信じると決めてから
何度裏切られただろう。

何度
涙を浮かべただろう。


信じなければよかった
いっそそう思えたら
どれだけ軽くなれるのか
考えずにはいられない。

だけど
裏切られる可能性が高くても
信じることを選んでしまう。

好きだから。
ただそれだけ。


自分で選んだはずなのに
いざ裏切られてしまうと
どうしていいかわからなくて
逃げたくなる。
好きをやめられたら
ラクなのに。

今の自分には
好きをやめることもまた
苦でしかない。

だから何度も信じてしまう。


いつか
願いは届くのだろうか。
いつまで自分は
信じてられるんだろうか。



ただ
知ってしまった。
信じる前に
伝えなければならないことを。

それを知ったことで
また一層に辛くて
どうしていいか
わからなくなるんだ。


それでも
書かなくちゃいけないんだ。
書かなくちゃ変わらないんだ。

全員に手紙を書く。

自分との約束。

プラスな内容だけでは
なくなってしまうだろう。
これが最後のチャンスに
なるのかもしれない。


伝えよう。
楽しかった事実も
嬉しかった気持ちも
悲しかった真実も。


結果がどうであれ
前に進まなければならないのだから。