。
最初は忘れようとコントロールできていた恐怖も
昼間思い出してからは早かった
24時間ある1日の中で18時間くらい起きてる。
15時間以上は死について考えるようになった。
いわゆるところの
【死恐怖症】
タナトフォビアと言われる物だ。
文字通り、「死」が怖くなる病気。
これが医学的な名前なのかは知らないが
昔調べたことがある。
夜中に漠然と死ぬことが怖くなってた時。
「あ、オレこれかな??」
全然違った。
次元が違う。
常に「死」を意識し
常に恐怖や焦燥感に襲われ続けている。
自分が将来死ぬことがこわい
自我の消滅が怖い
無が怖い。
死にたくない。
まだまだ先である可能性が高いが
100%死ぬ。
今最高齢の方は日本人で110歳と言われているが
111年以上前に生まれた人間は
全員死んだ。
今生きている70億の命も
間違いなく死ぬ。
ぴこりんは死ぬのだ。
怖くて仕方がない。
小保方さん頑張ってね(`;ω;´)
そして死の恐怖が広がっていく。
人はみな死ぬ。
そう、
ぴこりんのお父さんお母さんも死ぬのだ。
じーちゃんが去年7月に死んだ。
先週その弟、ぴこりんの大叔父が死んだ。
今いる大切な人が
みんな死ぬのだ。
お父さんお母さんに至っては
ほぼ間違いなく先に死ぬだろう。
ぴこりんが急死しなければ。
お別れがくるのだ。
これは怖い。
わかるだろうか??
ぶっちゃけわからない方が幸せかもしれない。
親が先に死ぬのも怖いし
自分が死ぬのも怖い。
例えばぴこりんが100歳まで生きて
お父さんが135歳 お母さんが133歳
健在だったとしよう。
ぴこりんを失う両親の悲しみもイヤ。
もう、「死」という現象が発生している空間が怖い。
ぴこりんの腕を刺している蚊を潰す
その蚊の命がぴこりんの手で
一瞬のうちに奪われるのが怖い。
もはや本当に病気だった。
テレビを点けるとニュースをやっている。
ゲストのおじさん。
たぶんこの人は60歳くらい。
あと50年くらいがヒトの限界。
考える。
実際は20年くらいなのかな??
人生の3/4が終わってるのか。
怖くないかな??
考える。
ぴこりんは25だから
100まで生きても1/4か。
あとこれを3回やったら死ぬのか。
考える。 怖い。
もうカレンダーを見るのも怖い。
今は2014年。
産まれた時は1989年。
2000年問題とか覚えてる。
ついこの間のようだった。
そこが生誕から今までの折り返し。
むしろちょっと昔寄り。
時間の流れの速さが怖くなる。
この数字が増えてって
2020 2030 2040
どこまで?? 怖い。
2100 間違いなく死んでる。 怖い。
1ヶ月が経過すると
死に1ヶ月近づいたことになる。
マジで怖い。
1日が経つと1日近づく。
毎日死に近づいている。
怖くてたまらない。
1日の終わりが来ないでほしい
寝るのがイヤになった。
寝ると近づく気がした。
思い出す。
寝なくても死ぬのだが。
そんなことが頭の中をぐるんぐるん回っていた。
恐怖に支配されたぴこりんは
仕事中もずーっと死について考える。
手に入る情報が全て死に結び付いた。
他の人を見れば
「この人、死ぬこと気づいてないんだな
ネコを見れば
「ヒトより短い命…かわいそうに…
ひどいところに至ると
産まれたての赤ちゃんを連れた女性を見かけると
「この赤ちゃんも死ぬんだ。
産まれてきたからこそ死ぬ。
新しい命もかわいそうなことだ…
「このお母さんも
いつかはこの子と死別するんだなぁ
なんて切ない世界なんだ…
になる。
自分でも思う。
病気だ。
でも真理でもあると思っている。
でも実際病的神経質である。
悩んだ。
ぴこりんを一番救ってくれたのは友達だった。
友達と遊んでいる瞬間だけが
一瞬ではあるが死を忘れる時間だった。
夜中にカラオケしたり
話し込んだり
時には泊まってもらって
気を紛らわす日々が続いた。
友達の存在に気付いたぴこりんは
辛うじて精神を繋ぎ止めてる感覚があった。
友達がいなかったら気が狂ってたかもしれないね。
人に迷惑をかけながらも
辛うじて寝る術は手に入った。
朝起きる。 洗顔。
フリーターらしいスロースタートで始まる。
もはやルーティンになってんだな。
寝癖整えながら思うんだ。
「あぁ 今日もオレ
…生きてやがんだよなぁ
そんな調子でスタートして
死の恐怖に打ち勝とうと何かを探す。
そして何かをし始める。
しかし、そこにやはり付き纏う。
死。
こいつがジャマをしてきた。
何しよっかなー…
そだ、ベース弾こう
ベースを弾きはじめる。
しかし、気づく。
「ベース上手くなりたいけど…
なってどうすんだ??
結局死ぬんじゃん。
死んだら… 何も残らんし…
上手くなっても仕方ないじゃん。
ベース弾きたい感情が失せる。
とりあえず飯にするか。
「…何食べよ??
…何を食べても死ぬんだしな。
何食べても一緒か。
美味いもんとか…いーや
…このお煎餅でいっか
となる。
そして
「…煎餅食べても死ぬっちゅーねんっ!!
どないせーっちゅーんじゃっ!!!!
ばちーんっ
食べない。
1日に1食でも重たいくらいに
ぴこりんの食欲は無くなった。
そして何もしないうちに夜になり
「あぁ… 死に近づいた…
恐怖の時間がやってくる。
もうエピソード記憶なのだろうか??
自分のベッドを見ると怖い。
横たわると怖い。
電車の座席の方が楽に眠れるくらい。
ぴこりんの生活から一切のやる気が無くなった。
もう何をしても死ぬんだから
何をやっても同じ。
非情に残念な事に
何をやっても自我がなくなるんだから
関係ないのだ。
ぴこりんがベース超絶上手くなったとしよう。
もはやポール・マッカートニーと肩を並べたとしよう。
死にます。
武道館に行ってワンマンライブやったとします。
チケットは2秒で完売でした。
ぴこりんの名は全世界に轟きました!!
ぴこりんが歌えば人だかりだとしましょう。
死にます。
残念ながら生きている間だけ「どやぁ」です。
死んだら何も残りません。
ぴこりんが会社勤めで年収1000万になったとします。
裕福です。
子供は良い教育を受け成長し
奥さんは美人。
頑張って富・地位・名声築き上げたとします。
死ぬんですよ。
頑張っても死ぬんです。
今ゴロゴロしてパズドラやって
「やったー♪スキルマー♪
オレつえぇwwwwwwww
してても死ぬんです。
何も残りません。
イヤです。
もう何もしなくて良いじゃん。
完全に無気力になりました。
仕事とかしたくない。
人生限られた時間しかないのに
縛られる時間とか
1秒もいらんっ!!
って
心の底から思いました。
仕事 ⇒ 寝る ⇒ 仕事 ⇒ 寝る
とかバカじゃん。
って本気で思いました。
遺残たっぷり残す
とかマジでバカでしょ。
って本気で思いました。
生きてるうちに何かしなきゃわかんないんだから
意味ねーだろが
って本気で思いました。
荒みます。
街で歩きタバコして闊歩し
人を殴り脅かし
挙句にお金を奪い取って
その人の命を奪い
人を裏切り
自分は楽して自由に生活しようとする
人を人と思わない人がこの世にはいます。
でもその人も死ぬんですね。
今とてつもなく嫌われてるかもしれない。
でも死んだら評価とか関係ない。
家族とかできないかもしれない。
でも死んだら一緒にいられない。
むしろ失う悲しみと
自分が先立つ時に生まれる不幸を
その人は持たない。
もう、それでも良いんじゃないか??
混乱しました。
とことんやる気を失ったぴこりんは
負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいました。
そして最終段階に差し掛かります。
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い
ぴこりんで脳内メーカー作ったらこんな感じだろうね。
で、考える。
死んだらどうなんだろな??
実際のところ死んだら考えもなくなるし。
産まれてくる前は生きてないんだから
死んでるのと同じ??
じゃあ死ぬのは…
やっぱ怖い。
でも死ぬのが怖いって考えてるけど…
やっぱ死んだら楽なのかな??
死んだら… 楽なのかな??
…死んだら …楽なんだろな。
あぁ… 死ぬの怖いけど
死んだら怖くないんだ。
今一瞬で死ねたらなぁ
楽だなぁ…。
アカンやつやっ!!!
Σ(`=ω=´;)がーん
そう、
ついに自殺を考えるようになってしまったんですね。
死恐怖症なのに自殺って不思議でしょ??www
でもね、 合理的部分もありますよ??
・死にたくない
・お父さん死なないで
・お母さん死なないで
・周りの生き物も死なないでくれ
しかし、全てが叶わぬ願いです。
しかも、それの多くを目の当たりにするでしょう。
お父さんが死ぬ時を迎える。
お母さんが死ぬ時を迎える。
そしてゆくゆくは自分が死ぬ。
全部イヤです。
いつか来ます。
でも自殺すると…
なんと自分が死ぬだけなんですね。
後のことはぴこりんの中には存在しません。
お父さんの死とか
お母さんの死とか
そういうのないです。
実際はいつか死にます。
けどぴこりんの中にはないんですね。
なんということでしょうか。
凄まじい発見でした。
でもやっぱ怖いからやめときます。
車のローンもあるし
みんな泣くかもだし。
てか
命を粗末にしちゃいけません(`・ω・´)
一瞬大発見に思えた自殺は
結局死の恐怖に押し潰されたし
やっぱ小保方さんがスタップ細胞完成させて
脳細胞復活からの不死ができるかもだから
やめときます(`=ω=´*)
ぴこりん、 友達に相談しました。
仲の良いしゅんちゃんですね。
いつもありがとね!!
今日も楽しかったぞ(`=ω=´*)
しゅんちゃん、心理学やってるじゃんね。
え?? 知らんて??
過去参照(あると思ふ…)
相談したんさ。
死ぬのが怖いだの
無気力だの
寝られないだの
食欲ないだの。
しゅん「うんうん… そかぁ…
それはおま(中略
うつ病かもし(中略
早めに病院行っ(中略
薬もらってく(後略
って感じwww
しゅんちゃん、ごめんねwww
ま、実際けっこう長く話してくれたんだけど
すんげぇ落ち着きました。
心理学すげぇな時間でした。
そんなこんなもあって
病院行こうかなって思った。
うん。
そしてとある土曜日、
病院に行きましたよ。 ええ。
もうどこ行ったら良いかわからなくて
交番で聞いたり。
別の症状で内科に行った時に
精神科的なとこってどこにあります??
とか聞いたり。
お家から遠いとこしか教わらなかったので
スマホで調べたお(`・ω・´)どやぁ
最寄駅の前にあった心療内科ってとこに。
心療内科とか初耳すぎて不安だったけどね。
そしたらねー
土曜日だからすんげぇ混んでた。
どのくらい混んでたかって
呼ばれるまで1時間ちょっとかかった。
もうそれは気の遠くなる程長い時間のように
感じそうでしょ??
爆睡してて一瞬だった(`=ω=´*)
診療受付時間を1時間以上オーバーして
診察始まったぴこりん
医者「はいはい、 どーしました??
ぴこ「かくかくしかじか…(←便利ー)
医者「そーですかぁ…
ちょっとチェックシートやってもらえる??
ぴこ「はぁ…
~チェックシート~
そして裏から身支度整えてお医者さん登場。
医者「すまんね、今日はこれから会議があって…
……ん~ はいはい
お薬出しときますね。
また今度土曜日外して来れないかな??
ゆっくり問診したいんだけど
ぴこ「いらっ(´・ω・`)
頭おかしくなりかけてるぴこりんには殺意が芽生えた。
ぴこ「今日ダメなんですね。
わかりました。
いつ来れば??
医者「~~日はどうかな??
ぴこ「給料日前だからムリ
医者「あぁー 難しいかー
じゃあ 電話下さい!!
(…………。)
Oo(`・ω・´)
まぁもうちょい早くに来なかったぴこりんにも非はあるし
殺してもぴこりんは死ぬし、
めんどくさいから生かしとくことにした。
だいぶ長めに(お給料日後まで大丈夫なように)
薬が処方されていた。
意外と良いやつ??なのかもしれない。
ちなみにそれからここには行っていないwww
お薬を貰った。
チェックシート、だいぶチェック入ったぴこりん。
その病気はうつ病だった。
貰ったお薬は
抗鬱作用だったり
焦燥感をとったり
精神安定であったり
そういう効果のある薬だった。
しゅんちゃん正解です。おめでとござます。
ぴこりんはその日からそのお薬を飲んでみることにした。
薬は朝晩2回飲むやつと
睡眠導入の効果があり
一日気分を緩和してくれる効果のある夜用のやつと
2種類出た。
飲んでみると不思議、
忘れられたわけではないが
死の恐怖が抑えられた感じだった。
「結局死ぬのがなくなったわけじゃないからなー
結局死ぬんじゃんねー…。
…まいっか
程度で済むようになった。
そして夜眠れる。
てか薬飲んでパズドラやってたら
いつの間にか朝目が覚める。
すごかった。
すっと眠りに入れて
むしろ入り過ぎて仕事9時間の大遅刻したwww
日中の気怠さや眠気と引き換えではあったが
睡眠を取り戻すことに成功した。
ここでだいぶ精神的に取り戻せた感がある。
ありがとう!!医者の先生!!
…もうあそこには行かないけどwww
だいぶ死に関する恐怖や焦燥は減った。
でもまだある。
やっぱり夜になると怖くて
今も後ろにあるベッドが怖い。
先にも書いたが、
大叔父さんが先週死んだ。
癌だった。
大叔父も知っていた。
手術する体力のある年齢ではなく
薬で進行を抑えるだけの治療しかできない症状。
もはや死を待つのみの体だったのだ。
それを知った大叔父は
全ての治療を断った。
家族に迷惑がかかる と言っていたそうだ。
が わかった。
大叔父もぴこりんと一緒だった。
どうせ死ぬ ムダな治療
薬打っても死ぬ 打たなくても死ぬ
何をしても死ぬ
じゃあ何もしねーよ
だった。 言われる前にわかった。
大叔父に会いに行った。
はっきり言おう。
めっちゃくちゃ行きたくなかった。
最後に触れた死はじーちゃん。
その後に死恐怖症になっている。
今まさに死を待つ大叔父に触れることが
本当に正解なのかわからなかった。
でも なんとなく感じた大叔父の無気力が
ぴこりんの足を運んだ。
オレが行かなくて誰がわかんだよ
って思った。
基本的に大叔父は面会を断る。
調子悪いだのなんだの言うらしい。
からアポなしで行ってみた。
大叔父はびっくりした様子で怒って
帰れだのなんだのって文句並べた。
そんな大叔父の手足はむくみ
変な色になっていて
癌のせいかはわからないけど
誰が見てもな状態であった。
心の奥底から湧き上がる。
やっぱり来た。焦燥感や恐怖。
行くまでにずーっと何を言ったら良いかわかんなかったけど
大叔父を見て自然と
「投げちゃダメだよー
と言ってしまった。
大叔父は態度を変え
「とは言ってもどうしたら良いのかわかんねーんだよ
といつもの様子だった。
…って言ってぴこりんが答えられるなら苦労しない。
それで悩んでる人の1人なんだよね。
仕方ないから自分の話をしてみた。
もちろん、死の話なんてしない。
今ある無気力の話。
何をしたら良いのかわからない話
何をすべきなのかもわからない話
ただただぴこりんが喋った。
「そうかー…
そうかー…
オレもわかんねーなー…
と悲しそうな顔をしてしまう大叔父。
2人で負のスパイラルしそうだった。
大叔父がまた塞ぎ込んでしまうのが怖いので
昔話をしてみた。
もちろん、去年死んだじーちゃんの話とかには
絶対に繋がらないようにだ。
大叔父は都内でラーメン屋をやっていた。
しがない街のラーメン屋。
お世辞にも繁盛なんて言えないお店。
ぴこりんもお父さんに連れられて行ったことがあって
ほんの数回だけ行ったことがあった。
ぴこりんもラーメンやってたので
ラーメンの話をした。
大叔父のイメージって
ラーメンとお酒と真っ赤な顔と大きな笑い声。
話が弾んで聞かれる
「おじさんのラーメン美味しかったろ??
ぴこりんが大叔父のラーメンをご馳走になったのなんて
もう20年ちかい昔の話になる。
それから食べたことなんてないし
ラーメン好きなぴこりんは今まで多くのラーメンを食べた。
大叔父のラーメンの味なんて覚えているはずもない。
大叔父も実際それくらい考えればわかるはず。
それに、死にゆく人にウソなんてつきたくない。
「いやーもうオレ25だよ??
あんときはだいぶ小っちゃかったからー
さすがに思い出せないなーwww
大叔父は笑った。
「だろーなー!!!
美味かったなんて言われた日には
どーしてやろーかと思ったよ!!!
声でけ…(`=ω=´;)
じゃなくて
ウソつかなくて良かったわ。
「でもね、おじちゃん、
おじちゃんの楽しそうな笑顔は覚えてんだ。
おじちゃんって聞いて一番に思い浮かぶのは
お酒飲みすぎて真っ赤になって
そのおっきな声で騒いでるおじちゃん。
二番目はあの時の「うまいだろー??」って
楽しそうに聞いてくるおじちゃんの顔なんだよ。
って言った。
「そうかぁ!!!
いやー おじちゃん嬉しいよー
産まれてきて良かったなぁ
って笑ってた。
心の底から思ってるのか
お世辞なのか
わかんない。 けど
どっちでも良い。
大叔父が思ってようとなかろうと
そんな言葉が心のどこかに置いてあっただけで良かった。
けっこう自宅で渋っていたので
病院についたのも遅い時間。
これが幸いして
口から言葉がこぼれる時に
同時に涙がこぼれそうな時間に終止符が打てた。
「じゃ、帰るねぇー
「おぉ?? もー帰んのかい??
「www おじさん、帰れって言ってたじゃーん??
「なんだぁ もっといれば良いのによ
「また来るからさ!!
次会う時までには
ラーメン作れるくらいまで回復しておくこと!!
宿題ですwww
「どーだかなー
まー 頑張ってみっけどよーwww
「やるのっ!!
またね!!
大叔父のラーメンが美味しかったのかどうかは
笑顔の思い出の中に消えていった。
大叔父に会いに行って良かったって思った。
大叔父は死の無気力だったみたいだけど
お父さんがお見舞いに行くって言ったのも受け入れたし
笑うことも増えたそうだ。
ぴこりんの中には大叔父がいて
大叔父はそれを知って嬉しかったみたいで
あの状態になった大叔父の口から
生に対する感謝を聞けたのだ。
新生児を見て哀れに思ったぴこりんだったが
産まれるということが不幸の始まりだと思ったが
大叔父が答えを見せてくれた。
感謝したい。
今日25日、ぴこりん給料日なのね。
やったね(`=ω=´*)
だから今日病院行きます。
まだまだ怖いよ。
まだまだ無気力になるよ。
でも調子は上がってきてる。
ぴこりんも大叔父のように
豪快に笑って
最期には感謝していけるように
少しずつだけど
今日を精一杯になれるように
また戻れるように
頑張って生きたいと思います。