どうして今
あたしは生きてるんだろうか
と。
なぜ死ぬことが悪いのか
と。

行き場を失った
世界を失った
目的を失った

わからない。
どうして生きたいと願うのか
どうして死にたいと願うのか。

死にたい。
チガウ。
生きたくない。
生きたくないんだ。

何のために生きる
何のために死ぬ
そんなのわからない。


ただわかるのは
あたしが生きたところで世界はかわらなくて
あたしが死んだところで世界はかわらない。

悲しむ人なんてたかが知れてるの。
あたしが愛した人たちは
あたしが死んでも気付かない人ばかり。

かわらない世界にどうして生きるの。

死ぬことを逃げるだなんていわないで。

その選択は最後の希望なの。
当人にとっては前進なの。

逃げたわけじゃない。

ただ
不平等で理不尽な世界に
嫌気がさした。
この世界にあたしはいらないのねって気づいただけなの。


疲れた。
チガウ。
チガウ。
チガウ。

生きたくなくなった
ただそれだけのこと。


今ならきっと後悔はない。
この世界から出ることが
あたしの前進なんだから。





別に
今すぐ死ぬとか
そゆことじゃなくて。
ただ、あるでしょ。
なにもかも
人生、未来、命さえも
投げ出したくなること。

…きっかけは学校だった。
クラスが嫌になって
行くことに疑問を感じて。
それで考えた。
やめたら自分はどうするのか
どうしたいのか。

何も浮かばなかったわけじゃない。
だけど
どうしても生きたい理由にはならなくて
夢までの道のりを頑張りぬく自信もなくしてた。

それで思ったんだ。
今なら死んでも後悔しない、って。