そこにやりたいことがあるから
全力で走りたいと思ったんだ。

走らなければ後悔が残る。
だから
全力で走りたいと思ったんだ。


人は言う。
ひとつの道を頑張って進めと。
人は言う。
ひとつの道を無我夢中で進めと。


長いようて短い人生
好きに生きたいのは当たり前で
自分で決めたいのが当たり前。

それだけじゃどうにもできないのは
まわりと一緒に生きてるから。


進みたい道がある。
願わくば
認められて進みたい。

何もかもを捨てる決断をするには子供で
何もかもをされるがままでいられるほど子供じゃない。

大人なんだから自由にしたいけれど
大人なんだからと放っておかれたら生きてはいけないだろう。


やりたいことがある。
ふたつめの道は
スタートさえも見えない。

その先に明るい未来がある保証はない。
けれど
走りきってみなければわからない。

後悔するなら
やるだけやった後でしたい。
ゴールに光がなかったら
そのときは潔く諦めるから
走ることを許してほしい。


躊躇うのは
ふたつも道を行くことがわがままだとわかっているから。

それは個人の夢でしかないけれど
せめて反対されたくないんだ。
あわよくば
見守ってほしいんだ。
それがわがままだとわかっていても
あたしは一人じゃ生きられないから。