幸村との試合が

終了した金ちゃんの場面から。


下手から白石の登場。



<白石>

あれが神の子
聞きしに勝るすごさや

まさに神業
対戦相手は無力や

<金ちゃん>

これが神の子
なんという力なんや
これが神の子
わいは力なきしもべ
(ひざをつき倒れこむ)


<立海全員>

(立海全員がベンチから立ち上がり

奥コートで幸村を囲う)

神の子それは幸村
神にえらばれし男
勝つとか負けるとかではなく
やつはテニスを支配する
対戦相手のそのさまは
やつが操るマリオネット

自分の意思では動けない
身も心も幸村次第
(円で順に入れ替わりながら

幸村にラケットを向けはやられていく)

だからやつは神の子
幸村幸村
神に選ばれし男
神に選ばれし男
(奥コートで幸村を囲い

片ひざをついてあがめる)


(このときステージには立海のみ。

曲調が変わり

ステージ上が赤く染められる。

イントロで円を崩し

ジグザグに並ぶ)


<赤也>

ここまできて
立ち往生かよ
(前に出ながら)


<全員>

青学デッドエンド
(ラケットを構える)


<仁王>

ここまできて
爪が甘いぜ

(前に出ながら)



<全員>
青学デッドエンド
(ラケットの先を下に向ける

いつものキメポーズ)


<ブン太>

お前ら所詮崖っぷち
(前に出てラケットを客席に向けて)


<ジャッカル>

危ない橋を渡ってるんだな
(前に出ながら)


<柳生>

もう回り道さ探すことはできない
(前に曲線を描きながら出て

メガネを直す)


<全員>

行き止まりの一方通行
デッドエンド
(前に出ながら

柳生は下がりながら)


<蓮二>

もう勝ったも同前
不戦勝も変わらない
(前に出ながら)



<全員>

俺達のやる気に
水をさすなよ
越前リョーマ
今までの努力を
無駄にする気か
越前リョーマ

<幸村>

あとしばらくだ
あとしばらくの
猶予をやろう
それが俺の余裕の証
お前が記憶を取り戻し
試合をしたとしても
俺の勝利は変わらないけれど
(前に出ながら

ゆっくりと腕を組んで)

今お前にやろう
俺の余裕
今お前にやろう
俺の余裕

(センター手前に幸村中心に集まり)


<全員>

青学デッドエンド



暗転。